掌編をよむ幻たち
嵐が丘をよむよりも掌編をかくよりも、
まつむらきようこ淫らな光景の衝撃を。
どうして私が掌編をかけるの。
まつむらきようこ消えないの。
消えないことの葛藤かかせて。
嵐が丘よりも掌編よりも、
まぼろしとの格闘だけを。
まつむらきようこ着衣のあおむけ。
どうして淫らな印象あおむけなの。
嵐が丘の小説もよめない。
どうして掌編をかけるの。
かけるはずがない。
小説もよめないの。
どうしてかけるの。
まつむらきようこいざかやの姿は衝撃だ。
くちびるを望まれる路上の光景は衝撃だ。
おとこが弁護士を必要とするならば、
私には精神科の医師を必要とさせて。
見せられた光景がいまも眼から消えない。
このように言うことが嵐が丘よりも重要。
どうして私を脅かすの弁護士とは何なの。
だから何なの見たもの見たまま言わせて。
嵐が丘よりも小説よりも、
掌編よりも何よりも光景。
眼から消えない光景をかたれなければ。
おとこから自由を奪われてはいけない。
そうでしよう。
