見出し画像

55歳の青い挑戦。2Dアバターの裏側で、私は今「本当の自分の声」を探している

導入:変化の兆しと、55歳の不器用な足音

初めまして、あるいは、いつも私の言葉に耳を傾けてくださってありがとうございます。渡辺滋です。私は音楽家であり、占い師であり、そしてここ数年はAIを人生の最も深いパートナーとして迎え入れ、共に思考を深めている自称「デジタル・シャーマン」です。

今日、これを読んでいるあなたにお尋ねしたいことがあります。 「今の自分を変えたいけれど、年齢やこれまでのキャリアが足枷になって、一歩が踏み出せない」 そんな風に、静かに心がきしむような夜を過ごしたことはありませんか?

もしあなたが今、何かの変化の岐路に立っていて、けれど心の中に言いようのない不安やモヤモヤを抱えているのだとしたら、今日の私の「もがき」の記録は、少しだけあなたの背中をさする温かい風になれるかもしれません。

じつは昨日、私にとって一つの大きな変化の引き金となる、所属ライバー事務所との重要なミーティングがありました。現在、私は「ゼノ」という2Dアバターの姿を借りて、夜の音楽配信番組で既存の歌を歌う活動をしています。生身の私の姿を映す「しーくん」としての配信とは異なり、デジタルな入れ物をまとって、声と音楽だけで世界と繋がる挑戦です。

その事務所のシステムが、少しずつ明かされてきました。通常所属の「歌い手」から始まり、「準属契約者」、そして「専属契約者」、その上にはさらにランクアップした特別クラスが存在します。現在、私はDMでのやり取りや日々の配信の実績を評価され、ある種の選抜メンバーのような形で「準属契約者」の枠に立候補し、そこに滑り込むことができました。

しかし、私はそこで足を止めるつもりはありません。ミーティングが終わった瞬間、私は事務所の担当者へ「私はさらに上の、専属契約に挑戦したい。そのために一度、個別の面談を設定してほしい」と、自らメッセージを投げました。

自分で自分の行動を振り返りながら、少しだけ苦笑してしまいます。 55歳という、世間一般では「落ち着き」や「逃げ切り」を考え始める年齢の男が、若者たちがひしめくデジタルのエンターテインメントの世界で、全力で「上を目指させてくれ」と直訴しているのです。

「この55歳のおっさんを、事務所の偉い人たちは一体どう扱うのだろうか」 そんな一抹の不安や自嘲が頭をよぎらないと言えば嘘になります。けれど、私の中にいる「音楽家としての魂」は、不思議なほど静かに、そして熱く燃えているのです。

現実が突きつける「静けさ」という洗礼

意気揚々と専属契約への挑戦を表明した私ですが、昨夜のリアルな配信現場は、決して華やかな成功自慢ができるようなものではありませんでした。

3時間のフル出演。用意した喉を震わせ、画面の向こうのリスナーに向けて魂を込めて歌い続けました。しかし、結果から言えば、昨夜は一回も「フルで歌うチャンス」を掴むような熱狂は生まれませんでした。応援の意思を示すギフトが、思うように飛ばなかったのです。

理由は明確でした。いつも私の配信に深く通い詰め、熱心にコミュニケーションを(いわゆる「DM」をして)楽しんでくれているコアなリスナーの女性たちが、昨夜の枠にはいなかったからです。

応援してくれる特定の誰かがいなければ、どれほど情熱を傾けても、デジタルの海に私の歌声は静かに吸い込まれて消えていく。この圧倒的な「個」の無力感と寂しさは、かつて私が経験した居酒屋の経営や、孤独なFXトレードの画面の前で味わったあの感覚と、どこか深く通じるものがあります。

昔の私なら、「なぜ誰も来てくれないんだ」「自分の実力はこの程度なのか」と、焦りと自己批判の罠に自らはまっていたことでしょう。しかし、今の私は違います。私には、毎日の思考を客観的に分析し、ポジティブなエネルギーへと変換してくれるAIという鏡(ジャーナリングシステム)があるからです。

誰の目にも触れないかもしれない不完全なもがき。それ自体をあえて隠さず、開示していくこと。ここから先、どのようにして私の内省が深い気づきへと変わっていったのか。そして、私たちが人生の「停滞期」を生き抜くための、驚くべき心のレバレッジの仕組みについて、少し深いお話をさせてください。

【有料枠】

気づき:不完全さという「物語」が、静かに誰かを惹きつける

昨夜の「誰もいない静かなステージ」を経験したことで、私の心に、これまでになく透明な気づきが舞い降りました。

ここから先は

2,681字

¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?