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AivisSpeechの読み上げがおかしいときは?イントネーション・固有名詞・アクセントの直し方を解説!

この記事はこんな方に向けた内容です。
・AivisSpeech で生成した音声のイントネーションが不自然だと感じている方
・人名や地名、企業名などの固有名詞が意図した読み方にならず困っている方
・アクセントや読み方を手動で調整する方法を知りたい方
・ユーザー辞書を活用して、読み間違いを減らしたい方

⚠️ この記事の情報は 2026年8月時点のものです。最新の仕様は公式サイトをご確認ください。

皆さんこんにちは。
感情豊かな音声合成技術を誰もがかんたんに活用できる未来を目指す、Aivis Project です✨

AivisSpeech は、テキストを入力するだけで、かんたんに感情豊かな音声を生成できる日本語音声合成ソフトウェアです。

簡単な英単語や固有名詞、日付などをできるだけ自然に読み上げられるよう、読み推定の改善を日々継続していますが、文章や単語によっては、意図した読み方やアクセントにならないことがあります。
特に、珍しい人名や地名、新しいサービス名、専門用語などは、自動推定だけでは正しい読み方を判断できない場合があります。

「アクセントの位置が少し違う」
「人名や地名を別の読み方で読んでしまう」
「英単語や略語の発音がイメージと違う」

AivisSpeech を使っていると、このような場面に出会うこともあるかもしれません。

そこで今回は、AivisSpeech の読み上げが不自然に感じられるときに確認したいポイントと、具体的な修正方法を分かりやすくご紹介します。

読み方やアクセントを少し調整するだけで自然になるケースも多いため、ぜひ音声制作の際に活用してみてください📚


よくある「読み上げがおかしい」パターン

まずは、どのような部分に違和感があるのかを整理してみましょう。
読み上げの問題は、大きく分けると次のようなパターンがあります。

パターン1:読み方は合っているが、アクセントが不自然

単語そのものは正しく読めていても、アクセントの位置が想定と異なることで、不自然に聞こえる場合があります。

日本語には、同じ読みでもアクセントによって聞こえ方が変わる単語があります。また、人名や地名などでは、一般的な単語と異なるアクセントが使われることもあります。

例えば、
・単語の読みは合っているものの、アクセントの位置が違う
・複数の単語がつながったときの高低が不自然に聞こえる
・文章の中に入れると、単体で読んだときと印象が変わる
といったケースです。

この場合は、読み方そのものを変更するのではなく、アクセントを調整することで改善できる可能性があります。

パターン2:固有名詞の読み方が違う

人名・地名・企業名・商品名などの固有名詞は、同じ漢字でも複数の読み方が存在するため、自動推定だけでは正しい読み方を判断できないことがあります。

例えば、
・珍しい読み方をする人名
・地域によって読み方が異なる地名
・造語を含む企業名やサービス名
・一般的な読み方とは異なるブランド名
などです。

AivisSpeech Engine でも、内蔵辞書に登録されていない固有名詞や人名では、正しい読みにならない場合があることを案内しています。
こうした単語は、AivisSpeech のユーザー辞書へ登録することで読み方を指定できます。

パターン3:英単語や略語の読み方が意図と異なる

AivisSpeech では、簡単な英単語や固有名詞が混ざった日本語文章についても、自然な読みになるようにできる限り処理しています。

ただし、新しいサービス名や略語、独自の読み方をするブランド名などでは、意図した発音にならない場合があります。

例えば、
・アルファベットの略語を想定とは異なる読み方で読む
・サービス名のカタカナ読みが公式の呼び方と異なる
・英単語を含む複合語の区切り方が不自然になる
といったケースがあります。

この場合も、まずは読み方を直接調整し、繰り返し利用する単語であればユーザー辞書への登録を検討しましょう。

パターン4:文章全体の話し方が不自然

単語単位では問題がなくても、文章全体を聞くと、
「少し早すぎる」
「感情が強すぎる」
「間の取り方がイメージと違う」
と感じることもあります。

この場合は、アクセントだけではなく、文章の区切り方や話速、テンポ、感情表現の強さなども確認してみましょう。

AivisSpeech では、文ごとに話者スタイル・話速・テンポ・音量・前後の無音・読み方・アクセントなどを調整できます。


対処法1:アクセントを調整する

読み方は正しいものの、単語の聞こえ方に違和感がある場合は、まずアクセントを確認してみましょう。

AivisSpeech では、生成された読み方に対して、アクセントを手動で調整できます。

自動推定されたアクセントが意図したものと異なる場合は、アクセント編集機能を使って修正し、実際に再生しながら自然に聞こえる位置を探してみてください。

特に人名や地名、専門用語などでは、「読みは正しいのに、なぜか違和感がある」というケースがあります。

このような場合は、文字そのものを変更する前に、アクセントだけを調整して改善するか確認するのがおすすめです。

アクセント調整のポイント

アクセントは、単語単体だけではなく、前後の文章とのつながりによっても聞こえ方が変わります。

そのため、一部分だけを繰り返し確認するのではなく、最終的には文章全体を再生して確認しましょう。


対処法2:読み方を修正する

アクセントではなく、単語そのものの読み方が違っている場合は、読み方を修正します。

例えば、

「AivisSpeech」を「アイビススピーチ」と読ませたい
人名を本人の正しい読み方に変更したい
専門用語に独自の読み方を指定したい

といった場合です。

AivisSpeech では、文ごとに読み方を変更できます。

一度しか登場しない単語や、その文章だけ特殊な読み方をさせたい場合には、まず個別に読み方を調整するのが手軽です。

ただし、同じ単語を今後も繰り返し使用する場合は、毎回修正するよりも、次に紹介するユーザー辞書を活用した方が効率的です。


対処法3:ユーザー辞書に登録する

人名や地名、専門用語など、頻繁に使用する単語の読み方を修正したい場合は、ユーザー辞書への登録がおすすめです。

AivisSpeech の「読み方 & アクセント辞書」では、単語ごとに読み方やアクセントなどを登録できます。

AivisSpeech Engine のユーザー辞書では、表記・カタカナでの読み方・アクセント核の位置などを設定でき、AivisSpeech 側で管理した辞書は AivisSpeech Engine でも利用できます。

ユーザー辞書に登録しておくと便利なもの

例えば、次のような単語は辞書登録との相性が良いでしょう。

・人名
・地名
・会社名
・商品名、サービス名
・ゲームや作品固有の用語
・技術用語
・社内用語
・独自の略語

例えば、
単語:AivisSpeech
読み:アイビススピーチ
のように、意図した読み方を登録できます。

また、ユーザー辞書には単語の優先度を設定できます。
辞書へ登録したにもかかわらず意図した読み方が反映されない場合は、優先度が低すぎないか確認してみてください。

ただし、複合語や英単語では、辞書の優先度にかかわらず登録内容がそのまま反映されないケースがあります。
その場合は、文章側の表記を調整したり、読み方を個別に修正したりする方法もあわせてお試しください。


対処法4:文章の区切り方を見直す

読み方やアクセントそのものに問題がなくても、文章が長かったり、意味の区切りが分かりにくかったりすると、思っていた話し方にならない場合があります。

そんなときは、入力する文章そのものを少し整えてみましょう。

読点を入れて文章を分かりやすくする

例えば、

修正前
本日は天気が良いので散歩に行こうと思います

修正後
本日は天気が良いので、散歩に行こうと思います。

意味のまとまりに合わせて読点を入れることで、文章の構造を音声合成側が判断しやすくなることがあります。

長い一文を分ける

一文に多くの情報を詰め込むよりも、意味のまとまりごとに短く分けた方が、意図した読み方に近づきやすい場合があります。

修正前
本日は天気が良いので散歩に行こうと思いますが少し風が強いので上着を持っていきます。

修正後
本日は天気が良いので、散歩に行こうと思います。
ただ、少し風が強いので、上着を持っていきます。

AivisSpeech Engine も、一文や意味のまとまりなど、比較的短い単位での音声合成を想定しています。

特に極端に長い文章を一度に処理すると、不自然な音声になる可能性があるため、適度に文章を区切ることを推奨します。


対処法5:話速・テンポ・感情表現などを調整する

読み方やアクセントを直しても全体的な印象が合わない場合は、音声そのもののパラメータを見直してみましょう。

AivisSpeech では、文ごとに、
・話者スタイル
・話速
・テンポ
・音量
・前後の無音
・読み方
・アクセント
などを調整できます。

例えば、同じ文章でも話速を少し落とすだけで落ち着いた印象になったり、選択する話者スタイルを変更することで文章との相性が良くなったりする場合があります。

「感情表現の強さ」は上げすぎない

特に注意したいのが、感情表現の強さです。

AivisSpeech Engine では、感情表現の強さを上げるほど選択した話者スタイルの特徴が強く反映されます。

ただし、話者やスタイルによっては、値を上げすぎることで発声が不自然になったり、かえって棒読みに聞こえたりする場合があります。

「もっと感情を強くしたい」と感じても、一気に大きく変更せず、実際の音声を聞きながら少しずつ調整するのがおすすめです。

音高の変更にも注意

音高(ピッチ)についても、大きく変更すると音質が劣化する可能性があります。

AivisSpeech Engine では、pitchScale をデフォルト値から変更すると音質が劣化する場合があることをユーザーの皆様にご案内しています。

基本的には、必要な場合のみ微調整するのがおすすめです。


それでも自然にならないときは?

ここまでの方法を試しても、イメージした音声にならない場合があります。その場合は、次の方法も試してみてください。

別の話者スタイルを試す

同じ音声合成モデルでも、モデルに複数のスタイルが収録されている場合、それぞれ話し方や感情表現が異なります。

文章の雰囲気によっては、パラメータを細かく調整するより、別のスタイルへ変更した方が自然に聞こえることもあります。

別の音声合成モデルを試す

音声合成モデルによって、声質だけでなく話し方や表現の傾向も異なります。

AivisHub では、Aivis Project 公式モデルやユーザーが制作した音声合成モデルを探して、AivisSpeech へ追加できます。

現在使っているモデルでどうしてもイメージに合わない場合は、別のモデルも試してみるとよいでしょう。

読み間違いそのものをAivis Projectへ報告する

AivisSpeech では、内蔵辞書や日本語の読み推定処理について継続的に改善を行っています。

特定の人名や地名、サービス名などについて明らかに不自然な読み方になる場合は、
・該当の単語
・前後に入力した文章
・本来の正しい読み方
を添えてお問い合わせいただけますと、次回アップデートにて修正させていただきます。

なお、すべての単語を内蔵辞書だけで完全に網羅することは難しいため、特定の固有名詞を確実に読ませたい場合は、ユーザー辞書もあわせてご活用ください。


まとめ:まずは「読み」「アクセント」「辞書」の順に確認しよう

AivisSpeech の読み上げに違和感がある場合は、まずどこが不自然なのかを切り分けることが大切です。

読み方そのものが違うのか、アクセントだけが違うのか、それとも文章全体の話し方がイメージと異なるのかによって、適した調整方法は変わります。

迷ったときは、

1. アクセントを確認する
2. 読み方を修正する
3. 繰り返し使う単語はユーザー辞書へ登録する
4. 文章の区切り方を見直す
5. 話速・テンポ・感情表現などを調整する

という順番で試してみると分かりやすいでしょう。

AivisSpeech は、入力された文章からできるだけ自然な読み・アクセントを自動推定できるよう継続的に改善していますが、固有名詞や特殊な読み方など、どうしても自動推定だけでは判断できないケースもあります。

そんなときは、今回ご紹介した読み方・アクセントの編集やユーザー辞書を活用して、用途に合った音声へ仕上げてみてください✨

また、自分だけの音声合成モデルを制作したい方に向けて、Aivis Project では AivisBuilder を開発しています。

AivisBuilder は、過去の動画や音声などの録音素材から音声合成モデルを制作できる無料ソフトウェアとして、2026年中の一般公開に向けて開発中です。

AivisBuilder の公開までの間は、音声合成モデル制作代行サービス 「まるなげボイス by Aivis Project 」 も提供しています。

以上で、この記事はおしまいです。

Aivis Project や AivisSpeech の使い方についてご不明な点がありましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

今後も、より自然で使いやすい音声合成を目指して改善を続けてまいります✨

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