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8ビットパソコンとFM音源が教えてくれたこと ― 秋の夜長に、あの頃の音をもう一度

私がちょうど小学生の頃、8ビットパソコンのブームがやってきました。中学生、高校生の時期は、その進化とともに過ごしてきたように思います。

音楽も、レコードからCDへと移り変わる時期で、まさにデジタル化が真っ盛りの時代でした。とはいえ、日常的に音楽を聴く手段としては、CDプレーヤーがまだ高価だったこともあり、カセットテープが主流でした。CDのポータブル化が身近になるのは、もう少し先、大学生になった頃だったと思います。高校への通学の途中でウォークマンで音楽を聴く、そんな生活を少しずつ始めていた気がします。

8ビットパソコンの音源チップにFM音源が搭載されたことをきっかけに、シンセサイザーに興味を持つようになりました。高校生の時にはYamaha DX7IIを使うようになり、FM音源での音作りを学ぶために、FM音源の理論書を読んだり、倍音合成やフーリエ変換に興味を持ったり……。学校の授業ではあまり役に立たないことを、勝手に勉強していました。

今では、8ビットパソコンもシンセサイザーもエミュレーターで再現され、当時の実機がなくても、パソコンやRaspberry Piで手軽に動かせる環境があります。これは本当に興味深いところです。Raspberry PiベースのPC-8001エミュレーターは本当によくできていて、BASICを動かしてみると、とても懐かしい気持ちになりました。もうすぐPC-8801mkIISRのエミュレーターも発売されるとのことで、こちらもとても楽しみに見守っています。

ソフトシンセサイザーも本当によくできていて、アナログシンセからデジタルシンセまでバリエーションが豊富で、当時の懐かしいイメージがよみがえってきます。実家にあるDX7IIの音色データをSysExデータとしてMIDI経由で取り込み、ソフト音源で再現してみたいと思うようになりました。バックアップ用の電池が生きていればよいのですが……。もう40年近く経過しているので、消えているかもしれません。

昔よく使っていたシンセサイザーの音は、昔の記憶をよみがえらせてくれます。秋の夜長に、少し楽器に触れてみたくなりました。


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