愛知県・説楽町|快活な女将さんのおもてなしと川魚料理が最高な秘湯宿・塩津温泉 ♨️️
こんにちは、akaです!
今回のGWにて、愛知県の山間にある、奥三河の秘湯、塩津温泉芳泉荘に連泊しました!
まるでおばあちゃんちのような宿の女将さんのおもてなし、アルカリ性のトロミのある鉱泉に癒され、絶品川魚料理、そして念願のへぼ🐝を堪能してきました!
なんと4,700字と、文章がとんでもなく長くなってしまいましたが、旅の雰囲気は伝わるかと思いますので、是非最後まで読んでみていただけると嬉しいです☺️
塩津温泉とは?
起源ははっきりと分かってないそうですが、下記伝承が残っています。
今から千年ほど前、村には塩がなく、村人たちは困っていた。
ある日、久兵衛という村人が家でウトウトしていると、日ごろ信仰している薬師様が枕元に現れ、「私の足元を掘れば塩が出る。」と告げた。
大喜びで村人たちと掘ると、塩水が大量に湧いて出た。
村人たちは大切に使っていたが、そのうち欲を出した者が、よその村に塩を横流しして、働くことを辞めてしまった。
それを聞いた薬師様は、「もう塩は出さない。その代わり湯を出してやるから、それに入って丈夫になり、元気に働け。」と再度のお告げ。
そして、泉水が湧き出てきた。
薬師様は湯を出すとおっしゃっていますが、実はこの、塩津温泉は冷泉(鉱泉)です。

しかも、源泉温度は鉱泉の中でも、かなり低い7.7度!!
極寒の水に入って反省しろってことか!
薬師様厳しい!
古来より塩津村(自治体)が鉱泉の権利を有していて、地区に住む方が入札により権利を取得して温泉宿を営んでいたそうです。
昭和後期の段階で、塩津温泉には4軒の宿があったが、現在は今回泊まった芳泉荘と秀山荘の2軒のみ。
そして、今回の芳泉荘は1泊2食付き、高い方のプランをチョイスし、なんと9,000円でした!
とってもリーズナブルです!
塩津温泉を目指して🛵
塩津温泉は愛知県の長野県との県境に程近い説楽町にある。
説楽町の道の駅からアプローチ!
しかし、まさかの主要道が工事中👷
町道で迂回しながら進むことに!

Google mapには大きい道を案内されるので注意⚠️
絶望的な細さ😫
森の奥へ吸い込まれていくようなそんな道をひたすら進む。
本当に合っているのか?と不安になる。


ですが、途中途中に、「塩津温泉までは行けます!」という看板があるので、信じて進むことに。

塩津温泉に到着!道中の疲れも吹っ飛ぶお風呂!
ようやく到着!
なんとお部屋、ではなく棟に案内された。
大部屋が2つある棟だ。



この隣の部屋に布団が敷かれています!
もう1人いらっしゃるのかな?
そう思っていたら、なんと離れをまるごと1人で貸切だそう。
ゴールデンウィークの一人旅でそんなことができるなんて!9,000円で本当に大丈夫!?

母屋に行き、早速お風呂に入ることに!
ちょうど雨が降ってきた☂️
バイクに乗っている時に降らなくて良かった☺️
浴室の引き戸を開けると、
タイル張りの渋いお風呂が!

古さはありますが、掃除が隅々まで行き届いていて綺麗です!
鉱泉なので、循環加温ありですが、いいお湯♨️
PH9.7のアルカリ性なので、肌の角質が取れヌルヌルします。
昨日キャンプでお風呂に入ってないから余計ヌルヌルしているのでしょうか。
そう思い、何回かボディソープでゴシゴシと体を洗いましたが、ヌルヌルは取れず。
塩津温泉の力なのだなと実感。
小さい浴槽ですが、入ったり出たりを繰り返し、45分は入っていました☺️
お風呂を上がると、ちょっとした休憩室が。


新美南吉が泊まり、創作したそう!
文豪が来ていると、歴史を感じますね〜!
部屋に戻り水性クレヨンで絵を描く🖼️
雨が降ってきていたので、女将さんがブルーシートをくれました。
適当にかけておいて、風呂に行ったら、女将さんがすごい丁寧に包んでくれていました。


よし、今は16:00!夕飯の18:00まで2時間!
のんびりするぞ!

本当は明日の天気予報が土砂降りだったので、宿に引き籠る予定で、長野県飯田市の文房具屋さんで水性クレヨンというものを買っていました。
ご飯までの時間、水性クレヨンを使って絵を描くことにしました!
※いつもの通り晴れ男パワーで晴れ予報に変わったので、翌日はお籠もりではなく、洞窟探検をしました。


水性クレヨンは水性絵の具のように、水でぼかしを表現できるそう。
ウェットティッシュでぼかしながら作成してみました!

描いたのは、タオルを干している先に見える雨の降る中庭の景色。
タオルをタオル掛けで干すという情景は温泉旅館ならではの景色だなと感じ、描いてみました🖌️
水性クレヨン、コンパクトですが水性絵の具のような表現ができ楽しかったです♪
お待ちかねの鯉尽くしの夕食🍽️ Day1
連泊するので、まずは1日目の夕食のご紹介!

今日の夕食は鯉が主役!
実は私の一番好きな魚は鯉なので、最高です😆
ビールを頼むと、スーパードライ!
やっぱり民宿のビールはスーパードライに限る🍺
旨煮のお味も完璧!
鯉の旨煮で好きなところは、鱗です。
まったりしたタレの中で、鱗のしゃりしゃり感が面白いのです🐟

続いて、鯉の洗い!
活きの鯉を捌いてすぐに刺身にし、氷水に浸けて作るのが洗いです。
そのため、熟成されていない分旨みは刺身より少ないですが、鯉のぶりんぶりんとした弾力を楽しめます!
ここの鯉の洗いも、ぶりんぶりんとしていて噛むとサクッと切れる感じが堪らない。
脂も乗っていてジューシー感も感じる。

そして、ここの宿の鯉の洗いの特徴はたまりで食べるのです!
たまりとは、大豆が主原料で小麦は少量または使用しない醤油です。
味噌を造る過程で表面に溜まる液体がルーツであり、強い旨味と濃厚な色を持ち、愛知県などの東海地方が主な生産地となります。
通常、鯉の洗いには酢味噌が添えられることが多い。それは新鮮すぎる故に旨みが足りないため、味噌の旨みを添加し、酢の力で川魚の香りをマスキングするという役目があるのだろう。
確かに酢味噌で食べる鯉の洗いは旨い!
一方で酢味噌は強すぎて、鯉らしさは失われてしまうので、本当に良い鯉だと勿体無い印象を受ける。
今回、たまりで食べてみると、たまりの旨みが鯉に乗るものの、まろやかなので邪魔しない。
いつも酢味噌で食べているので、違和感は感じたが、慣れたらこれでしか食べられないという風になりそうでした。
夜の静けさに怯える
離れに1人。
まだ5月頭、虫の音も聞こえず静寂な夜。
改めて考えると、この状況怖い😱
そして、追い討ちをかけるように常夜灯が障子を緑色に照らしてい。
布団をかぶって寝た。とても暑かった😫
塩津温泉周辺を散策🚶
翌朝、5時に目が覚めた。
この旅は基本5時起きの健康的な生活をしている。
外は雨が降っている☔
雨が降る静かな朝の集落の風景が撮れるのって貴重かも!
ということで、布団から飛び起きてカメラを持って外に出る🚶

桜の木が印象的。
[fujifilm X-T30]

[fujifilm X-T30]

[fujifilm X-T30]

[fujifilm X-T30]

お地蔵様や不動明王以外の石仏初めて見ました。
[fujifilm X-T30]

[fujifilm X-T30]
シンプルだが、十分な量の朝食
宿に戻ると、そろそろご飯用意するかい?と女将さんが言った。
目玉焼きとご飯味噌汁、漬物、きゃらぶきの煮付け、無理矢理に盛ったサラダと味付けのり。
控えめではあるが、十分な量ではある。


鮎を堪能する夕食🍽️ Day2
洞窟探検を終え、帰宅。
お風呂沸かしといたよ〜とドロドロの体を湯で流す。
そして、楽しみな2日目の夕飯の時間になりました!
この日の夕飯は鮎の田楽、鮎の塩焼き、アマゴの煮付けと川魚3品が!

鮎が2品も出てくるなんて!感動!!
あまごの煮付けも柔らかくて美味しい😋

途中でナス田楽を持ってきてくれました!
コシアブラの天ぷらも添えてある!
茄子田楽にうるさい私なのですが、💯の揚げ具合でした✨
念願の食材、へぼ🐝
※虫苦手な方は飛ばしてください。
そして、ナス田楽と共にしれっと赤い蓋がされた器が置かれていました。

なんだろう?
と開けてみると...

なんと!
ずっと憧れていた、食材!
へぼの佃煮でした!!
多分、小学生低学年のころからずっと食べたかった食材です!
実は小学生低学年のころ、父に蜂の子と言われてクリの中にいる幼虫(クリシギゾウムシ)を生で食べたことがあります。
※父は本気で蜂の子と思っていたようです笑
今思うと、クリの中に蜂なんているわけないだろ!しかも生で虫を食べるなんて...🐛
そんな、憧れの食材へぼは、たまにちっちゃい瓶で売られていますが、3,000円はする代物。
なかなか手が出ない逸品です!
地元でへぼ獲りをしている方がいるそうで、女将さんはその方から買われているそう。
へぼ獲りについては、こちらをご参照ください👇
「へぼ」とは、クロスズメバチをはじめとする地蜂の幼虫のことで、いわゆる蜂の子である。かつて、信州から奥三河の山間部において、へぼは貴重なタンパク源であり、地蜂の成虫と幼虫を甘辛く煮つけ、ごはんに混ぜ込んで食べる「へぼ飯」や「へぼの甘露煮」、「へぼ五平餅」などにして食べてきた。現在は、へぼもへぼをとる人も少なくなり、ごちそうとして客に振る舞うものとなっている。
クロスズメバチは地中に巣をつくるので、巣を見つけるにあたっては、餌を巣にまっすぐ持ち帰る蜂の習性を利用する。へぼとりはまず、川魚や、鶏、カエルなどの肉を用意し、蜂が運びやすい大きさに肉を丸めて、目印の綿をつけておく。その目印を手掛かりに蜂の後を追って巣を見つける。
昔は皆んなで掛け声を出してへぼを追いかけていたが、今は無線を使ってやるらしい。
少し負担は減ったものの、高齢化により、やれる人が減っているそう。
早速実食!!
おお、
クセがなくて食べやすい!
蚕のような虫の香りはほぼなく、コクがある!
クリーミーと表現するほどのサイズ感がないので、味を表すとしたら、「こっくり」という表現が正しいかもしれない。
ご馳走様でした😋
お母さんとの歓談
おかずを運んできてくれる度にお母さんとたくさんお話ししました。
印象的だったのはこの近くに住む動物の話。
熊はいないが、鹿や猿はたくさん出るようだ。
そして、鹿は庭の草木も食べていくのだが、なんと全草猛毒のスイセンを食べるそう!
昨年は球根まで丸ごと食べていったらしいが、今年は花だけ食べてったらしい。
人間と鹿で毒を分解できる能力に違いがあるのだろうか?
興味深い🤔
ひとり旅で明日は知多半島までキャンプしに行くこと、私が田舎に赴き、懐かしい風景を撮影して回っていることなど色々お話ししたところ、「今のうちに色々やっときな!今しかできないよ!」と嬉しい励ましのお言葉をいただきました☺️
そして、お母さんの「〜だに」っていう語尾が癒される!
三河弁なのだろうか!
別れと旅立ち
翌朝、ご飯を食べ、女将さんにご挨拶をしました。

帰り際、おじいちゃん、親御さんに顔を見せなよ!と言われちゃいました。
来月に会いに行くかぁ...
親孝行しないとなぁ...
※早速この土曜日に会いに行くことにしました。
ありがとう!芳泉荘!
うう...本当にいい旅館だった...😭
また近いうちに来ます!
それでは👋
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