宛名印刷と書類印刷なら、エプソンPX-S155があまりにも合理的
プリンターに求めるものを、いったん分けて考えた方がいい。
写真をきれいに印刷したいのか。
カラー資料を出したいのか。
それとも、宛名、伝票、書類、控え、メモ、申請書類のような「黒い文字」を印刷したいだけなのか。
この違いは、かなり大きい。
自分の場合、日常的に必要なのはほとんどモノクロ印刷である。宛名を印字する。ちょっとした書類を出す。確認用に紙へ出す。そういう用途なら、カラーも写真画質もいらない。
そこでかなり使えるのが、
エプソン プリンター A4 モノクロ インクジェット PX-S155
である。
このプリンター、かなり割り切りがいい。
カラー印刷はできない。
写真印刷向きでもない。
複合機でもない。
スキャナーもない。
しかし、文章を印刷するだけなら十分すぎる。
むしろ、この割り切りこそが強い。
写真印刷とモノクロ印刷は、分けた方がいい
プリンターで一番もったいないのは、何でも1台でやろうとすることだと思っている。
写真も印刷したい。
カラー資料も出したい。
宛名も印字したい。
日常の書類も出したい。
これを全部1台でやろうとすると、どうしてもインク代が重くなる。
特に写真印刷は、プリンターに求められるものがまったく違う。発色、階調、用紙、インク、ドライバー設定。そこを求めるなら、写真向けのプリンターを使った方がいい。
一方で、宛名や書類印刷は黒で読めればいい。
ここに高性能なカラーインクジェットを使う必要はあまりない。むしろ、インク代の高い機種でモノクロ書類を大量に出す方がもったいない。
写真は写真用。
文章は文章用。
この分け方をすると、プリンターのコスト感が一気に変わる。
PX-S155は「黒い文字を出す道具」としてかなり優秀
PX-S155の良さは、余計な機能をあまり持っていないところにある。
A4のモノクロ印刷。
Wi-Fi対応。
有線LAN対応。
コンパクト。
価格も安い。
この時点で、家庭用というより、小さな業務用の道具としてちょうどいい。
とくに宛名印刷にはかなり向いている。
宛名にカラーはいらない。
写真画質もいらない。
必要なのは、文字がきちんと出ること。
サッと印刷できること。
置き場所を取らないこと。
ランニングコストが安いこと。
PX-S155は、まさにその用途に合っている。
「すごいプリンター」というより、「こういうのでいいんだよ」がそのまま形になったようなプリンターだ。
8500円前後で買えるプリンターとしては強すぎる
このプリンターの面白いところは、本体価格がかなり安いことだ。
自分が見た時点では、8500円前後で買えることがあった。
プリンター本体がこの価格なら、修理して長く使うというより、壊れたら買い替えるという考え方になる。
もちろん、本来は大事に使った方がいい。
しかし業務で使う場合、壊れた時に一番怖いのは修理費ではない。
業務が止まることだ。
宛名が印刷できない。
書類が出せない。
発送作業が止まる。
こうなる方が怖い。
だから自分は、最近の物価高で高くなると困るので、予備として2台持っている。
保証期間はそのうち切れる。
それは分かっている。
しかし、本体価格が安いので、そこは割り切っている。
安い時に予備を持っておく。
業務を止めない。
この考え方の方が、自分には合っている。
インクの持ちが異様にいい
PX-S155で一番驚いたのは、インクの持ちである。
これは体感の話になるが、かなり長く使える。
毎日のように印刷していても、なかなかインク切れにならない。
1年半ほど日常的に使っても、まだ印刷できている。
もちろん印刷枚数や印刷内容によって違う。
大量にベタ塗りするような使い方と、宛名や文章中心の印刷では消費量も変わる。
しかし、少なくとも自分の使い方では、インクのコストパフォーマンスはかなり高い。
モノクロ印刷専用機の強みはここにある。
余計なカラーインクが減らない。
カラーインクの目詰まりを気にしなくていい。
黒だけを使う。
用途が単純だから、管理も単純になる。
プリンターは、この単純さがありがたい。
互換インク運用との相性がいい
このプリンターに限っていえば、自分は純正インクに強くこだわっていない。
本体価格が安い。
修理より買い替えの方が現実的。
保証より業務継続を優先したい。
そう考えると、互換インクで割り切る運用もありだと思っている。
自分が使っているのは、
LCL エプソン用 ICBK73 顔料 互換インクカートリッジ
である。
これがかなり持つ。
体感では、純正に比べて3倍くらい持っているように感じる。
使っても使っても、なかなかインク切れにならない。
もちろん互換インクは自己責任である。
保証を重視する人、トラブルを避けたい人、メーカー推奨の安心感を重視する人は純正インクを使った方がいい。
ただ、自分のように「宛名と文書を安く大量に出せればいい」という使い方なら、互換インク運用はかなり合理的だ。
この価格帯のプリンターなら、壊れた時に修理するより買い替えを考えることになる。
そういう前提で見ると、互換インクとの組み合わせはかなり強い。
プリンターは高機能より、止まらないことが大事
プリンターに高級感はいらない。
少なくとも、宛名や書類印刷に関してはそうだ。
必要なのは、いつでも印刷できること。
インク代が気にならないこと。
置き場所を取らないこと。
ネットワークにつながること。
壊れた時のダメージが小さいこと。
PX-S155は、このあたりのバランスがいい。
高級プリンターではない。
多機能プリンターでもない。
写真を美しく出すプリンターでもない。
しかし、黒い文字を出す道具としてはかなり優秀である。
こういう道具は、使い始めると手放しにくい。
派手さはない。
レビュー映えもしにくい。
しかし、生活や仕事の裏側を静かに支えてくれる。
宛名を印刷する。
書類を出す。
毎日の作業を止めない。
それだけで十分価値がある。
用途ごとに分けた方が合理的
エプソンPX-S155は、写真印刷をしない人、カラー印刷をあまり使わない人、宛名や文章印刷が中心の人にかなり向いている。
本体価格は安い。
サイズもコンパクト。
Wi-Fiも有線LANも使える。
黒1色なので管理が簡単。
インクの持ちもかなりいい。
写真印刷は写真用プリンターに任せる。
日常の文章印刷はPX-S155に任せる。
この分業にすると、プリンターのコストはかなり下がる。
プリンターは、何でもできる1台を選ぶより、用途ごとに分けた方が合理的なことがある。
PX-S155は、その代表みたいなプリンターだと思う。
安い。
シンプル。
壊れたら買い替えやすい。
そして、業務を止めにくい。
宛名印刷や文章印刷が多い人なら、1台持っておく価値はかなりある。
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