静かにそこに立つ「エゴ」――師匠の自省 と 気づけない私(池延郷 修業編①)
学び直しを――「池辺郷」へ
この前の 週末
土日 二日間
宇都宮で
師匠のセミナーを
受講してきました
今回の セミナーの内容は
師匠が 盛岡 と 宇都宮 で
指導されている
あるテーマに基づいた
施術の考え方
について学ぶシリーズ
その
第4回
にあたります
盛岡と 宇都宮とでは
実施時期が ずれています
この第4回は
約 1年前に 盛岡で
既に実施されています
わたしは そちらのセミナーに
参加しておりますので
第4回は受講済みです
「同じ内容のものを
なぜ 再受講?」
と 思われたかもしれませんが
実は 1年前のわたしは
キチンと学ぶことが
できていなかったのです
その頃のわたしは
新潟で
悲しみ や 孤独感 など
感情の荒波
の中で
沈没寸前でした
施術の内容については
詳しく書けないのですが
「施術者の
在り方
が
治療の効果に
大きく影響する
そういう 施術なんです」
とは 書けます
ですから
その 盛岡のセミナーでは
練習のたびに
自分の 内面と
向き合うことになり
それが そのまま
施術に現れてしまいました
練習するたびに
師匠にチェックしていただくのですが
『さて アルさんには
なんてアドバイスすればいいのだろう?』
と 思案する師匠の表情…
なんともいえない 空気…
自分のふがいなさを 責めてしまう
当時の わたし…
それを ただ 繰り返す
大変 苦しい2日間
だったのです
もちろん
それも わたしにとって
大切な
「学び」
だったわけですが…
埼玉で暮らす
「今のわたし」
であれば
内面は
去年よりは
確実に整った
「今のわたし」
であれば
『あのセミナーに
実力で 取り組める!』
と
ちょっぴり自分に
期待するわけです 笑
宇都宮へ向けて
赤のアルト君を
走らせました
宇都宮は
その昔
池や沼が多く
「池辺郷」
と
よばれていたそうです
『いけのべごう』
口に出してみると
素朴で
いい ことば ですね
国道4号線を
北に向かいます
私の施術観の核――外面はリハビリですが
このセミナーのシリーズで
学ぶこと と わたし
について
ちょっと 話させてください
これは
わたしの施術の
核
に あたる 内容です
リハビリ的なものでは
ありませんが
わたしのリハビリは
外面はリハビリですが
内面では
" これ "
を行っているのです
第1回が
2023年 12月 でした
わたしは そこで
初めて 盛岡に立ち
初めて 師匠に出逢い
『こういう 施術に 適性がある』
ことを
師匠に指摘されたのでした
そこから
わたしの 施術が大きく変わり
人生も 密やかに
しかし 確実に
大きく動いたのでした
最新の 第6回が
今月
盛岡で 控えています
…
…
宇都宮 は 小雨 でした
旧日光街道 に 沿って走る
国道119号線 を 走り
セミナー会場に
到着しました

今の5期――かつての2期
師匠にお会いするのは
ちょっと 久しぶりです
「お久しぶりです」
と ご挨拶しました
と 書いて
今 気づきましたが
最近受講した
半年間コースのセミナーが 終ったのが
今年の3月なのですから
それほど
久しぶり
ではありませんでしたね 笑
埼玉移住
就職活動など
いろいろ あったため
時間の感覚が
小学生レベルまで
ゆっくりに なっていたようです 笑
師匠の誕生日は 少し過ぎていたのですが
先日 新潟に帰った際に購入した
日本酒を 贈らせていただきました
高級なものではありませんが
わたしの 実家近くにある酒造のものを
用意していました

「いやぁ~ ありがとうございます!
いいんですか~?」
と 犬のように喜ぶ 師匠 笑
しばらく 雑談していると
次々と 受講生が やってこられました
今回 参加者さんが多く
12名 でした
盛岡から 「スクール生」 も
数人 参加されていました
「スクール」とは
半年間で
施術の世界と縁のない人でも
「治療家に育てる」
というものです
受講料が 変わっていなければ
39万
です
そうです
最近 わたしが 記事に綴っていた
あの 「39万のセミナー」 とは
「スクール」
のことを さします
今回参加された スクール生達は
5期
なのだそうです
わたしは
2期
でした
『もう 5期 なんだなぁ…』
と 想うとともに
スクール生の
" 新しい世界に 踏み込んだ "
という
喜びの表情を
懐かしむ わたしも
いたのでした
2期の同期の皆は
元気にしているのでしょうか
噂では 皆
様々な形態で
自分の治療院をひらき
活躍していると
聞きます
今のわたしは
彼女たちと
(同期はわたし以外 全員女性でした)
少し
距離を おいています
これも
治療家としてのわたしには
必要なことです
" 一流 " の集合――優しさ 深さ 慈愛
「大御所」(←もちろん わたしより年下です 笑)
と 言いたくなるような
" そうそう(錚々)たる 面々 " が
国内各地から
集まってこられました
みなさん
古くから 師匠のセミナーで学び
現在は それぞれの 得意分野で
「師匠超え」
を しているような 面々です
そして みなさん
信じられないくらい
優しく
そして
深い
方々です
一般的に
技術が高い治療家さん は
性格に
難しいところがある人が多い
と お聞きします
ですが
本当の 1流の治療家とは
慈愛
のような 雰囲気を
湛えておられるものだ
と
師匠や 大御所の皆さんを拝見していて
想うように なりました
一緒に 練習したら
すぐに わたしの 未熟さが
伝わってしまうような
先生方で
少し気が引けてしまうのですが
『胸を借りよう』
と
想いなおすのでした
セミナー開始――いつもの" 漫談 "
セミナーが 始まりました
「はいっ みなさん
おつかれさまでーす 笑」
にこにこ笑顔で
師匠が 語りだします
セミナーの開始は
師匠の
「近況」
を テーマにした
「漫談」
から 始まります 笑
「…
視力は2.0なのですが
みなさま お気づきのように
老眼
を ですね
やっぱり
認めないわけには
いかなくなり…
なはははは
眼科を受診したのですが
はい
やはり
『老眼ですね』
と
診断されました
あぁ やっぱりそうでしたか
では さて
どこで メガネを作ろうかな?
なんて 考えておりましたら
先生(眼科医)が
『あ そうそう
〇〇さん(←師匠の名前)ね
あとね
白内障も 始まりかけですね』
って 言われて
ええええええ!
ちょっと 先生
まってくださぃぃぃ~~~
はっ!
はくないしょぉ~って いいましたぁぁぁ!?」
爆笑する 会場
いろいろ
師匠の
人間的な部分(?)に
触れるような
お話に
あははは
と
笑って おりました
…
話題が
「最近あった こんな治療」
に なりました
お話を そのまま ここに綴ると
誤解を招くかもしれませんので
わたしなりに
フィルターを通しますこと
お許しください
ある女性――余命宣告 と 師匠の治療
師匠のお店に訪れた
その患者さんは
初めてのお子さんを 産んで
約半年後の 女性だったそうです
深刻な 表情で
「先生 実は わたし…」
と
あるご病気
に
かかっていることが 判明したと
教えてくれたのだそうです
そして 主治医から
「余命は…」
と 告げられたのだそうです
…
セミナー 会場の 空気が
静まりました
師匠は そのとき
どんな言葉を
その女性にかけたのかは
言われませんでしたが
治療を行ったそうです
治療の具体的な内容は
詳しくはわかりません
そして 師匠は
こう 言われました
「その女性
この前の 木曜日に
うちのお店に
また来られたんです
雰囲気が 明るいんです
あれ?
と 思いましてね
『それで どうでしたか?』
と その後の経過について
お聞きしたんです
そうしたら…
(長めの 間)
『先生…
びっくりです
完治 してました…
主治医の先生も
信じられないって…』
と 言われたんですね…」
会場の中の空気が
安堵 の 温かさに
包まれました
そして
やはり 師匠は すごいなぁと
わたしや
おそらく スクール生も
想ったのでした
しかし
お話の
本題
は
ここからでした
師匠の「エゴ」――師匠の「自省」
「それを知った夜の
日本酒
美味しかったですねぇ~ 笑
あ~ よかった よかった
そう しみじみ 想いました
…
ですが
次の日です
つまり 昨日ですね 笑
もうね
みなさん
治療
絶不調!
あんなに 調子悪くなったの
随分久しぶりでしたねぇ
なっはっはっはっはっ」
と 爆笑する 師匠
わたしは びっくり しましたが
大御所さんたちは
微笑んでおられました
「不調の原因は
お分かりのように
わたしの
エゴ
です
エゴに やられちゃってましたね
なっはっはっはっ
何年も 苦労して
自分の エゴと
上手にお付き合いできるようになったと
自負していたのですが…
さすがに この時は
自分のエゴに
やられちゃいましたね 笑
まさか こんな方法で
エゴが攻めてくるとは
想像できませんでしたねぇ
どこか あの治療で
自分を誇る気持ちが
あったのでしょう
それが 昨日の
治療の絶不調に
現れた
…
はい…
まだまだ わたしも
修行が 足りないんだなぁって
とまぁ
そんな お話でした」
大御所さんたちが
にこにこ しながら
うんうん
うなずいて おられました
「池辺郷」にて――修業のはじまり
わたしは
にこにこ は
うっすらとしか できませんでした
ここ 最近の
わたしは
エゴに
負けっぱなし
でした
日々の 施術でも
この note の記事でも
エゴに
負けっぱなし
でした
もっと
深刻なことは
負けていることさえ
自覚
できていなかった
ことです
師匠の お話で
頭の中を
ガツン
と
された 気持ちでした
…
宇都宮での
池辺郷での
わたしの 修行が
始まりました
(つづきます)
静かにそこに立つ「エゴ」
――師匠の自省 と 気づけない私
(池延郷 修業編①)

UnsplashのTaylor Princeが撮影した写真
