探し続けた“ほんとうの回復” 第3回】
"対人支援の講座で気づいた、自分自身との向き合い方"
対人支援の講座は、これまでの学びとはまた違う視点を私に与えてくれました。
ここでの学びは、「人を助ける方法」を学ぶだけでなく、「自分自身と深く向き合う時間」でもありました。
それまでの私は、「知識を得て、技法を身につければ、きっと解決するはず」と思っていました。 けれど、どれだけ知識を積み上げても、どこか心の奥が満たされない感覚が残っていたのです。
対人支援の講座は、対人支援の技法だけでなく、「自分の内面を見つめるワーク」が多く取り入れられていました。 ワークを重ねるたびに気づいたのは、私はこれまで「自分の気持ち」を置き去りにしてきたのだということでした。
たしかに、過去の経験や家族との関係、職種での出来事…… いろいろな苦しみを抱えてきたけれど、それを「感じること」を後回しにしていた自分がいたのです。
「なぜ私はこんなにも苦しかったのか」 その問いに、ようやく一歩踏み込むことができた瞬間でした。
対人支援の講座の中で出会った仲間たちも、それぞれが悩みや葛藤を抱えながら学んでいました。 共に学ぶことで、「ひとりではない」という感覚が、少しだけ私を支えてくれました。
この講座を通じて私が得たのは、「正解のない問いと向き合う勇気」です。
「すぐに答えは出なくてもいい」 「ゆっくりでも、自分のペースで考えていけばいい」そんなふうに、自分に許可を出せるようになっていきました。
知識や技法を学ぶことはもちろん大切です。 けれど、それ以上に「自分を理解し、受け止めること」が、何よりも必要だったのだと気づけたのです。
対人支援の講座での学びを終えたとき、私の心には「まだ道半ば」という実感がありました。 けれど同時に、「歩み続ければきっと、自分なりの答えにたどり着ける」という小さな確信も芽生えていました。
これまで積み重ねてきた学びと気づきを胸に、私は次のステージへと歩みを進めていくことになります。
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