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生きがいの見つけ方

ニューヨークにもやっと春の気配がしています。
先週もマイナス10度の日が何日かあったのですが、今週は10度まで気温が上がるようです。
今年の冬は冬らしく寒い日々が続いたので、そろそろ春が来てほしいなと体も心も感じています。

日本の「春」には季節の穏やかさや桜の美しさが
人生の「節目」にあたる卒業式や入学式の後押しをするかのように
日本人としての情緒を豊かにするような空気が流れているように感じます。
「節目」は自分の成長を実感したり、自分の人生の方向を決める
「志」を育むためにとても大事なものです。
その「志」がやがて「覚悟」になり、
「生きがい」に繋がってくるからです。

「生きがい」を見つけるために悩んでいる人が多くいます。
これからの人生や、仕事に見通しが立たず悩んでいる人もいます。
たくさんのビジネス書やハウツー本には、効率的な時間の使い方、コミュニケーションの方法などがたくさん書かれていますが、「生きがい」の効率のいい見つけ方など存在しません。
「生きがい」を見つけたいと思うのであれば、まずは「志」を立てることです。
「志」とは、自分の信念、意志、人生の目的です。自分の中心です。
そこには得意不得意やコスパ、タイパ、生産性などの、ごまかしは要りません。役に立たなくてもいい、自分が人生で成し遂げたいことを明確に考えることです。
私が小学生の頃は「少年よ、大志を抱け」という言葉をよく耳にしました。先生もよくお話されていたと思います。今は、ジェンダー問題で、ややっこしい感じになると思うんですが、この言葉の意味を理解する感性を幼いころから持っているという方が大切です。少年でも少女でも大きな志しを持って生きるからこそ、人間としての使命を果たせるのです。

覚悟

この「志」が立つと、あとは「覚悟」を決めるだけです。自分の志に沿った人生を覚悟を持って生きるだけです。誰の責任にもせず、文句も極力口にせず、自分の役目を全うするということです。これは今の時代、とても難しいことだと思います。ただ、生きがいを持って日々、仕事を全うしている人達を私たちは知っています。身近にいなくとも、昔の偉大な人は皆そういう生き方をしています。ただし、自分が偉大にならなくてもいいのです。誰の目に留まらなくても、お金持ちになれなくても、自分ができるうる人生を全うすることが「生きがい」を見つけることができる唯一の道です。
そしてそれは必ずしも「幸福」とは限りません。苦労に苦労を重ねて、失敗することもある。成功することもある。「幸福」や「成功」は結果そうなったというだけです。「覚悟」があれば、成功しても失敗してもどっちでもいいのです。厳しいようですが「生きがい」があれば、幸せになれる、お金持ちになれるという考え方は「生きがい」から対極にある考えです。

生きがい

「志」を立て、「覚悟」を持って生きることの中に「生きがい」を見つけることができます。「生きがい」は目には見えません。誰の評価も必要としなければ、周りから見たら不幸だということだってあります。そして、周りの人間が簡単にこなしていることを自分が出来ていないと感じることもあるでしょう。でも、もしあなたが「生きがい」に気づいてしまったのならば、それを無視して蓋をして生きることこそが、あなたの人生に最大の影を落とすことになる可能性もあります。気づかずに幸せに日々を過ごしている人もいれば、それを模索しながら苦労している人もいる。みんなそれぞれです。同じ人生の人はいないのです。周りと比べたりしても意味はありません。昔の人の言葉で「自分の内面と他人の外面を比べようとするから不幸が始まる」というような言葉を読んだことがあります。比較対照することは何の意味もありません。みんな違う人生を歩んでいるからです。少し考えればわかることですが、なぜだかそれがわかりにくい時代になってきました。個人主義として言っているわけではなく、自分の「生きがい」は自分だけのもので、他人にはわかってもらえることもない。もし、共有したり共感してもらえる家族や友人がいれば、それは間違いなく「幸福」と言えるでしょう。誰だって誰かと同じ人生を歩むことはできない。近づくことや共感することはあるでしょう。時代が違い、国が違い、そういった中で「自分」だけの「生きがい」を探す旅に、終わりはないように思います。自分の人生に向かい、全身全霊で生きることの「喜び」が、「生きがい」に触れる感性です。

さいごに

「生きがい」は日本独特な考え方であり、言葉です。海外の書籍でも
「IKIGAI」と日本語のまま訳されています。
日本人ならではの情緒として、昔から受け継がれている素晴らしい概念だと思います。まずは自分の置かれた時代、国、文化に触れながら、そこで生きることの素晴らしさ、必然性に目を向けることができれば、それが「生きがい」への道になると信じています。








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