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#10 新生児期、地獄のようだった日々の先に見えたもの

新生児期、地獄のようだった日々の先に見えたもの

「この生活、いつまで続くんだろう」——新生児期の真っ只中、本気でそう思ったこと、ありませんか?

睡眠不足で頭が働かず、毎日同じことの繰り返しに、出口が見えなくなったこと。

「自分は親としてやっていけるのか」と、不安で押しつぶされそうになった夜。

もし一つでも心当たりがあるなら、このnoteはあなたのために書いています。この「生まれてすぐ」、最後の話です。

振り返れば、あっという間だった新生児期

高校生になった息子を見ながら、今こうして振り返ると、新生児期なんてほんの一瞬の出来事でした。

でも、渦中にいたときは、本当にそう思えませんでした。毎日が同じことの繰り返しで、出口の見えないトンネルの中にいるような感覚。この話を通して振り返ってきた、退院の日の不安、夜泣きとの格闘、授乳やおむつ替えの試行錯誤、名前決めの喧嘩、行政手続きの山、妻の産後ケア、育休を巡る迷い——どれも、渦中では「終わらないかもしれない」とすら感じていました。

「大変だった記憶」より「乗り越えた記憶」が残る

不思議なもので、今振り返ると、大変だった記憶そのものよりも「どう乗り越えたか」の記憶のほうが、鮮明に残っています。

タクシーの運転手さんに助けてもらったチャイルドシートの失敗も、妻に「下手で当たり前だよね」と言われて救われたことも、今では愛おしい思い出です。

当時撮った写真を見返すと、僕も妻も明らかに疲れた顔をしています。それでも、その写真の中で、なぜか二人とも笑っているんです。大変さの中にも、確かに幸せな瞬間があったことを、写真が教えてくれます。

ここで伝えたかった、たった一つのこと

生まれてすぐを通して、僕がずっと伝えたかったことは一つです。

「完璧にやろう」とするほど苦しくなる。「下手なりに、二人で乗り切ろう」と思えた瞬間から、少しずつ楽になる。

これは、この時期に限らず、これから始まる子育て全体に通じることだと、今なら分かります。

新生児期を終えた頃、僕が感じていた変化

新生児期を抜けた頃、自分の中に起きていた変化を振り返ってみます。

① 「分からないことは聞く」が、抵抗なくできるようになった

最初は「今さら聞くのも」と抵抗があったのに、いつの間にか助産師さんにも、先輩パパにも、素直に「教えてください」と言えるようになっていました。この変化は、子育て全体を通じて、僕を何度も助けてくれることになります。

② 「小さな変化に気づく」アンテナが育っていた

おむつ替えの回でも触れましたが、毎日のお世話を通して、子供のちょっとした表情や声のトーンの変化に気づけるようになっていました。これは、これから幼児期、学童期と進んでいく中でも、ずっと役に立つ感覚でした。

③ 「夫婦は同じチーム」という実感が強くなった

新生児期の修羅場を一緒に乗り越えたことで、妻との間に「同じチームで戦ってきた」という確かな連帯感が生まれました。これは、この先の長い子育て期間を支えてくれる、大きな土台になりました。

これから未就園児期に向かうあなたへ

新生児期を抜けても、子育てが楽になるわけではありません。正直に言うと、この先「イヤイヤ期」という新たな山が待っています。

でも、新生児期を乗り越えたあなたには、もう一つの武器があります。それは「乗り越えた経験」そのものです。「あの大変だった時期も乗り越えられたんだから、今度もきっと大丈夫」——この感覚は、次のステージに進むときの、大きな支えになってくれるはずです。

生まれてすぐ編、最後に伝えたいこと

この話を読んでくださった方の中には、今まさに新生児期の真っ只中にいる方もいるかもしれません。

出口が見えなくても、大丈夫です。振り返れば、必ず「あの頃は大変だったな」と笑って話せる日が来ます。当時のうちがそうだったように、きっとあなたにも、その日が来ます。

今日からできること

もし今、新生児期の真っ只中にいるなら。今日からできることは一つです。

「いつか終わる」と、声に出して自分に言い聞かせてみてください。

根拠のない励ましに聞こえるかもしれませんが、これは僕自身が経験した、紛れもない事実です。

次回からは「未就園児」がスタートします。イヤイヤ期、保活、ワンオペ育児のリアルな話を、引き続きお届けしていきます。

一緒に、子育てを乗り切っていきましょう。

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