見出し画像

ドラマ日記『てるてる家族』(初回)

2003年後期朝ドラ『てるてる家族』(BK制作)。主演はオーディションで選ばれた石原さとみさん。原作は作詞家でもあった、なかにし礼さんの小説『てるてる坊主の照子さん』。脚本は大河ドラマ『風林火山』や大河ファンタジー 『精霊の守り人』シリーズの大森寿美男さん。

昭和20~40年代の大阪・池田市を舞台に、製パン店を営む岩田家の底抜けに明るい家族の物語。肝っ玉母ちゃんの照子(浅野ゆう子さん)と、のんびり屋の父・春男(岸谷五朗さん)が四姉妹をたくましく育てます。

上から順番に長女が春子(紺野まひるさん←滝裕可里さん)、次女が夏子(上原多香子さん←櫻谷由貴花さん)、三女が秋子(上野樹里さん←足立悠美加さん)、四女が冬子(石原さとみさん←田島有魅香さん)。祖母のヨネ役が藤村志保さん。

朝ドラで第1~2週が子役パートというのは普通ですが、本作は異様に長く、本役が本格登場するのは第7週第41話。フィギュア―スケート選手になる春子や、歌手になる夏子の少女時代のエピソードを手厚く描く必要があったのでしょう。

ただし、石原さんは語りも担当しているため、初回からずっとその声を聴くことができます。プロのナレーションに比べると素人感は否めませんが、逆にその素朴な感じが作品の世界観に合っているように感じました。

とういわけで、前半の主役は照子と言ってもいいのでしょう。「W浅野」としてトレンディドラマの女王と呼ばれた時期からすると15年ほど経過していますが、まだまだ「べっぴんさん」と呼ばれてもおかしくない。

銀行員の春男は優しい性格ながら抜けたところがあり、顧客に届ける大金をすられてしまい、ある決心をしたようです(←退職して佐世保でパン職人の修業をする)。春男とは対照的に照子は楽天的、ヨネは鍼灸院を開いて子供を育て上げただけあって逞しい。

元SPEEDの上原さんは出てますし、今では石原さんより格上の上野さんが主役ではないというのも興味深く。後に錦戸亮さんも登場し、冬子と色々あるようです。

本作は「踊る朝ドラ」というわれるように、ミュージカル仕立てなところが特徴で、初回でも照子が口火を切って並木路子さんの「リンゴの唄」を歌唱。後の出演者たちも続いて歌い、踊るという趣向。なかなか面白かったです。


いいなと思ったら応援しよう!