「昭和らしさ」とは? 朝ドラ「電話」編
4月29日は「昭和の日」ということで、文化放送「武田砂鉄ラジオマガジン」では、「昭和とは何だったんだろ」がテーマでした。「昭和の日」は以前は「みどりの日」、その前は昭和天皇の「天皇誕生日」でした。
8時です☀#ラジオマガジン 119回目のオンエア
— 武田砂鉄 ラジオマガジン (@rm_joqr) April 28, 2026
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「昭和とは何だったんだろ」
今思えば不思議なことばかりだったあの時代に思いを馳せましょう
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昭和は64年まで続きましたので、一括りにするのはそもそも無理がありますよね。戦前と戦後でまずまるで違いますし、復興期と高度成長期、それ以降もまたずいぶん「景色」が異なります。結局は自分が体験したものが、その人なりの「昭和」ということになるのでしょう。
リスナーのX(Twitter)投稿をみてみると、「玉暖簾」「新規開店時のアドバルーン」「病院待合室に灰皿」「ラジオはチューニング」「映画館にサボりサラリーマン」「地上波に半裸女性」などなど、たしかにそんなこともあったなと。
昭和に関してよく挙げられるのが「電話」エピソードですね。日本で携帯電話が普及し始めるのは1990年代半ばの平成以降というわけで、昭和の自宅の固定電話や公衆電話などのエピソードと共に、駅の「伝言板」システムが語られることもあります(例『シティーハンター』)。
昭和が舞台になる朝ドラ。電話も時々登場しますので、それを振り返ることで昭和に想いを馳せたいと思います、なお、昭和と対比的に平成以降の例も取り上げます。
まずは一家に一台電話が普及していなかった時代。ラジオやテレビもそうですが、まずはお金持ちから普及。その周辺の人たちも「呼び出し」などで利用することもありました。例えば『あんぱん』(2025年)。柳井家の電話に呼び出されたのぶ(今田美桜さん)が嵩(北村匠海さん)に激怒。
沖縄の「共同売店」で働いていて、そこの電話を「呼び出し」で使っていたのは『ちむどんどん』(2022年)の優子(仲間由紀恵さん)。上京した暢子(黒島結菜さん)は赤い公衆電話を使用していましたが、当時の料金体系を知っている視聴者からはツッコミも(笑)。
昭和も後半になるとカラフルな電話機も増えましたが、前半は「黒電話」が主流でした。『まんぷく』(2018年)や『スカーレット』(2019年)など、これが一番多い印象。そして電話カバーもまた「昭和」的。
「黒電話」ではない例を一つ挙げると『ちゅらさん』(2001年)。電話が鳴る直前に予知能力がある「おばぁ(平良とみさん)」が「鳴るよ」と言うのがお約束。本作に限らず、家の電話が鳴ると何か(主に悪いこと)が起こるというのは、朝ドラ定番の演出になっています。
電話の進化がよくわかる朝ドラといえば、平成がメイン舞台だった『舞いあがれ!』(2022年)。ポケベル、院内PHS、そして携帯電話の時代へと駆け抜けていきました。
最後に脱線で、昭和らしい曲をひとつ。昭和末期に社会現象化し、一瞬のように消えていった女性アイドルグループ「おニャン子クラブ」の隠れた名曲「夏休みは終わらない」(1986年=昭和61年)。
「麦わら帽子」「扇風機」「蝉の鳴き声」「マッチ」「古いラジオ」などなど、秋元康さんの歌詞があざと過ぎますが、心惹かれるんですよね。機会があれば、是非聴いてみて下さい。アマゾンプライムのミュージックにも入っています。
