Humble Chicken 3.0と僕の価値観
わーい! 今度の旅行で一番行きたいと思っていたレストランの予約が取れた!!
今朝起きたらレストランのサイトから予約解禁のメッセージが入っていたので、速攻で予約。たった13席しかないレストランなので、すごくハラハラしてたんだよな。予約したすぐ後に同じ日の空きを見てみたら、もうその日は全滅。危ないところだった!
ロンドンにあるこのレストランには3年前にも行ったことがあるんだけど、その時にはビブグルマン付きの焼き鳥の店で、名前もただのHumble Chickenだった。それが2024年にはミシュラン1つ星を獲得し、2025年には2つ星に昇格。だから今の店はバージョン3.0というわけ。乗りに乗っている店だということが、この経歴からだけでもわかる。
シェフのAngelo Sato氏は福岡市出身の日本生まれで、東京の龍吟やNARISAWA 、ニューヨークのEleven Madison Park(ここには12年くらい前に行ったことがある)、ロンドンのRestaurant Gordon Ramsayなんかで修行してきた超エリート。3年前に行った時にとても美味しかった記憶があるので、店がどんな大変身を遂げたか体験するのが楽しみでしょうがない。
この予約が取れたのが嬉しくて嬉しくて、誰かに話したい気持ちで一杯だったんだけど、僕にはこういうことを話し合える友達が少ないんだよなぁ。美味しいものが大好きって友達はたくさんいる。でもレストランの予約で飛び上がって一緒に喜んでくれる人って、僕の周りにはあまりいないのがちょっと悲しい。
素晴らしい料理というものは、視覚、嗅覚、味覚、そして時には聴覚や触覚も体感できる、究極のアートだと思っている。一口食べただけで、とてつもない幸福感に体全体を包まれて踊りだしたくなることが多々あるし、涙が出そうになったことも何度かある。味と香りが頭の中に音楽を奏でるのはいつものことだし、瞼の裏に様々な色が弾け飛ぶのを見ることもある。こうやって書いてみると、ほとんどドラッグみたいな感じだな(笑)。シェフというのは、本当に偉大なアーティストだといつも思う。
僕にとっての今回の予約は、例えて言えば超人気アーティストのVIPコンサートに当選したとか、応援するスポーツチームの入手困難な試合のチケットが取れたとか、人気ミュージカルの最前列ど真ん中の席を買えたのと同じようなレベルだ。
価値観や優先順位は人によって千差万別だけど、僕にとっては「味わう快感」が揺るぎないトップ。たぶん僕は、それを死ぬまで追い求め続けていると思う。
