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アクセル・ワールド

『アクセル・ワールド』は、川原礫による日本のライトノベルおよびそれを原作とするメディアミックス作品。イラストはHIMAが担当。電撃文庫(アスキー・メディアワークス→KADOKAWA)より、2009年2月から刊行されている。略称は「AW」。

あらすじ
2046年、ニューロリンカーというウェアラブルコンピュータを用いることで生活の半ばが仮想ネットワーク上で行われるようになっても、未だ人が現実社会のくびきから逃れられずにいる世界。
東京都杉並区にある私立梅郷中学校に通う少年ハルユキは、小柄かつ肥満体型と内向的な性格から、幼少期の頃よりいじめやあざけりの対象となり、辛い日々を送っていた。いじめは中学に入学してからも収まらず、ハルユキは嫌な現実を呪いながら学内ローカルネットの片隅に設置されているスカッシュゲームのスコアを伸ばすだけの日々を送っていた。そんなある日、スカッシュゲームの自身のハイスコアをあっさり更新されたハルユキは副生徒会長を務め周囲から羨望の眼差しを受ける美貌の上級生黒雪姫から謎めいた言葉を告げられる。
「もっと先へ――『加速』したくはないか、少年」
戸惑いながらも黒雪姫の誘いに応じたハルユキは、有線直結通信で謎のアプリケーションソフト「ブレイン・バースト」をインストールされる。それはニューロリンカーの量子接続に作用し、思考を一千倍に加速しプレーヤー同士が対戦ゲームを行うという驚くべきアプリケーションだった。
こうして、ブレイン・バーストのプレイヤー「バーストリンカー」になったハルユキは、デュエルアバターシルバー・クロウ」を操り、もう一つの世界である「加速世界アクセル・ワールド」で繰り広げられる戦いに身を投じていく。
黒雪姫を狙う、謎のバーストリンカー「シアン・パイル」の正体を探っている最中、黒雪姫が先日こらしめた不良・荒谷の手によって意識不明の重体に陥ってしまう。ハルユキは意識不明の彼女を守るため、単身、シアン・パイルの正体を突き止める。ハルユキは幼馴染のタクムと共に、黒雪姫を長とするレギオンネガ・ネビュラス」の一員となる。2047年1月、実戦経験を積みレベル4に到達した頃、ニコという名の少女が彼を訪ねて来る。他所のレギオンマスターである彼女の依頼を受け、「ネガ・ネビュラス」は「災禍の鎧」こと狂戦士「クロム・ディザスター」と戦うことになる。

ーウィキペディアより抜粋ー

『アクセル・ワールド』は、近未来のSFアクションという設定のストーリーでは有りながら、いじめや劣等感という闇の牢獄にとらわれていた少年:有田春雪ハルユキが、謎の美少女:黒雪姫との出会いを通じ、自分の殻を破り「空」へと飛び立つまでの「魂の再生の物語」という意味を内包していると想うのです。
ストーリーの冒頭、ハルユキは肥満体型の自分を卑下し、現実世界から逃避するようにスカッシュゲームに没頭していました。そんな彼に、学校的アイドルである黒雪姫が口にした「もっと先へ・・・『加速』したくないか、少年」という言葉は、彼の停滞した精神に強烈な衝撃を与えた・・・
彼女から授けられたデュエルアバター「シルバー・クロウ」は、彼の内面にある「もっと速く、遠くへ行きたい」という切実な願いを具現化した形・・・
ハルユキにとって、ブレイン・バーストによる「加速世界」は単なるゲームの場ではなかった。彼が誰にも負けない反射神経と、唯一無二の「飛行アビリティ」を手に入れたことで、彼は初めて「自分にしかできないこと」・・・すなわち自分自身の真価を見出します。
そして、戦いを通じて仲間や強敵と対峙し続けることで、人生の逃亡者であった彼は、痛みを受け入れ、立ち向かう勇気を手にします。
物理的な速さを手に入れることは、彼にとって「臆病な過去の自分」を置き去りにし、前を向いて飛翔するための精神的儀式でもあったのだ・・・と感じられるのです。
ハルユキと黒雪姫の関係性は、単なる「騎士と姫」ではありません。 当初、ハルユキは彼女を崇拝の対象としてしか見ていませんでした・・・しかし、ストーリーが進むにつれ、黒雪姫自身もまた孤独や後悔を抱えている生身の少女であることが明らかになってゆきます。
彼女の弱さを知った時から、ハルユキの目的は「加速させてもらうこと」から「彼女のために戦うこと」へと変化していったように思えます。
ハルユキと黒雪姫・・・二人は互が互いの欠落を埋め合わせる存在であり、ハルユキは彼女に「空」を教え、黒雪姫は彼に「居場所」を与えました。この相互補完的な絆こそが、出逢いのもたらした最も美しいモノ・・・
この話では、技術が進歩した未来においても、人の心を動かすのは「誰かを信じたい」という普遍的な想いであることが、語られているのではないでしょうか?
ラストシーン、空を舞うシルバー・クロウの姿は、コンプレックスという重力から解き放たれたハルユキの精神そのものであり、誰しもが「自分も一歩踏み出せるかもしれない」という・・・勇気を心に抱いていいのだ・・・そう語りかけてくれる・・・そんな気がします。

オープニングテーマの「Chase the world」 歌:May'n・・・この格好いい旋律に感動した・・・爺は一生懸命練習しました・・・でも、爺の余りのリズム感のなさに呆れた嫁が、見かねて横で歌唱コーチを務めてくれたことは、甘酸っぱい思い出であります。・・・流石のAI精密採点先生も・・・70点以下の判定は出さなくなってくれました・・・この音痴へのあわれみでしょうか?・・・(´Д⊂グスン

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