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【はじめてのnote】 青春の無敵感を感じれるロックバンド漫画 『THE BAND』

はじめまして。赤間と申します。

今回紹介させていただくのは、ハロルド作石先生が手がけるバンド漫画『THE BAND』です。
漫画紹介のnoteを書くにあたりどの漫画を紹介するか悩んだのですが、この漫画にトップバッターを決めてもらいたいと思いました。

あらすじ

『THE BAND』は、
主人公の友平がギターと出会うことで成長していく物語です。

小学5年生の頃、いじめを受けている友平。母親に連れられて行ったバンドのライブに友平は刺激を受ける。

偶然友平と同じライブ会場にいた転校生のマタローと親友になり、友平はいじめから解放されるが、マタローは一年半は引っ越すこととなり、中学生の友平はいじめの標的に戻ってしまう。

いじめが原因で足を骨折して以降引きこもっていた友平だったが、叔父からギターを譲ってもらう。

「突然に……」
  「俺の人生に
   変な形のギターが
   やってきた……」

このギターはカワイ ムーンサルト

ギターを始めると同時に、友平が引きこもっていることを知ったマタローが隣町から友平に会いにきてギターを教えはじめる。

マタローからギターを教わるうちに、友平の中で音楽への熱が広がりはじめた。

ベテラン作家が描く少年の成長と青春群像劇

ハロルド作石先生は1987年デビューのベテラン作家で以前にも『BECK』というバンド漫画を描いており、『THE BAND』は16年ぶりのバンド漫画となります。

読み進めていくたび、友平とマタロー二人の成長と、二人を取り巻く癖が強い個性的なキャラクター達が立ち回ることで目まぐるしく日々が過ぎていく青春の疾走感が際立って読んでいてとても気持ちがいいです。

キャラクターそれぞれにしっかりスタンスや価値観がありながら、主人公の揺れ動く未熟さや青臭さが感じられる心理的人物デッサンが細かいところが魅力の一つです。

グリーン・デイやニルヴァーナといった有名バンドの楽曲が作中に多く登場し音楽を聴きながら読むのも楽しみ方のひとつかなと思います。(音楽的知識がなくても『そういうもの』として扱うことができるラインで物語は進みます。知らなくても楽しめるし知っていればさらに楽しめるという点でよくできた漫画だなとも思います。)

青春の無敵感×持たざるものの音楽を描く本格バンド漫画

この物語は主人公の友平が本当の意味で何も無いところから始まります。

単純にギターが好きということだけで、特別な才能などもない友平が、いろんな人と出会い成長していくという王道のストーリーとなっています。

ストーリーの進行に友平の積み重ねが見えるシーンが挟まれて時間が経過するのと同時に成長していく説得力があります。

このページが大好きでたまらんのです。
ムーンサルトのネックにある月の満ち欠けで過ぎゆく日々を想像させる見開き1ページ。ベテラン作家の腕が光る。毎話痺れる1ページを持って来てくれるので読むのが楽しくて仕方がない。

主人公の愚直に前に突き進んでいき、臆病な主人公が違う世界に飛び込む感じは何度見ても飽きが来ない王道といって差し支えないストーリーラインとなっています。

こんな方に読んでほしい

  • 青春群像劇が好きな人

  • 主人公の成長を楽しみたい人

  • 音楽要素のある作品を読みたい人

  • 感情移入しやすい漫画を探している人

既刊4巻(執筆時)で気軽に読めるのにしっかり心に残る、そんな漫画を探している人には特におすすめできます。

少しでも気になっているなら、まずは1話だけでも読んでみてほしいです。
読んだあとには、きっとこの作品の空気感や世界に引き込まれるはずです。
マガポケでアプリ配信もされているので無料で読むこともできます。



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