怪談 赤い服の女
関西のとある場所には赤い服を着た女が現るという噂がある商業施設がある。
なぜ、赤い服を着た女が出るとされるのか。
理由はわかっていない。赤い服を着た女が現る内容の噂が出回るようになり、次第にネット上で情報が拡散されるにつれ心霊スポットの一つになった。
過去に商業施設で事件や事故があったわけではない。
今回、同じエリア圏内ではあるがひょっとしてと思った話があるので紹介する。
3年ほど前に映画館で映画を見ていたときの事だ。
前半の主人公が話すシーンが長いのでついふとうとうとしてしまった。何とか眠気に勝とうと必死になりながらスクリーンをじっと見つめる。
まぶたが段々と重くなる。
ダメだ、ここで眠ってしまうと話の流れがわからなくなる。寝るのはよくないと言い聞かせながら眠くなるのを必死で堪えていた。
そんなときに、ふと背後に人の気配を感じた。
恐る恐る振り返ると、赤い服を着た女が上映中であるにも関わらず席から立ち上がっていた。
おかしいと思ったが今は映画を見ることに集中せねばと思いもう一度スクリーンを見ると、赤い服を着た女が徐々に近づいてくると私の左肩のところまで手を差し伸べようとしてきた。
親切な方があまりにも眠そうにしている私を起こしに来たのかなと思い心配はいらないですよと声をかけようかと振り返ったその瞬間に赤い服の女の身なりを見て言葉を失う。
赤い服だと思ったのは、全身が大火傷で皮膚組織が完全に壊死してめくれ上がっている状態な上に女の長い髪は焼けてボサボサに近かった。赤い服だと思ったあのワンピースも鮮血で染まったものだとしたら、赤い服の女の正体を知ってしまった瞬間だった。
冷静になろうともう一度スクリーンを見た。
しかし、映画に集中して見ようと思えば思うほど意識は赤い服の女にいってしまう。
私はもう一度我が目を確かめるべく後ろを振り返るが赤い服を着た女はそこにはもういなかった。
後々ネットサーフィンで商業施設がある場所の周辺の曰くを調べてみたら答えが分かった。
噂がある商業施設一帯が戦時中に住まれていた多くの方が被災され命を落としていた。
赤い服の女はひょっとしたら戦時中に亡くなられた可能性が高く、今もなお助けを求めて彷徨っているのだろう。真相はわからないが、悲しい歴史がある場所にはいくら年月が経てども浄化できないものがあるんだなと思った。
【怪談 赤い服の女 おわり】
この話はある怪談師さんにも提供した話でぶっちゃけた話グロテスクな内容になってしまうのでトーナメント向きで話すならば、戦争で被災された要素を排除しなければならない。
配信で話すにしてもやはりある程度の創作(モザイク)を施さねば難しい。
都市伝説にありがちな赤い服をきた女の顔を間近に見てみたら女の瞳は真っ暗闇で何もなかった。
というようにお化けなのかはたまた未確認生物との遭遇なのかをあやふやにしながら恐怖を伝えないといけないので、あまりトーナメント向きの内容ではない。
今回はつつみ隠すことなく私が見たままの状態を描写しているので、苦手な方は本当に駄目かもしれない。あらかじめ御了承願いたいということで、怪談赤い服の女のまとめをしたところでおわり。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
※画像は生成AIにより作成しました
