怪談 ダムで笑う女性
※画像は生成AIにより作成しました
私が2年ほど前に体験した話だ。
ダムで配布されているダムカードを求めてまずはダム管理事務所へ向かいダムカードを頂いたあとにどんなダムなのだろうかと気になり撮影目的で散策してみることにした。
駐車スペースからダムの上の道を歩いていく。ダムの下から見える街並みや、ダム湖と調和している山々を眺めているだけでも非常に綺麗でぼんやりと眺めるにはリラックスが出来る。
ゆっくりとした歩調で撮影をしながら進んでいくうちにダムの上の道を渡りきっていた。
進むことができるので、ダム湖を撮影することを目的に歩いていくが道は誰も管理していないのか脇に生えている木々の枝が伸び放題でとても進めるような状態ではなかったために引き返しダムの上の道に撮影をしながら戻ってくる。
少し歩いたところだろうか。
背後にふと気配を感じた。
思えばダムには私以外の人はいなかったはずだが、私が気がついていないだけで他に誰かが散策目的で訪れていたのかもしれないと思い振り返る。
すると、そこにはセミロングのヘアスタイルの女性がダム湖を眺めていた。いつの間にか、女性が居たのかと気付き女性を見ると、女性は私の存在に気付きにこやかな笑顔を見せた後にダム湖へと消えてしまった。
ほんの一瞬だった。
ダム湖をぼんやりと見ていただけだろうと思ったので急いでダム湖を覗いてみるが、そこには落ちた際に生じる落下音らしきものは一切聞こえてこなかった。
あのときの女性はいったいと思いながらダムをあとにした。後日、ダムで配布されている記念カードを求めてダム管理事務所へ訪れた後にダムの上の道を撮影しながらゆっくり歩いていく。
渡りきり再び行ける範囲内でダム湖沿いの道からダム湖を撮影して戻ることにした。
そして、ダムの上の道にまで戻った際に女性が現れた場所のところへ検証のために向かった。
あのとき私が見た女性がこういう立ち位置でダム湖を眺めていたなあと現れた女性の話を思い出しながらカメラを片手に喋りながら撮影していた。
すると背後から誰もいないはずなのに気配を感じるので振り返るも誰もいない。
何だ、気のせいかと思い前を見た直後だった。気配が更に近づくと私の右肩あたりに女性の顔が覗き込んでいるのが分かった。
女性は自慢げに話してきた。
ねぇ、今さっきの話って私でしょ?
女性は嬉しそうにアハハハと大きな声で高笑いをするとダム湖のほうへと姿を晦ました。
念のためにダム湖を除いてみるが、そこには落下音らしきものはいっさい聞こえず、綺麗なダム湖の状態しかそこにはなかった。
あのときにいた女性はいったい何者だったのか、答えはいくら調べどわからず謎のままである。
(怪談 ダムで笑う女性 終わり)

この話は怪談15日戦争で話したことを文章化しただけだが、あのときは話すテーマを前に話す陽狐さんのテーマと重ならないことを重点に置いたので一発勝負はせず、2〜3ネタは用意したうちの一つでいずれかは文章化してノートでアップする予定の話だった。
ある程度は構想は練っていたので、構想通りの内容で語れたが私が話した内容には情景が不足していたので思い描きながら散策していた際に遭遇した体験談であることを分かりやすくしてみた。
因みに撮影時の様子はYouTubeで上がってます。
この動画の撮影時に背後に女がいて高笑いされたというのが、怪談15日戦争で話した怪談でした。
生野ダムっていう朝来市にある県営のダムだが、心霊の噂がある。それが、ダム湖が渇水のときに1台の乗用車が見つかり引き上げるも運転席に座っていた方はご遺体の一部が白骨化した状態で見つかる。
という噂でもなく実際に報道された事故があった。
後に宇津呂鹿太郎先生のイベントで朝来市に来た際に会場のオーナーから生野ダムの噂について訊ねてみたところ、朝来市に移住したので地元の人間ではないがと仰りながらも教えて頂いた情報は以下の通り。
生野ダムの上の道を渡りきった先の狭い道での事故は聞いたことがないが、交通量が多いダムの管理事務所前の道はヘアピンカーブが続くので知らない人が運転すると事故を起こしやすい
事故の多発地帯とのことで、身投げされた事案については御存知ではないとのことで詳しくは聞けなかったが、事故があった事実は紛れもない事実であるということだけは確認できた。
ただ私が見たのは女性の幽霊であり、実際にご遺体で見つかり心霊の噂として出てくるのは男性の幽霊。
女性はいったい…?と思うとゾッとする話だ。
