フォロワーが増えないSNSでも売れる|宣伝せずにファンを育てるSNSマーケティング入門「SNSで宣伝するな 永続的に愛され、売れる「熱狂SNSマーケティング」の教科書」を小学生でも分かるように説明します
『SNSで宣伝するな 永続的に愛され、売れる「熱狂SNSマーケティング」の教科書』
著者 坂本 翔
はじめに
このnote記事は、無料部分の「小学生でもわかる解説」だけでも十分にご理解いただけます。
有料エリアには「音声考察(日本語版・英語版)」と本のエッセンスをより深く理解するための「大人向けの解説」を用意しております。
なお、この記事は無料・有料・音声考察のすべてにおいて、原著の引用は一切使用しておりません。すべて、私自身の言葉のみで構成したものです。

皆さんは毎日スマートフォンやタブレットを使って、動画を見たり、友達とメッセージのやり取りをしたりしていることでしょう。
現代の生活において、SNSはなくてはならないとても身近で大切なものになっていますよね。
実は、このSNSは皆さんが友達と楽しく遊ぶためだけのものではなく、世の中にあるたくさんの会社やお店にとっても、自分たちの作っている商品やサービスをたくさんの人に知ってもらうための、ものすごく強力で重要な道具になっているのです。
しかし、大人の世界では、このSNSの正しい使いかたを勘違いしてしまって、失敗している会社がたくさんあります。
今回紹介する本は、坂本翔さんという方が書いた『SNSで宣伝するな 永続的に愛され、売れる「熱狂SNSマーケティング」の教科書』という本です。
SNSは「宣伝」する場所ではなく「仲良くなる」場所。
少し昔の話をしましょう。
皆さんが生まれるよりもずっと前、インターネットやスマートフォンがなかった時代、会社が新しいお菓子やゲームを発売したとき、どうやってみんなに知らせていたと思いますか?
それは、テレビのCMや、新聞の広告、雑誌のページなどでした。
こうしたものを「マスメディア」と呼びます。
マスメディアの大きな特徴は、会社から皆さんへの「一方通行」だということです。
テレビを見ているときにCMが流れてきても、皆さんはそのCMに対して「面白かったよ!」と直接テレビに話しかけてお返事をもらうことはできませんよね。
テレビの向こうにいる会社の人たちは、とにかくたくさんの人に見てもらえるように、大きなお金を使って目立つ広告を作っていました。
そして、これまでの大人たちは、このやり方が一番正しいと信じてきたのです。
しかし、今は時代が変わりました。
SNSの最大の特徴は、会社と皆さんが「双方向」でやり取りができること、つまり「お互いにおしゃべりができる」ということです。
会社がSNSで「新しいジュースを作りました!」と投稿したら、皆さんは「美味しそう!」とコメントをつけることができますし、会社の人からお返事をもらうこともできます。
さらに、それを見た別のお友達が会話に参加してくることもあります。
このように、SNSとは一方的に情報を押し付ける場所ではなく、趣味や興味が合う人たちが集まって、お互いにコミュニケーションをとるための「コミュニティ」なのです。
それなのに、いまだに多くの会社は、昔のテレビCMと同じように、SNSをただの「宣伝の道具」として使おうとしています。
皆さんも、動画を楽しく見ているときに突然興味のない広告が流れてきて、イライラして「スキップ」ボタンを連打した経験があるのではないでしょうか。
自分から楽しい情報や友達との会話を求めてSNSを見ているのに、突然「これ買ってください!」という宣伝を押し付けられたら、誰だって嫌な気持ちになりますよね。
だからこそ、この本では「SNSで宣伝するな」と言っているのです。
SNSでいきなり宣伝をすることは、クラスのみんなが楽しくゲームの話をしているところに、いきなり知らない人が入ってきて「この鉛筆を買ってください!」と叫び出すようなものです。
SNSは宣伝の場所ではなく、みんなと仲良くなるための場所だということを、まずはしっかりと覚えておいてください。
フォロワーの「数」よりも「本当のファン」を増やそう。
皆さんは、SNSのフォロワー数が多いアカウントを見ると「すごい!」と思いますか。
確かに、フォロワーが100万人いるインフルエンサーは、とても影響力があってすごいように見えます。
多くの会社の大人たちも「とにかくフォロワー数を増やせば、商品がたくさん売れるはずだ」と信じて、一生懸命フォロワーを増やそうとします。
しかし、この本では「フォロワーの数ばかりを追い求めるのは間違っている」とはっきりと書かれています。
想像してみてください。
フォロワーが1万人いても、プレゼントがもらえるキャンペーンのときだけ集まってきた人で、あなたの会社のお菓子に全く興味がない人たちばかりだったらどうなるでしょうか。
新しいお菓子を出しても誰も買ってくれませんし、1円の儲けにもなりません。
一方で、フォロワーはたったの500人しかいなくても、その500人があなたの会社のお菓子のことが大好きで、毎月必ず買ってくれて、さらにお友達にも「このお菓子、本当に美味しいから食べてみて!」と勧めてくれるような熱心な人たちだったらどうでしょう。
絶対に、後者の500人のフォロワーの方が、会社にとっては何倍も価値がありますよね。
ビジネスの世界には「2対8の法則」という有名な言葉があります。
これは、全体のお客さんのうちの、たった「2割」の本当に熱心なファンが、会社全体の「8割」の売上を作ってくれるという不思議な法則です。
だからこそ、会社はただの通りすがりの人をたくさん集めるよりも、今いるファンの人たちを特別扱いして、もっと大好きになってもらうことに一生懸命になるべきなのです。
そして、SNSの世界では「すべての人がインフルエンサー」になります。
インフルエンサーと聞くと、テレビに出ているような有名人を思い浮かべるかもしれませんが、そうではありません。
たとえば、皆さんが「週末に遊びに行くのに、どこか良い場所ないかな?」と探しているとき、知らない有名人がおすすめしている場所よりも、仲の良いお友達が「昨日ここに行ってきて、すごく楽しかったよ!」と言っている場所の方が、「私も行ってみたい!」と強く思いませんか。
人は、自分が信頼している身近な人の意見に一番影響を受けます。
つまり、フォロワーが10人しかいない普通の人であっても、その人が発信した情報は、周りの友達にとっては絶大な影響力を持つ「インフルエンサー」の言葉になるのです。
会社は、まず誰に情報を届けたいのかという「ペルソナ(理想のお客さんの姿)」をしっかりと決めて、そのお客さん一人ひとりと丁寧におしゃべりをし、本当のファンになってもらう必要があります。
そのファンが自分のSNSで「これ最高だよ!」と発信してくれれば、それが一番強力な宣伝になるからです。
みんなが見たくなる「宣伝しない」投稿の秘密。
SNSで「これを買ってください!」と直接的な宣伝をしてはいけないとしたら、会社は一体どんな投稿をすればいいのでしょうか。
答えは簡単です。
皆さんが「見てよかった!」「役に立った!」「面白い!」と思えるような、価値のある情報(コンテンツ)を発信すればいいのです。
このような、お金をかけた広告ではなく、自然にみんなが見たくなるような投稿のことを「オーガニックコンテンツ」と呼びます。
たとえば、靴を作っているナイキという会社があります。
ナイキは「この靴はこんな素材でできていて、いくらです!」というような宣伝はあまりしません。
その代わり、スポーツ選手が一生懸命努力して困難を乗り越えていく「物語(ストーリー)」を動画にしてSNSで流します。
それを見た人は、「感動した!自分も頑張ろう!」という気持ちになり、その物語に共感してナイキというブランド自体を好きになります。
そして結果的に「ナイキの靴を履いてみたい」と思って靴を買ってくれるのです。
このように、商品の機能や値段ではなく、その裏側にある感情や物語を伝えることを「ストーリーテリング」と呼びます。
アップルという会社も、スマートフォンのカメラの性能を宣伝するために、普通の人が撮った綺麗な写真をたくさん紹介して、「あなたもこんな素敵な写真が撮れる仲間になりませんか」という物語を作って大成功しました。
他にも、家具を売っているニトリという会社は、SNSで「この棚を買ってください」と言うのではなく、「お部屋を綺麗に片付ける収納の裏技」といった、皆さんの生活に役立つ情報を発信しています。
勉強の教材を作っているベネッセも、「テスト前に集中力をアップさせる方法」などの役立つ情報を発信しています。
これなら、宣伝だと感じずに「へえ、便利だな」「やってみよう」と思って保存したりお友達に教えたりしますよね。
その結果、みんながその会社に好感を持ち、信頼してくれるようになります。
また、商品の「舞台裏」を見せることもとても効果的です。
たとえば、コンビニのファミリーマートは、新しいスイーツができるまでの失敗や苦労、工場で作られている様子をSNSで公開しています。
普段は見ることができない裏側の物語を知ることで、ただのスイーツが「あんなに苦労して作られた特別なスイーツ」に変わり、応援したい気持ちになって買いたくなるのです。
さらに、一般のお客さんが自発的に投稿してくれた写真や感想(これをUGCと呼びます)を、会社の公式アカウントで紹介することも効果的です。
カメラのGoProという会社は、お客さんが撮ったかっこいい動画を公式でたくさん紹介しています。
「お客さんがこんな素敵な写真を撮ってくれました!」と紹介することで、宣伝のにおいが全くしない、一番信頼できる情報になりますし、紹介されたお客さんもとても嬉しい気持ちになって、さらに大ファンになってくれるのです。
お客さんと直接会話をして、もっと仲良くなろう。
魅力的な投稿ができるようになったら、次にするべきことは何でしょうか?
それは、SNSを使ってお客さんと「直接おしゃべり」をすることです。
この本では、これを「ファンとの対話」と呼んでいます。
一方通行ではない、双方向のコミュニケーションこそがSNSの最大の武器なのですから、これをやらない手はありません。
ファンとの対話には、大きく分けて二つの方法があります。
一つ目は「パッシブサポート(受け身の対応)」です。
これは、お客さんから会社に寄せられたコメントや、直接送られてくるダイレクトメッセージ(DM)に、丁寧にお返事をするということです。
もし皆さんが大好きなお菓子メーカーのSNSに「このお菓子、いつも美味しく食べています!」とコメントをして、公式アカウントから「ありがとうございます!これからも美味しいお菓子を作りますね!」とお返事が来たら、すごく嬉しくて、友達に自慢したくなりますよね。
逆に「ここが壊れやすくて困りました」という不満のメッセージが来たときも、無視してはいけません。
すぐに「ご不便をおかけして申し訳ありません。
すぐに対応します」と真剣にお返事をして問題を解決すれば、怒っていたお客さんも「こんなにきちんと対応してくれるなんて、素晴らしい会社だ!」と感動して、かえって大ファンになってくれることが多いのです。
二つ目は「アクティブサポート(積極的な対応)」です。
これは、お客さんからのメッセージを待つのではなく、会社の方から積極的にお客さんに話しかけに行くことです。
たとえば、SNSで自分の会社の商品についての投稿を探して、会社の方から「素敵な写真ですね!使ってくれてありがとうございます!」と「いいね」を押したり、コメントを残したりするのです。
まさか公式アカウントから話しかけられると思っていなかったお客さんは、サプライズの喜びに包まれて、もっとそのブランドのことが好きになります。
また、ライブ配信を使って、今見ている人たちとリアルタイムでおしゃべりをし、質問にその場で答えるのもとても良い方法です。
さらに一歩進んで、お客さんの声を直接「新しい商品作り」に生かすこともできます。
たとえば、作業着で有名なワークマンという会社は、SNSでワークマンの服をキャンプに着ていって「焚き火の火の粉が飛んでも穴が空かないから最高!」と発信していた女の人に声をかけました。
そして、そのファンと一緒に「女性向けの可愛いキャンプ用の服」を開発したところ、ものすごい大ヒット商品になったのです。
このように、熱心なファンと一緒に商品を作ることで、ファンは「自分が作った商品だ!」と強い愛着を持ち、自分からどんどんSNSで宣伝してくれるようになります。
ただし、これらの「お客さんと仲良くなる活動」をするためには、会社の中で働いている人たち自身が、自分の会社の理念や商品を心から愛している必要があります。
これを「インナーブランディング」と呼びます。
SNSを担当している人が「自分の会社の商品なんてどうでもいいや」と思っていたら、その冷たい気持ちは画面越しにお客さんにも伝わってしまいます。
まずは会社の中で働く人たちが誇りを持って楽しく仕事をすることが、SNSでファンを増やすための最初の第一歩なのです。
数字を見て「どこが良かったか」を振り返ろう。
SNSでいろいろな投稿をしたり、お客さんとおしゃべりをしたりするようになったら、定期的に「自分たちのやっていることは本当に正しいのかな?」と振り返ることが必要です。
テストを受けたら、採点をしてどこを間違えたか復習するのと同じですね。
これをビジネスの言葉で「データ分析」や「PDCAを回す」と言います。
SNSの世界では、どの投稿が何人に見られて、何人が「いいね」を押してくれたか、という数字がすべて正確にわかるので、この数字を元に改善していくことがとても大切です。
しかし、ここでも注意しなければならないことがあります。
それは「見せかけの数字に騙されない」ということです。
たとえば、お金を払って広告を出せば、一時的にたくさんの人に見てもらうことができます。
でも、それはお金の力であって、本当にその投稿が魅力的だったからではありません。
本当のファンの反応を知りたいなら、広告の数字は除いて、純粋なオーガニックの投稿に対する数字だけを見て分析しなければなりません。
また、「いいね」の数や動画が再生された回数だけで喜んではいけません。
本当に見るべきなのは「エンゲージメントの質」です。
エンゲージメントとは、お客さんがその投稿に対してどれくらい深く関わってくれたかということです。
ただ適当にハートマークを押しただけなのか、それとも長文で熱いコメントを書いてくれたのか。
さらには、その投稿のコメント欄で、お客さん同士が「これ美味しいよね!」「私も好き!」と仲良くおしゃべりを始めているかどうかが重要です。
お客さん同士が交流して盛り上がるような場所を作れているアカウントは、とても素晴らしい状態だと言えます。
さらに、自分たちの会社やお客さんについての投稿(UGC)が、SNS全体でどれくらい増えているかも調べます。
自分たちが宣伝しなくても、お客さんたちが勝手に「この商品最高!」と投稿してくれる数が多ければ多いほど、SNSマーケティングは大成功している証拠です。
また、自分たちの投稿を見てくれている人が、本当に届けたい相手の年齢や性別と一致しているかも確認します。
小学生向けのゲームを作っているのに、データを見てみたら50代の大人ばかりが見ていたとしたら、投稿の内容や言葉遣いを見直さなければなりません。
こうしたデータを手作業でひとつひとつ数えるのは大変なので、世の中には「レポートツール」と呼ばれる便利な道具がたくさんあります。
この道具を使えば、一瞬で「どの投稿が一番人気だったか」をグラフにしてくれます。
会社の人たちは、そうした便利な道具を使ってデータ集めの時間を節約し、浮いた時間を使って、もっとお客さんと楽しくおしゃべりしたり、面白い企画を考えたりすることに時間を使うべきなのです。
これからのSNSはどうなっていくの?未来の姿。
ここまで、今の時代のSNSの正しい使いかたについてお話ししてきましたが、SNSの世界はすごいスピードで進化しています。
最後に、これからのSNSがどうなっていくのか、未来の姿についてお話ししましょう。
まず、これからの会社は、SNSの運用を「外部の専門の会社」にお願いするのではなく、「自分たちの会社の人(内製化)」でやるべきだと言われています。
なぜなら、先ほどもお話ししたように、SNSはリアルタイムでのおしゃべりの場所だからです。
たとえば、会社の商品のことについてお客さんから質問が来たとき、外部の人が担当していると「この質問はどう答えればいいですか?」といちいち会社に確認しなければならず、お返事が遅くなってしまいます。
また、商品の本当の魅力や、会社が大切にしている思いを一番よく知っているのは、その会社で働いている人たち自身です。
だからこそ、少し大変でも、会社の中の人が自分たちでSNSを運用することが、これから勝ち残っていくための絶対条件になります。
次に、AI(人工知能)の進化です。
最近では、ChatGPTなどのAIがとても賢くなり、人間が書いたような自然な文章を作ったり、きれいな絵を描いたりすることができるようになりました。
これからのSNS運用では、このAIの力を借りることが当たり前になっていきます。
AIを使えば、お客さんからのよくある質問に24時間いつでもすぐにお返事をしてくれたり、集まった膨大なデータを一瞬で分析して「明日はこんな投稿をするといいですよ」と予測してくれたりします。
ただし、すべてをAIに任せてしまうと、温かみのないロボットのようなアカウントになってしまいます。
AIの便利さを使いながらも、最後の「人間らしい温かいコミュニケーション」は人間の手でしっかりと行うというバランスが大切になります。
そして、もう一つの大きな変化が「メタバース」の普及です。
メタバースとは、インターネットの中に作られた3Dの仮想空間のことです。
皆さんも、自分のアバター(分身)を操作して、ゲームの中で友達と待ち合わせをして一緒に遊んだり、チャットをしたりしたことがあるかもしれません。
これからのSNSは、文字や写真を見るだけの画面から、このメタバースのような「体験する空間」に変わっていくと言われています。
たとえば、服を売っている会社がメタバースの中にお店を作り、皆さんのアバターがそのお店に入って実際に服を試着してみたり、そこで出会った他のアバターのお客さんと「その服似合っているね!」とおしゃべりをしてから、現実の世界にその服を届けてもらったりするようになるのです。
このように、インターネット(オンライン)の世界と、現実(リアル)の世界の境目は、これからどんどんなくなっていきます。
昔の大人は「SNSなんてただのネットの遊びだ」と軽く見て、SNSに来た問い合わせを無視することがありました。
しかし、皆さんのようなデジタルが当たり前の世代にとって、SNSでの会話は、目の前にいる人と直接話すのと同じくらい大切な現実のコミュニケーションです。
「現実の世界とSNSの世界は同じくらい大切である」ということをしっかりと理解し、変化を楽しみながら新しいことに挑戦し続けることが、未来のビジネスでは絶対に必要になるのです。
相手を思いやる気持ちが一番大切だというまとめ。
この本の内容を最後まで読んでみて、いかがでしたか。
難しい言葉も少しあったかもしれませんが、一番大切なメッセージはとてもシンプルです。
それは、SNSを使うとき、会社やお店は「自分たちの商品をただ売りつけようとする機械」になってはいけないということです。
画面の向こうにいるのは、皆さんと同じように感情を持った「人間」です。
自分がされて嫌なこと、例えばいきなり大きな声で宣伝を押し付けられるようなことは、相手にもしてはいけません。
自分がされて嬉しいこと、例えば自分の意見を優しく聞いてくれたり、ためになる情報を教えてくれたり、面白い裏話で楽しませてくれたりすることを、相手にもしてあげるべきなのです。
SNSの本当の力は、瞬間的に何万人もの人に宣伝をして一儲けすることではありません。
一人ひとりのお客さんと時間をかけて丁寧におしゃべりをし、「この会社の人たちは本当に私たちのことを考えてくれているんだな」という信頼関係を築き上げることです。
そうやってできた「絆」はとても強くて、ちょっとやそっとのことでは壊れません。
その熱狂的なファンたちはお店を支え、また新しいお友達を連れてきてくれます。
「SNSで宣伝するな」。
この言葉には、宣伝という自分勝手な行動を捨てて、相手とのコミュニケーションを何よりも大切にしなさい、という作者の坂本翔さんの強い願いが込められています。
皆さんが大人になって、もし自分の会社を作ったり、お店を開いたりしてSNSを使う日が来たら、ぜひこの本に書かれていることを思い出してください。
数字やフォロワーの数にとらわれるのではなく、目の前のひとりのファンを心から大切にすること。
それこそが、いつまでも愛され続け、結果的にビジネスとしても大成功を収める「熱狂SNSマーケティング」の最大の秘密なのです。

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