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紫外線対策|日焼け止めのSPF・PAと肌を守る基本を知ろう|オールアトリエ 美容⑧


こんしは!

AllA / オールアトリエ講師の、
オール・ドメディア / Owl Dmediaです。

全22講義で、美容の基本を楽しく学ぶ
「美容コース」

前回の講義では、保湿とは化粧水をたくさんつけることではなく、肌に必要な水分や油分を補い、うるおいが逃げにくい状態へ整えることだと学びました。

今回も一緒に学んでくれる生徒は、

雨森子犬 / Amamori Coinuです!



曇っている日は、紫外線対策をしなくてもいい?

雨森子犬

「先生、今日は曇っているので、日焼け止めは使わなくても大丈夫ですよね?」

オール・ドメディア

「太陽が見えにくいから、紫外線もないように感じるよね」

雨森子犬

「はい。日焼け止めは、真夏の晴れた日に使うものだと思っていました」

紫外線対策と聞くと、真夏の海や、強い日差しの下を思い浮かべるかもしれません。

しかし、紫外線は晴れた日だけ地上へ届くものではありません。

気象庁によると、曇りの日でも紫外線は地上へ届き、薄曇りでは快晴時に近い強さになることもあります。空が暗く見えていても、紫外線がなくなったわけではないのです。(気象庁)

今回の講義では、

  • 紫外線とは何か

  • SPFとPAの違い

  • 日焼け止めの選び方

  • 正しい塗り方と塗り直し

  • 帽子や衣服を使った対策

を学んでいきましょう。


そもそも紫外線とは?

紫外線は、太陽の光に含まれている光の一種です。

地上へ届く紫外線には、主にUVAUVBがあります。

雨森子犬

「UVAとUVBは、何が違うんですか?」

オール・ドメディア

「肌へ与える影響や、それを防ぐ表示が少し違うんだ」

UVA

UVAは、紫外線A波とも呼ばれます。

地上へ届く紫外線の多くを占め、肌の変化や光による老化などに関係しています。

UVB

UVBは、紫外線B波とも呼ばれます。

肌が赤くなる日焼けなどに強く関係しています。

UVAとUVBは、それぞれ肌への影響が異なるため、日焼け止めにも別々の防止効果が表示されています。(JCIA)


日焼けは、肌の色が変わるだけではない

雨森子犬

「日焼けして肌が黒くなっても、しばらくすれば元に戻りますよね?」

オール・ドメディア

「色の変化だけでなく、赤みや痛みが出ることもあるから注意したいね」

紫外線を浴びたときの反応には、個人差があります。

すぐに赤くなりやすい人もいれば、赤みが少なく、肌が黒くなりやすい人もいます。

赤くならないからといって、紫外線の影響をまったく受けていないとは限りません。

また、紫外線を過度に浴び続けることは、しみやしわなどの原因の一つになるほか、長期的には皮膚の健康にも影響します。(日本皮膚科学会)

紫外線対策は、肌を白く保つためだけに行うものではありません。

肌を健やかに守るための生活習慣なのです。


紫外線は夏だけではない

紫外線の強さは、季節、時間、場所、天気などによって変化します。

一般的には春から夏にかけて強くなりますが、秋や冬にも紫外線は届いています。

また、一日の中では、太陽が高くなる正午を挟む時間帯に紫外線が強くなる傾向があります。(環境省)

雨森子犬

「それなら、一年中ずっと同じ対策をしないといけませんか?」

オール・ドメディア

「季節や外出時間に合わせて、対策の強さを調整すればいいんだよ」

短時間の外出と、夏の屋外レジャーでは、必要な対策が同じとは限りません。

毎日、最高値の日焼け止めを使わなければならないと考えるのではなく、その日の予定や紫外線の強さに合わせて選びましょう。

気象庁が発表しているUVインデックスを、外出前に確認するのも一つの方法です。


日焼け止めは「紫外線を防ぐ壁」

日焼け止めは、肌へ届く紫外線を減らすためのアイテムです。

クリーム、ジェル、ミルク、スプレーなど、さまざまなタイプがあります。

雨森子犬

「どの商品を選べばいいのか、数字が多くて分かりません」

オール・ドメディア

「まずは、SPFとPAの意味を知ろう」

日焼け止めを選ぶときに確認したいのが、

  • SPF

  • PA

という二つの表示です。


SPFはUVBを防ぐ目安

SPFは、主にUVBを防ぐ効果を示しています。

数字が大きいほど、UVBによる日焼けを防ぐ効果が高いことを表します。

日本では、非常に高い防止効果を持つ商品には、
**SPF50+**と表示されます。

ただし、

「SPF30なら、何も塗らないときの30倍の時間、絶対に焼けない」

という単純な保証ではありません。

実際の効果は、

  • 塗る量

  • 塗りムラ

  • 汗や水

  • 衣服やタオルとの摩擦

  • 塗り直しの有無

などによって変わります。

数字だけを見て安心するのではなく、正しい量と使い方を守ることが大切です。(JCIA)


PAはUVAを防ぐ目安

PAは、主にUVAを防ぐ効果を示しています。

PAは数字ではなく、プラスの数で表されます。

  • PA+

  • PA++

  • PA+++

  • PA++++

プラスが多いほど、UVAを防ぐ効果が高いことを示します。(JCIA)

雨森子犬

「SPFとPAは、どちらか一つだけ見ればいいですか?」

オール・ドメディア

「UVBとUVAでは表示が違うから、両方を確認しよう」

日焼け止めを選ぶときは、SPFだけでなくPAも確認してみましょう。


数字が一番高い商品を選べばいい?

SPFやPAが高い商品は、屋外で長時間過ごす日や、海、山、スポーツなどで役立ちます。

しかし、毎日の短い買い物や通学、室内中心の日まで、必ず最高値の商品を使う必要があるとは限りません。

日焼け止めは、

  • 外にいる時間

  • 活動する場所

  • 汗をかくか

  • 水に入るか

  • 自分の肌の状態

  • 使用感の好み

に合わせて選びます。

雨森子犬

「高い数字の商品を買えば、それだけで安心だと思っていました」

オール・ドメディア

「高い数値でも、塗る量が少なかったり、すぐ落ちたりすれば十分な効果を得にくいんだ」

毎日使うものなら、数値だけではなく、

  • 肌へ伸ばしやすい

  • 白浮きしにくい

  • ベタつきにくい

  • 刺激を感じにくい

  • 無理なく買い続けられる

といった続けやすさも大切です。

日本化粧品工業会も、紫外線の強い環境では高いSPF・PAの商品を、それ以外では目的に合わせて選ぶよう案内しています。(JCIA)


日焼け止めは量が少ないと効果を得にくい

日焼け止めを塗るとき、

「ベタつくのが嫌だから、ほんの少しだけ」

と量を減らしていませんか?

日焼け止めは、量が少なすぎたり、塗りムラがあったりすると、表示されている防止効果を十分に得られないことがあります。(公益社団法人日本皮膚科学会)

雨森子犬

「顔の中心だけ塗って、薄く伸ばしていました」

オール・ドメディア

「顔の端や耳の近くまで、ムラなく広げることが大切だよ」

必要な量は、商品のタイプによって異なります。

パッケージに書かれている使用量や塗り方を確認しましょう。

一度に大量につけて広げにくい場合は、いくつかの場所へ少しずつ置き、顔全体へ均一になじませます。


塗り忘れやすい場所を確認しよう

顔へ日焼け止めを塗ったつもりでも、塗り忘れやすい部分があります。

例えば、

  • 髪の生え際

  • こめかみ

  • 鼻の横

  • フェイスライン

  • 首の後ろ

  • 手の甲

  • 足の甲

などです。

雨森子犬

「顔には塗っていましたが、耳や首の後ろは忘れていました」

オール・ドメディア

「髪型や服装によって、日に当たりやすい場所も変わるね」

サンダルを履く日は足の甲、髪を結ぶ日は耳や首の後ろなど、その日の服装に合わせて確認しましょう。


スキンケアの後に日焼け止めを塗ろう

朝の基本的な流れは、

  1. 洗顔

  2. 化粧水や乳液などで保湿

  3. 日焼け止め

  4. 必要に応じてメイク

という順番です。

ただし、商品によって推奨される順番が異なる場合があります。

化粧下地やファンデーションに紫外線防止効果が含まれている商品もありますが、使用する商品の説明を確認しましょう。

雨森子犬

「急いでいる日は、保湿直後にすぐ日焼け止めを重ねています」

オール・ドメディア

「保湿剤を肌へなじませてから塗ると、ムラになりにくいよ」

強くこすって伸ばすのではなく、肌へやさしく広げることが大切です。


朝に一度塗ったら、夜まで大丈夫?

日焼け止めは、朝に塗れば一日中そのまま残るとは限りません。

時間がたつと、

  • 汗をかく

  • 水にぬれる

  • タオルで拭く

  • 衣服やマスクでこすれる

  • 手で肌へ触れる

などによって、少しずつ落ちていきます。

日本化粧品工業会では、日焼け止めの効果を保つため、少なくとも2~3時間を目安に、状況を見ながら塗り直すことを案内しています。汗をかいたり、タオルで拭いたりした後は、時間にかかわらず状態を確認しましょう。(JCIA)

雨森子犬

「ウォータープルーフなら、塗り直さなくていいんですか?」

オール・ドメディア

「水に強い商品でも、摩擦などで落ちることがあるよ」

ウォータープルーフやUV耐水性の表示がある商品でも、完全に落ちないわけではありません。

海やプール、スポーツの日は、汗や水気をやさしく押さえてから塗り直しましょう。


メイクをしているときの塗り直し

メイクをしていると、クリームタイプの日焼け止めをそのまま重ねにくいことがあります。

その場合は、

  • ティッシュなどで汗や余分な皮脂を押さえる

  • 日焼け止めを少量ずつ重ねる

  • UVカット機能のあるファンデーションやパウダーを使う

といった方法があります。

ただし、パウダーやスプレーを少し使っただけで、必ず十分な量になるとは限りません。

自分が無理なく続けられる塗り直し方法を探しましょう。


日焼け止めだけに頼らなくていい

雨森子犬

「紫外線対策は、日焼け止めさえ塗れば完璧ですか?」

オール・ドメディア

「日焼け止めだけではなく、いろいろな方法を組み合わせよう」

紫外線対策には、

  • 日陰を選ぶ

  • 日傘を使う

  • つばの広い帽子をかぶる

  • 長袖や羽織りものを使う

  • 肌を覆う衣服を選ぶ

  • 紫外線の強い時間帯の長時間外出を避ける

  • UVインデックスを確認する

といった方法があります。

日本皮膚科学会も、帽子や衣服などで紫外線を減らし、そのうえで日焼け止めを使う方法を案内しています。(日本皮膚科学会)

一つの方法で完璧に防ごうとするよりも、いくつかの対策を組み合わせる方が続けやすくなります。


日陰でも紫外線はゼロではない

木陰や建物の影へ入ると、直接の日差しを避けられます。

ただし、紫外線は空気中で散乱したり、地面や建物で反射したりします。

そのため、日陰へ入ったからといって、紫外線が完全にゼロになるわけではありません。(気象庁)

雨森子犬

「それなら、日陰へ入っても意味がないんですか?」

オール・ドメディア

「直接の日差しを避けられるから、日陰を利用することには意味があるよ」

完璧なゼロを目指すのではなく、浴びる紫外線を少しずつ減らすことが大切です。


室内にいれば対策はいらない?

室内で一日過ごす場合、屋外にいる日と同じ対策が必要とは限りません。

ただし、窓の近くで長時間過ごす場合や、何度も外出する日は、紫外線対策を考えてもよいでしょう。

大切なのは、

「室内だから絶対に不要」
「室内でも最高値の日焼け止めが必須」

と一つに決めつけないことです。

窓の位置、外出時間、季節、肌の状態などを考え、自分の生活に合う方法を選びましょう。


子どもや敏感な肌はどうすればいい?

肌が敏感な人や、日焼け止めで刺激を感じやすい人もいます。

その場合は、

  • 敏感肌向けの商品を選ぶ

  • 香りや使用感を確認する

  • 小さな範囲から試す

  • 帽子や衣服を中心に対策する

  • 刺激を感じたら使用を中止する

といった方法があります。

雨森子犬

「少しヒリヒリしても、紫外線対策のために我慢した方がいいですか?」

オール・ドメディア

「痛みやかゆみを我慢して使い続ける必要はないよ」

日焼け止めを使った後に、強い赤み、腫れ、かゆみ、痛みなどが出た場合は、使用を中止しましょう。

症状が強い場合や長く続く場合は、皮膚科などの医療機関へ相談することも大切です。(JCIA)


日焼け止めは、きちんと落とそう

一日の終わりには、使った日焼け止めを適切に落とします。

商品によって、

  • 石けんや洗顔料で落とせる

  • クレンジングが必要

  • 専用の洗浄料が必要

など、落とし方が異なります。

ウォータープルーフなどの耐水性が高い商品は、通常の洗顔だけでは落としにくい場合があります。商品の説明を確認し、必要な方法で落としましょう。(JCIA)

落とし残しを避けることは大切ですが、何度も強くこする必要はありません。


紫外線を怖がりすぎなくてもいい

雨森子犬

「紫外線の話を聞くと、外へ出るのが怖くなってきました」

オール・ドメディア

「紫外線対策は、外出をやめるためのものではないよ」

散歩、運動、旅行、友達とのお出かけ。

外で過ごす時間には、たくさんの楽しさがあります。

紫外線対策の目的は、太陽を怖がり、すべての光を避けることではありません。

帽子をかぶる。

日陰で休む。

日焼け止めを塗る。

外出時間に合わせて準備する。

こうした対策を取り入れながら、屋外での時間を楽しむことが大切です。


今日のまとめ

今回の講義では、紫外線対策の基本を学びました。

紫外線には、主にUVAとUVBがあります。

日焼け止めの表示では、

  • SPF:主にUVBを防ぐ効果

  • PA:主にUVAを防ぐ効果

を示しています。

紫外線対策で意識したいポイントは、次のとおりです。

  1. 曇りの日でも紫外線は届いている

  2. 季節や外出時間に合わせて対策を選ぶ

  3. SPFとPAの両方を確認する

  4. 日焼け止めは適量をムラなく塗る

  5. 耳、首、手の甲などの塗り忘れに注意する

  6. 汗や水、摩擦で落ちたら塗り直す

  7. 帽子、衣服、日傘、日陰も組み合わせる

  8. 肌に刺激が出たら無理に使い続けない

  9. 一日の終わりには商品に合った方法で落とす

紫外線対策は、日焼け止めの数字を競うことではありません。

その日の予定と自分の肌に合わせて、続けられる方法で守ることが大切です。


1分ワーク|明日の紫外線対策を決めよう

明日の予定を思い浮かべて、対策を一つ決めてみましょう。

1.明日はどのくらい外にいる?

  • ほとんど室内

  • 短時間だけ外出する

  • 通学や通勤で外を歩く

  • 長時間屋外で過ごす

  • スポーツやレジャーをする

2.どの対策を組み合わせる?

  • 日焼け止め

  • 帽子

  • 日傘

  • 長袖

  • 日陰

  • UVインデックスの確認

  • 日焼け止めの塗り直し

3.塗り忘れやすい場所は?

  • 手の甲

  • 足の甲

  • 髪の生え際

雨森子犬

「私は明日、顔だけではなく、耳と首にも日焼け止めを塗って、帽子もかぶります!」

オール・ドメディア

「いいね。一つの方法だけに頼らず、無理なく組み合わせていこう」


次回予告

次回の講義は、
**講義09「季節ごとのスキンケア」**です。

肌の状態は、一年中同じではありません。

春の花粉や環境の変化。

夏の紫外線や汗。

秋の乾燥。

冬の冷たい空気や暖房。

季節によって変わる肌の状態を知り、その時期に合った洗顔や保湿の方法を学びます。

一年中まったく同じケアを続けるのではなく、今日の肌に合わせて調整するには、どこを見ればよいのでしょうか。

次回も、雨森子犬と一緒に楽しく学んでいきましょう!


紫外線対策は、太陽を嫌いになるためのものではありません。

外で過ごす時間を楽しみながら、
自分の肌を少しずつ守るための準備です。

日焼け止めだけに頼らず、帽子や衣服、日陰も使いながら、自分の生活に合った対策を続けていきましょう。

それでは、次の講義でお会いしましょう!

オール・ドメディア / Owl Dmedia
雨森子犬 / Amamori Coinu


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