19歳だけど、理想の地方創生について語ってみた❣
10年後の日本の都市と地域はどうなっているか。
そもそも「地方創生」とは、 どういうアプローチであり(What) 何のために行うものなのか(Why) どのような指標がKPIとしてふさわしいのか。(ゼミの資料より引用)
これらについて、順に論じていこうと思う。
みなさんは自分の10年後、想像がつくだろうか?
即答できる人はあまりいないのではないかと思われる。
実は、どんなにえらい大学教授でも、将来に向かった提言は苦手らしい。これは、教授がやっている「研究」というものが先行研究や過去のデータの蓄積を分析し考察するものであることを顕著に物語っている面白い弱点だといえるだろう。
ここで冒頭の問に戻るが、10年後の日本の都市と地域はどうなっているか。
昔の私なら、生活に必要な医療機関や公共施設が駅の周辺に集約されるようなコンパクトシティ化が進んでいるのではないかと答えていただろう。
でも、今はそれとは違った考えを持っている。
日本には、今1700ほどの自治体があり、そのうちの結構な数が消滅可能性都市(あまり好きではない概念だが)であるとまことしやかにささやかれている。まさに日本は人口減少の時代に突入していると言える。
そんなこんなで10年後、私が想像する都市部では、相変わらず人が集まり、非都市部では、人が減り、基本的な行政サービスのみを提供するような小さな政府ならぬ、小さな行政になって、その地域の最後の1人がいなくなるまでは(1人以上残っていれば、いささか限界集落すぎるけれど、人が暮らす立派な地域といえるだろう)、行政サービス提供の線引きには踏み切らず、やはり細々と基本的な行政サービスを提供し続けているのではないかと思っている。
急に道州制が導入されていたり、強制移住のような形でのコンパクトシティ化がすすめられていたり、遠い未来では無きにしも非ずだが、さすがに10年後はまだそれらは実現していないと踏んでいる。
そもそも、地方創生とは、行政による、地域の元気を維持していこう、さらに視野を広げると、その地域に隣接する地域やもっと広域で見たときの地域全体で元気になっていこうという協働的な政策を実現するアプローチであり、そこに暮らす人々が基本的な行政サービスを受けることができ、かつ日本のフードセキュリティに関わる、いわば食糧生産機能を持つ、食の土台としての地域の、農林水産業の維持のために行うものだと考える。
このような考えに至った経験として、県北の川沿いの農家の方に地方創生がらみのインタビューをする機会があり、そこで聞いたお話が自分の考えに大きな影響を与えている。それは、
「私たちの農地は上流に近いのですが、高齢化や人口減少によって農業の担い手が不足しており、なかなか大変な状況にあります。しかし、自分たちが倒れるわけにはいかないのです。なぜなら、このお米の土の栄養は川に溶け出して、下流のまだ人口減少が緩やかで力のある農村まで流れていき、上流から流れ出た土壌の養分は、その下流さらには支流の農村の収穫の出来を左右する大切な要素だからです。もし、私たちが倒れたら、将来的に、下流の農村も荒れてしまうでしょう。そこで、私たちは、下流の地域とも協力しあって、横のつながりを大事にして稼げる農業を広めたり関係人口を増やして担い手を確保しようとしたり、広域でみて、みんなで元気になれるような取り組みを行っているんです。数年前からは、お隣の県の地域とも協力しています。」
というものだ。まず、社会科学的に考えすぎていたため、生物多様性や環境科学的な視点がすっかりおろそかになっていた自分の思考の浅さに驚き、同時に、ふるさと納税や補助金など、血税をぶんどって自主財源にしたり、他の地域から人を呼び込んで、定住人口を増やすというような競争的な性格を持つ地方創生の施策(経営学的には、競争があった方が効率よくスピード感をもって実現できるというメリットもあるのかもそれない)ではなく、むしろ自分たちの地域だけで考えてもうまくいかないという、広域の視点でもってみんなで元気になっていこうという協働的な性格をもつ地方創生の在り方に光をみた。よくゼミで話題なる政策は、案外、他の地域よりも時間的に早く始めたから、うまくいっているだけというケースも珍しくなく、なにかと国内でパイの奪い合いをしているような錯覚に陥るようなものが目立っていたが、根本的な解決策というよりは延命措置の思い付き合戦のようになっている節もあるのではないだろうか。もちろん、地域特有の資源を活用した地方創生の方向性を否定するわけではない。そうではなく、自分たちだけがうまくいっても、地方創生はうまくいかないから、もっと広域で元気になるために、どう対策を打っていくかを気軽に話せるような横のつながり、関係性を創っていくことが重要なのではないかと考える。
中間目標の指標としては、食糧自給率や、生産量の推移といった数字が横這いになっている(維持できている)ことを目標に掲げて、人口減少と担い手不足が進む農村を有する、非都市部の創生を、横のつながりを創出したうえで、協働的な政策を打ち出しながら、ぼちぼちやっていくのがいいのではないだろうか?と考えている。
まとめると、風呂キャンしても、屋根が無くても最悪暮らせるが、食については、地方が日本の土台であり、地方が倒れると、都市部での生活は難しくなるだろう。よって、10年先の中間目標には食糧自給率や生産量の数値が横這いになっている(維持できている)ことを掲げ、競争するのではなく、人間も自然の一部だという謙虚な気持ちをもって、例えば川の上流の地域と下流の地域のように、近隣の地域との横のつながりを大切にしながら、より広域での取り組みが求められる時代になっていると想像できる。
やべ、ゼミのレポート1500字程度なのに、余裕で超過してしまった。
1月31日までに延長してもらったので、後で粗く削って出しますわ。
ぜひ、批判的な思考で読んだうえで、つっこんでいただけると幸いです。
ほんっとに良いゼミにはいった。カレー、友達と食べに行きたいな。
将来は公務員目指して、数的処理、経済原論頑張ります。
まじで眠いおやすみなさい。
