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AI時代の創作メモ|「正しい書き方」を探すほど、書くことが窮屈になる。創作は、もっと曖昧でいいと思う(#創作論 #Web小説 #note #エッセイ #文章術 #生成AI #画像生成AI)

こんにちは。こんばんは。
普段はラノベを書いている「うら表紙」と申します。

突然ですが、
私は、このnoteという場所が持つ、
どこか「闇鍋」のような雑多な雰囲気を割と気に入っています。

伊坂幸太郎さんの名作『重力ピエロ』が
重版されたニュースを見かけた時、
同時代に公開されていた『人のセックスを笑うな』という映画
思い出しました。

noteを見ていると、
その時代の空気をなんとなく思い出すのですよね。

『人のセックスを笑うな』という映画は
ドキッとするタイトルですが、決してアダルトなジャンルではありません。

永作博美さんを中心に、松山ケンイチさんや蒼井優さんなど素晴らしい俳優陣が、
恋愛の純粋さや残酷さ、
どうしようもない滑稽さを
曖昧なままに演じた作品です。

私が惹かれたのは、あの映画の「独特の空気感」でした。

他人の生き方を、無理に裁かない感じ。
すべてを理解しきれなくても、
時間が通り過ぎていく。

“他者への不干渉”と
“存在への純粋な肯定”が同居する、
不思議な優しさがあったのです。

思い返せば、
私自身が昔から世間の「普通」や「正しさ」に
馴染みきれない感覚を持っていたからかもしれません。

全員が同じ正しさへ向かって一糸乱れず整列するより、
少しズレたまま、
それぞれの温度で存在することを許される。

そんな場所に居心地の良さを感じてきました。

noteの雰囲気にどこかほっとするのも、
たぶん同じ理由です。

ここでは誰も綺麗に整列しきっておらず、
様々な人がそのままの姿で立っています。

儲けたい人。
熱意を持って何かを届けたい人。
誰かを救いたいと願う人。
そして、誰かに救われたくて言葉を紡ぐ人。
ただ純粋に発信したい人。

表現の方法も本当にバラバラです。

少しでも相手に伝わるように言葉の端々まで丁寧に整える人もいれば、
読みやすい型を借りながら、懸命に自分の気持ちを乗せる人もいる。
なるべく角が立たないように、真綿のように優しい言葉を選ぶ人もいます。

一方で、
その「綺麗さの裏側」を暴くようにして、
むき出しの“生っぽさ”を際立たせようとする言葉もある。

私は、その全部を含めた景色が「今のnoteらしさ」だなぁと、
あの映画を観た時のような
答えが決まらない曖昧さを思い出します。

人間の心にグラデーションがあるように、
表現のスタンスにもグラデーションがあるのは
ごく自然なことだと思うのです。

もちろん、詐欺的な行為や事実の捏造は論外です。
それは大前提として。

特に今はAIの台頭で
「人間らしさ」が問われている過渡期だからこそ、
「綺麗すぎる」「AIみたい」「型っぽい」「自分らしさ」
といった言葉があちこちで敏感に飛び交っていますよね。

ところで、
先ほどお話しした映画『人のセックスを笑うな』は、
最後に明確な答えを出さないまま、
ふわっと物語の幕を下ろします。

私は、あの言い知れない「余白」がとても好きでした。
良いことも悪いことも、
酸いも甘いも、
善も悪も、
「あなたはどう感じる?」と受け手へ預けてくれる寛容さがあるからです。

たった一つの正解に整理されたものより、
お互いの「違い」を抱え込んでいる曖昧な空気のほうが、
きっと安心できるのでしょう。

だからnoteも、
あまり白黒つけすぎない場所であってほしいなと願っています。

いろんな人がいて、
みんなが自由に書いている。

それでいいじゃないか、と。

その少し雑で、騒がしくて、
でもどこか寛容な感じを、
私はこれからも面白がりながら歩いていきたいです。


あとがき:
当時の空気感と言えば、最近頻繁に私のYouTubeでおすすめされる小沢健二 feat. スチャダラパーの『今夜はブギー・バック』という曲。懐かしい!と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。「ブギーバック、シェイクイットアップ♪ 神様がくれた甘い甘いミルク&ハニー」が頭の中でエンドレスリピートしています(笑)ちょうどその時代はバブル期のギラギラした文化が終わりを迎え、ポップカルチャーが盛大に花開いた時期でもありました。この曲のおかげでラップが市民権を得たという感じがします。今聴いてもふんわり甘い気持ちにさせてくれる素敵な名曲です。


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