座る私
夫が坐骨神経痛になりました。
腰が痛くて立っていられないので、うちの中ではキャスターのついた椅子に乗って移動しています。台所でも立っているのが辛く、椅子に座ったまま材料を切ったりしています。
お医者さんに行っても、湿布を貼るか痛み止めを飲むくらいしか治療法はないと言われ、あとは理学療法士の方と一緒にストレッチなどの運動をしています。それでもとても痛いので、なんとか治せないものかと思うのですが、なかなか難しいようです。私の妹たちも同じように坐骨神経痛になりました。私は今のところ大丈夫です。
夫が床に座れないので、一緒にいるときは私も椅子に座ることが多くなります。ところが、椅子に座る時間が長くなると、私のほうは股関節が硬くなってしまいます。
始めは気のせいかなと思っていましたが、調べてみると、椅子に座っている時間が長いことも関係しているようです。現に夫も、股関節の硬さが腰痛の原因の一つだと言われ、柔らかくするためのストレッチを教えてもらっているそうです。
なので、一人でご飯を食べるときは床に座って食べています。床に座るときも、正座はかえって足腰に悪いのがわかっているので、立て膝をするか、あぐらをかいています。
日本人の座り方についての本を何冊か読みました。
そもそも、正座が昔から日本人の当たり前の座り方だったわけではないそうです。古くはあぐらや立て膝をして座っていた。
なぜそんな本を読んだのかというと、歳をとると座敷に座れなくなる人が多いのはどうしてなのだろう、と思ったからです。日本人は古くから床に座って来たのに。
調べてみると、やはり正座が古くからずっと行われてきたわけではありませんでした。
私のまわりの年配の方のほとんどが膝が痛いと言います。正座をするようになって、膝を痛めた人もたくさんいたのではないでしょうか。
今でも、お蕎麦屋さんや和食のお店に行くと座敷があります。「お座敷ならすぐご案内できます」と言われても、「椅子の席が空くまで待ちます」と座敷を断るお客さんの、なんと多いことか。
きっとそのうち、座敷や畳の部屋が本当になくなってしまうのではないでしょうか。
それは、とても寂しいことですね。
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