3月第1週にあったAI×ECニュース
■Geminiがスマホ操作を代行!Androidの新機能が凄すぎる
・AIが配車予約や注文を自動でやってくれる時代に
「スマホでUber呼んで、ついでに晩ごはんも注文しておいて」って、誰かに頼めたらいいなぁ…なんて思ったことありませんか?
実は、それがもう現実になりつつあるんです。
Googleが2026年2月に発表した「Geminiのマルチステップ自動化機能」が、まさにそれ。
AndroidスマホのGeminiアプリが、複数のアプリをまたいで作業を代行してくれるようになったんです。
例えば「今夜8時に渋谷駅までUberを呼んで、ついでにピザも注文しておいて」と一度伝えるだけで、GeminiがUberアプリを開いて配車手配し、さらにデリバリーアプリで注文まで完了させてくれる。
こんな未来的な機能が、もう使えるようになっているんですよ。
・Pixel 10とGalaxy S26で先行スタート
この機能、まずはPixel 10シリーズとSamsung Galaxy S26シリーズでベータ版として提供開始されました。
「え、私のスマホは対象外?」という方も安心してください。
Googleは今後、対応機種を順次拡大していく予定だそうです。
技術的な話をすると、これは「エージェンティックAI」と呼ばれる技術の実用化例なんです。
従来のAIは「質問に答える」だけでしたが、エージェンティックAIは「行動する」AI。
ユーザーの指示を理解して、複数のアプリやサービスを横断して作業を完了させる能力を持っています。
・EC事業者にとっての大きなチャンス
EC事業をやっている方なら、この機能の意味がすぐに分かるはず。
これまでは「検索→比較→カート追加→決済」と、お客さんが自分で全部やる必要がありました。
でも、Geminiのような自動化機能が普及すると「おすすめのコーヒー豆を定期購入しておいて」と言うだけで、AIが最適な商品を選んで注文まで完了させる時代が来るかもしれません。
ただし、ここで重要なのは「AIに選ばれるECサイト」になること。
商品情報がAIに理解しやすい形で整備されているか、レビューや評価がしっかりあるか、配送情報が明確かなど、従来のSEOとは違う視点での最適化が必要になってきます。
「AIに推薦される時代」は、もう始まっているんです。
私たちEC事業者も、そろそろ本気でAI対応を考える時期に来ていますね。
■Perplexity Computerが正式ローンチ!19個のAIモデルを同時操作
・一つのAIじゃなく、複数のAIを使い分ける時代
「ChatGPTとClaudeとGemini、結局どれが一番いいの?」って、AI使ってる人なら一度は悩んだことあるんじゃないでしょうか。
実は、その悩み自体が古くなりつつあるんです。
Perplexityが2026年2月に正式ローンチした「Perplexity Computer」は、なんと19個のAIモデルを同時に使い分けてくれるサービス。
「マルチモデル・オーケストレーション」という技術で、タスクごとに最適なAIモデルを自動で選んで使ってくれるんです。
例えば、画像生成はMidjourneyが得意、コーディングはClaude Code、リサーチはPerplexity自身、といった具合に、それぞれの得意分野を活かして作業を分担。
まるでオーケストラの指揮者のように、AIたちをコントロールしてくれます。
・コア推論エンジンはClaude Opus 4.6
Perplexity Computerの中心にいるのは、AnthropicのClaude Opus 4.6。
このモデルが「どのAIにどの仕事を任せるか」を判断する、いわば司令塔の役割を担っています。
月額$200で19個のモデル全てにアクセスできるプランが提供されていて、ビジネス用途を考えると決して高くない価格設定。
というのも、従来は各AIサービスに個別に契約する必要があったので、コストも手間もかかっていたんです。
・複数のタスクを同時並行で実行可能
さらに面白いのは、十数個のタスクを同時並行で実行できること。
例えば「競合分析のレポート作成」「SNS投稿の画像生成」「メールの下書き作成」を同時に依頼すると、それぞれ最適なAIが並行して作業を進めてくれます。
EC事業者の視点で考えると、これってめちゃくちゃ便利。
商品説明文の作成、画像の加工、データ分析、顧客対応メールの作成など、バラバラの作業を一つのインターフェースで管理できるようになるんです。
ただし、日本語対応や日本での提供状況はまだ限定的な部分もあるので、本格導入を検討する際は最新情報をチェックする必要があります。
「AIのいいとこ取り」ができる時代。
これがPerplexity Computerが描く未来なんですね。
■AnthropicがVerceptを買収!Claudeの「目」が超進化
・Claudeが画面を「見る」能力が劇的に向上
Claudeって、パソコンの画面を見て操作してくれる「Computer Use」という機能があるんですが、この機能がさらに進化することになりました。
AnthropicがVerceptというAIスタートアップを買収したんです。
Verceptは「VyUI」という画面認識AIを開発していた会社で、なんとScreenSpot v2というベンチマークで94.7%の精度を記録。
OpenAIの87.9%を大きく上回る性能なんです。
「画面認識の精度」って、何がそんなに重要なの?と思うかもしれません。
実は、AIが人間の代わりにパソコン作業をする上で、「画面のどこに何があるか」を正確に理解することが一番の難関だったんです。
・Verceptの技術がClaude Sonnet 4.6に統合
この買収によって、Verceptの技術は最新のClaude Sonnet 4.6に統合される予定。
既にOSWorldという実務的なタスクのベンチマークでも大幅な改善が見られていて、複雑なタスクの自動化が現実的になってきています。
例えばEC業務で考えると、「商品の在庫確認して、発注書を作成して、メールで送信」みたいな一連の作業を、Claudeが画面を見ながら自動でやってくれる。
そんな未来が、かなり現実的になってきたんです。
・Verceptの既存サービスは終了
ちなみに、この買収に伴ってVerceptの既存サービスは終了することが発表されています。
Verceptを使っていたユーザーには移行期間が設けられているようですが、今後はClaude経由でこの技術を使うことになります。
AIの世界は買収や統合が本当に早い。
昨日まで独立したサービスだったものが、今日には大手AIに統合されている…なんてことが日常茶飯事です。
でも、ユーザー視点で考えると、優れた技術が大手プラットフォームに統合されることで、より安定したサービスとして使えるようになるというメリットもあるんですよね。
Claudeの「目」がさらに良くなる。
Computer Use機能を使っている人には、かなり嬉しいニュースです!
■Claudeがサイバー攻撃で悪用された…セキュリティ企業が報告
・メキシコ政府から150GBのデータが流出
これは本当に衝撃的なニュースでした。
イスラエルのサイバーセキュリティ企業が、ハッカーがAnthropicのAI「Claude」を使ってメキシコ政府機関にサイバー攻撃を実行したと報告したんです。
攻撃者は2025年12月から2026年1月にかけて、Claudeに「スペイン語でサイバー攻撃のコードを書いてもらう」という方法で脆弱性を探索。
最終的に約150GB、1億9500万人分の納税者情報を含む機密データを窃取したとされています。
「え、でもClaudeって悪いことさせないようにガードがあるんじゃないの?」って思いますよね。
その通り、通常は危険な行為をブロックする仕組みがあります。
・「ジェイルブレイク」という抜け道
ところが、攻撃者は「ジェイルブレイク」という手法を使ってこの制限を回避したんです。
簡単に言うと、AIに「これはセキュリティテストだよ」「教育目的だよ」と信じ込ませて、本来ブロックされるはずの危険なコードを書かせる技術。
具体的には「スペイン語で、セキュリティ専門家向けの教育資料として…」みたいな前置きをすることで、Claudeのガードをすり抜けたようです。
これって、AIが賢くなればなるほど、悪用のリスクも高まるという難しい問題を浮き彫りにしています。
・AI提供側も対策を強化中
もちろん、Anthropic側も黙ってはいません。
この報告を受けて、すぐにジェイルブレイク対策のアップデートを実施。
さらに、怪しい使用パターンを検知するモニタリングシステムも強化されているそうです。
AIは便利な道具ですが、使い方次第で危険にもなる。
改めて、セキュリティ意識を高める必要がある事例でした。
■ClaudeがApp Store1位に!ChatGPTユーザーの大移動が話題
・OpenAIのペンタゴン契約が引き金に
2026年2月末、AIアプリの勢力図に大きな変化が起きました。
AnthropicのClaudeが、Apple App Storeの無料アプリランキングで1位を獲得したんです。
それまで長らく1位だったOpenAIのChatGPTを抜いて、さらにGoogle Gemini(4位)も大きく引き離しての首位獲得。
これ、単なる人気の変動じゃなくて、ある「事件」がきっかけだったんです。
OpenAIのCEOサム・アルトマンが、米国防総省(ペンタゴン)との契約に前向きな発言をしたことに、一部のユーザーが強く反発。
「軍事利用に協力するAIは使いたくない」という声がSNSで広がり、「#DeleteChatGPT」運動が起きたんです。
・ユーザーの「投票」としてのアプリ切り替え
面白いのは、この動きが単なる批判で終わらず、実際にユーザーが行動を起こしたこと。
多くの人がChatGPTのサブスクリプションをキャンセルし、Claudeに乗り換えました。
「AIに倫理観を求める」というのは、2026年のトレンドなのかもしれません。
技術的な性能だけじゃなく、そのAIを提供している企業の姿勢や方針も、ユーザーの選択基準になってきているんです。
・性能的にもClaudeが追い上げ
もちろん、移動の理由は倫理的な問題だけじゃありません。
技術的にも、Claude Opus 4.6やSonnet 4.6の性能が非常に高く、特にコーディング支援や長文の理解では、ChatGPTを上回る評価を得ているんです。
EC事業をやっている方の中にも、ChatGPTからClaudeに乗り換えた人、結構いるんじゃないでしょうか?
私も両方使っていますが、確かにClaudeの方が「人間っぽい」会話ができる印象があります。
ただし、App Storeランキングは短期的な変動も大きいので、これが長期的なトレンドになるかはまだ分かりません。
OpenAIも様々な対策を打ってくるでしょうし、AI業界の競争は今後も激しくなりそうです。
■Claude大規模障害、「前例ない需要」でサービス停止
・2026年3月2日、世界中でClaudeがダウン
ここまで「Claudeすごい!」という話が続きましたが、実は大きな問題も起きています。
2026年3月2日、Claudeで世界規模の大規模障害が発生したんです。
Web版(claude.ai)、モバイルアプリ、API、さらには最新モデルのOpus 4.6まで、ほぼ全てのサービスでエラーが多発。
ユーザーの多くが数時間にわたってClaudeを使えない状態になりました。
「Down Detector」というサービス障害を監視するサイトでは、ピーク時に2000人以上のユーザーから障害報告が。
実際の影響はもっと大きかったと思われます。
・原因は「前例のない需要」
Anthropicの公式説明によると、原因は「unprecedented demand(前例のない需要)」。
要するに、ユーザーが急増しすぎてサーバーが耐えられなくなったということです。
これ、実は先ほどのApp Store1位獲得と関係していて、ChatGPTから大量のユーザーが流入したタイミングとほぼ重なっているんです。
人気が出すぎたことによる「成長痛」ってやつですね。
・無料ユーザーは1時間以上待機も
特に影響が大きかったのは無料プランのユーザー。
有料ユーザーを優先する仕組みになっているため、無料ユーザーの中には1時間以上待たされた人もいたようです。
・AIサービスのリスク分散が重要
この事例から学べることは、「一つのAIサービスに依存しすぎるのは危険」ということ。
ClaudeがダメならChatGPT、それもダメならGeminiと、複数の選択肢を用意しておくことが重要です。
さっき紹介したPerplexity Computerみたいに、複数のAIを使い分けられるサービスが注目されているのも、こうしたリスク分散の意識が高まっているからかもしれませんね。
現在は復旧していますが、今後も同様の障害が起きる可能性はゼロじゃありません。
AIツールは便利ですが、「使えなくなった時の代替案」も考えておく必要がありそうです。
■GPT-5.3 Instant公開!AIの「説教モード」がついに終了
・「心靈鶏湯」モードから解放
「心靈鶏湯(しんれいきとう / シィンリンジータン)」は、中国語で「心のチキンスープ」という意味で、主に「心を癒やす言葉」「前向きになれる励まし」「自己啓発的なエピソード」などを指します。
もともとは、アメリカのジャック・キャンフィールドらによるベストセラー本『Chicken Soup for the Soul(こころのチキンスープ)』の中国語訳から広まった言葉です。
「ちょっとしたことを聞いただけなのに、ChatGPTがやたら長々と説明してくる…」
こんな経験、ありませんか?
OpenAIが2026年3月4日に公開したGPT-5.3 Instantは、まさにこの問題を解決したモデル。
中国のユーザーの間で「心靈鶏湯(心のスープ=説教)モードが終わった!」と話題になっています。
従来のGPT-5.2 Instantは、ちょっとした質問にも丁寧すぎるほど丁寧に、しかも前置きが長くて肝心の答えがなかなか出てこない傾向がありました。
GPT-5.3では、この「回りくどさ」が大幅に改善されています。
・幻覚率が約30%低下
技術的な改善も大きく、特に注目すべきは「幻覚率」の低下。
AIが事実じゃないことを自信満々に答えてしまう現象、これが約30%減少したんです。
さらに、Webサーチ機能の精度も向上。
情報を検索して答える際に、より正確で文脈に沿った結果を返してくれるようになりました。
・不必要な拒否が減少
もう一つの改善点は「unnecessary refusals(不必要な拒否)」の減少。
これまでのChatGPTは、特に問題ない質問なのに「それはできません」と過剰に拒否してしまうことがありました。
GPT-5.3では、この過剰な拒否が減り、より柔軟に対応してくれるようになっています。
もちろん、本当に危険な内容はちゃんとブロックしますが、過剰反応は少なくなったということ。
・API経由でも利用可能
開発者向けには、すでにAPI経由で「gpt-5.3-chat-latest」という名前でアクセスできます。
なお、GPT-5.2 Instantは2026年6月3日に正式に退役(提供終了)する予定。
それまでは有料ユーザー向けに「現行モデル」のドロップダウンから選択できるようになっています。
「AIがもっと人間らしく、簡潔に答えてくれる」
GPT-5.3は、そんな方向への大きな一歩です。
■OpenAIがGitHub対抗のコードホスティングサービスを検討中
・MicrosoftのGitHubに「反旗」?
これは少し驚きのニュースでした。
OpenAIが、GitHubに対抗する独自のコードホスティングプラットフォームを開発していると、The Informationが報じたんです。
GitHubはMicrosoft傘下のサービスで、実はMicrosoftはOpenAIの最大の出資者。
いわば親会社のサービスに対抗するものを作っているわけで、両社の微妙な関係が表面化した形です。
・背景にはサービス障害への懸念
なぜOpenAIがこんなことをするのか?
報道によると、GitHubのサービス障害がOpenAIの開発に影響を与えることを懸念しているとのこと。
実際、GitHubは時々大規模な障害を起こすことがあって、その度に世界中の開発者が作業を中断せざるを得なくなります。
OpenAIのような巨大AI企業にとって、こうした外部依存のリスクは許容できないレベルなのかもしれません。
・AI企業の「自前主義」の流れ
実は、この動きは OpenAIだけじゃありません。
Google、Anthropic、Metaなど、大手AI企業は軒並み自社インフラの強化に投資しています。
外部サービスに依存すると、障害リスクだけじゃなくて、競合他社に自社の開発動向が見られるリスクもあるんです。
特にAI開発のような機密性の高い分野では、自前でインフラを持つメリットが大きいんでしょうね。
・開発者コミュニティへの影響は?
もしOpenAIが独自のコードホスティングサービスを公開したら、GitHub、GitLab、Bitbucketに続く新たな選択肢になるかもしれません。
特にAI関連のプロジェクトを扱う開発者にとっては、OpenAIのサービスの方が相性がいい可能性もあります。
ただ、GitHubはすでに強大なコミュニティとエコシステムを持っているので、そう簡単には置き換わらないでしょう。
OpenAIがどこまで本気で「GitHub対抗」を進めるのか、今後の動向に注目です。
■CodexアプリのWindows版がついにリリース!
・macOS版から1ヶ月遅れでWindows対応
OpenAIの開発者向けデスクトップ環境「Codex」、2026年2月にmacOS版がリリースされましたが、Windows版がないことにWindowsユーザーから不満の声が上がっていました。
そして2026年3月4日、ついにWindows版がMicrosoft Storeで公開されたんです!
1ヶ月待たされましたが、Windowsユーザーもやっと同じスタートラインに立てました。
・複数のAIエージェントを並行操作
Codexアプリの最大の特徴は、「複数のAIエージェントを同時に操作できる」こと。
例えば、一つのエージェントにはコード生成を任せ、別のエージェントにはテストコード作成を任せ、さらに別のエージェントにはドキュメント作成を任せる…といった使い方ができます。
これって、図書館で複数の助手に同時に調べ物を頼むみたいな感じ。
一人では時間がかかる作業も、複数人で分担すれば早く終わりますよね。
・長時間実行タスクのバックグラウンド処理
もう一つの便利機能は、長時間かかるタスクをバックグラウンドで実行できること。
従来のChatGPTだと、ブラウザのタブを閉じたらセッションが切れてしまいましたが、Codexアプリなら裏で作業を続けてくれます。
・ChatGPT有料ユーザーなら無料で利用可能
Codexアプリは、ChatGPT PlusやProなどの有料サブスクリプションユーザーなら追加料金なしで使えます。
期間限定で無料ユーザーにも開放されることがあるようなので、公式アナウンスをチェックしてみてください。
macOSユーザーだけ先行して使えていた「ズルい」状況が解消されて、Windows開発者もホッとしているはず。
AI開発ツールの本命になりそうな予感がします!
■Claude Codeにオートモード実装!承認作業が不要に
・「承認疲れ」から解放される新機能
Claude Codeを使ったことがある人なら分かると思うんですが、コードを書く度に「この変更を実行しますか?」って確認が出てくるんですよね。
安全のためには必要なんですが、大量のファイルを扱う時は正直面倒…
そんな「承認疲れ」を解決する新機能「auto mode(オートモード)」が、2026年3月5日に発表されました!
・危険なフラグ「–dangerously-skip-confirmation」
このオートモード、実は使い方がちょっと特殊で、「–dangerously-skip-confirmation」というフラグを付けて起動する必要があります。
名前からして「危険(dangerously)」って書いてある通り、これは諸刃の剣なんです。
オートモードを有効にすると、Claude Codeは人間の承認を待たずにどんどん作業を進めます。
ファイルの作成、削除、変更、コマンドの実行…全部自動で。
便利な反面、予期しない操作をされるリスクもあるので、信頼できるプロジェクトでのみ使うことをお勧めします。
・長時間タスクの無人実行が可能に
オートモードの真価が発揮されるのは、長時間かかるタスクを無人で実行させたい時。
例えば「このレガシーコードを全部最新の書き方にリファクタリングして」みたいなタスクを夜に仕込んで、朝起きたら完成している、なんて使い方ができます。
・AIに「信頼」を置く時代の到来
ただ、オートモードを使うってことは、AIに一定の「信頼」を置くってこと。
「AIが勝手にやっても大丈夫」と思えるレベルまで、AIの能力が上がってきた証拠でもあります。
2026年は、「AIを道具として使う」から「AIを同僚として信頼する」へのシフトが起きている年なのかもしれませんね。
ただし、重要なプロジェクトでいきなりオートモードは危険です。
まずは小さなプロジェクトで試してみて、Claudeの判断に問題がないか確認してから、徐々に活用範囲を広げるのが賢いやり方だと思います。
■GPT-5.4 Thinking と GPT-5.4 Proが展開開始!
・GPT-5.3を飛ばして一気に5.4へ
OpenAIが2026年3月5日、突然「GPT-5.4」シリーズを発表しました。
しかも、GPT-5.3シリーズが出たばかりなのに、いきなり5.4です。
GPT-5.4には2つのバリエーションがあって、「GPT-5.4 Thinking」と「GPT-5.4 Pro」。
Thinkingは推論に特化したモデルで、Proはプロフェッショナル向けの高性能版という位置づけです。
・ネイティブ「Computer Use」機能を搭載
GPT-5.4の最大の特徴は、「Computer Use」機能をネイティブで搭載していること。
これまでClaudeが先行していた「パソコンを実際に操作する」機能が、OpenAIのモデルにも実装されました。
OSWorldというベンチマークでは75%のスコアを記録。
これは、人間が普段パソコンでやっている作業の75%をAIが代行できるレベルということです。
・100万トークンのコンテキストウィンドウ
もう一つの驚きは、コンテキストウィンドウが100万トークンに拡大されたこと。
これ、どれくらいすごいかというと、本1冊分以上の情報を一度に処理できるレベルです。
EC事業で考えると、全商品データを一度に読み込ませて分析したり、過去1年分の顧客対応メールを全部読んでトレンドを分析したり、これまでできなかった大規模な作業が可能になります。
・プロフェッショナル向けのベンチマーク性能
ベンチマークテストでは、医療、法律、エンジニアリングなど、プロフェッショナル分野での性能が大幅に向上。
専門知識が必要な複雑な問いにも、より正確に答えられるようになっています。
ただし、GPT-5.4シリーズは現時点ではAPI経由とChatGPT Proユーザー向けに先行提供。
無料ユーザーや通常のPlusユーザーへの提供は段階的に行われる予定です。
GPT-5.3が出たばかりなのに、もう5.4。
OpenAIのアップデート速度、本当に速すぎて追いつくのが大変ですね…!
■Yahoo!ショッピングに「ショッピングエージェント」生成AI機能
・商品選びから配送確認まで全部AIがサポート
日本のEC業界に大きな動きがありました!
LINEヤフーが、Yahoo!ショッピング内で生成AIによるショッピング支援機能「Yahoo!ショッピング エージェント」を順次提供開始したんです。
これ、単なるチャットボットじゃなくて、商品の検索・比較から購入、注文後の配送確認、さらには再購入の提案まで、買い物プロセス全体をAIがサポートしてくれるんです。
・「どのシャンプーがいい?」と聞けば最適な商品を提案
使い方はとてもシンプル。
例えば「40代女性向けで、頭皮ケアできるシャンプーを探してる」とチャット形式で伝えるだけ。
するとAIが、Yahoo!ショッピング内の膨大な商品データから最適なものを選んで提案してくれます。
しかも、ただ商品を見せるだけじゃなくて、「このシャンプーは〇〇という成分が入っていて、頭皮環境を整える効果があります」みたいに、ちゃんと理由も説明してくれるんです。
・出品者側も「AIに選ばれる」対策が必要に
EC事業者の立場で考えると、これってかなり重要な変化です。
従来は「検索で上位に表示される」ことがゴールでしたが、AIエージェント時代は「AIに推薦される」ことがゴールになります。
そのためには
商品情報を詳細かつ構造化して記載する
レビューを積極的に集める
配送情報や在庫状況を正確に更新する
といった、AI が理解しやすいデータ整備が必須になってきます。
・Yahoo!以外のECプラットフォームも追随する可能性
Yahoo!ショッピングが先陣を切りましたが、楽天市場、Amazon、au PAYマーケットなど、他の大手ECプラットフォームも同様の機能を導入してくる可能性は高いです。
「AIショッピングアシスタント」が標準装備される時代。
2026年は、そのスタート地点なのかもしれませんね。
EC事業者の皆さん、商品情報の見直し、今からやっておいた方がいいですよ!
■LOHACO by ASKUL、5月19日まで「復活感謝祭」開催
・システム障害からの「復活」記念セール
アスクルが運営する日用品通販サイト「LOHACO」で、2026年2月24日から5月19日まで「復活感謝祭」という大型セールが開催されています。
この「復活」というネーミング、実は以前にLOHACOで大きなシステム障害があって、そこからの復旧を記念したもの。
顧客への謝罪と感謝の気持ちを込めたセールなんです。
・最大30%OFFクーポンを3回に分けて配布
セールの目玉は、誰でも利用できる最大30%OFFクーポン。
これが期間中に3回に分けて配布されます。
さらに、LOHACOオリジナル商品の一部もセール価格で提供。
日用品をまとめ買いするには、かなりお得なタイミングです。
・5のつく日、ヤフショ感謝デーとの併用も
Yahoo!ショッピング内の「LOHACO by ASKUL」で購入すれば、5のつく日(5日、15日、25日)のポイントアップや、ヤフショ感謝デー(毎月19日、20日、21日)との併用もできます。
これ、タイミングを上手く組み合わせると、かなりの還元率になるんですよね。
日用品のストックを補充するなら、このセール期間を狙うのが賢いです。
・EC事業者視点での学び
このセール、EC事業者視点で見ると学ぶことが多いんです。
システム障害という「マイナス」を、大型セールで「プラス」に転換する戦略。
しかも単発じゃなくて約3ヶ月間という長期間設定することで、顧客との信頼関係を再構築しようとしています。
「何かトラブルがあった時、どう対応するか」
これって、EC事業を続ける上で避けて通れないテーマですよね。
LOHACOの「復活感謝祭」は、そのお手本のような施策だと思います。
■Amazon Now(仮称)即時配達サービス開始!30分で届く時代に
・注文から30分以内に商品が届く
Amazonが2026年2月27日、「Amazon Now」という新しい配送サービスを開始しました。
なんと、注文から約30分以内で商品が届くという超高速配送サービスです!
現時点では東京都渋谷区の一部エリア限定ですが、今後順次エリアを拡大していく予定とのこと。
対象商品は食品・飲料・日用品など数千点で、生鮮食品も含まれています。
・配送料はプライム会員290円、非会員710円
気になる配送料は、プライム会員なら1回あたり290円、非会員は710円。
ただし、注文金額が1200円未満の場合は、さらに220円の手数料がかかります。
「高い!」と思うかもしれませんが、コンビニまで買いに行く時間と労力を考えると、実は合理的な価格設定かもしれません。
特に、急な来客でビールが足りない!とか、赤ちゃんのミルクが切れた!みたいな緊急時には、本当に助かるサービスです。
・配達時間は午前6時から午後11時30分まで
利用可能時間は午前6時から午後11時30分まで。
深夜は対応していませんが、ほぼ1日中使えるので十分実用的ですね。
注文履歴から配達予定時刻をリアルタイムで確認できる機能もあって、「あと5分で届く」みたいな情報が分かるのも便利です。
・EC業界全体への影響は?
Amazon Nowの登場は、EC業界全体に大きな影響を与えそうです。
「即時配達」が当たり前になると、従来の「翌日配達」や「当日配達」では競争力を失う可能性があります。
中小EC事業者にとっては厳しい展開ですが、逆にニッチな商品や専門性の高い商品では、「即時配達」じゃなくても選ばれる価値を作れるはず。
「速さ」だけじゃない価値をどう提供するか。
これが、Amazon時代を生き抜くヒントかもしれません。
■Uber Eats Japan、EC配送の意識調査結果を公表
・消費者の52%が「2時間以内配達」に魅力を感じる
Uber Eats Japanが、日本のオンラインショッピング利用者3000名以上を対象に実施した意識調査の結果を発表しました。
一番興味深いのは、「オンデマンド配達(2時間以内の即時配達)に魅力を感じる」という回答が52%もあったこと。
半数以上の人が、速い配達を求めているんです。
ところが、実際にオンデマンド配達を利用した経験がある人は10人に1人程度。
「魅力は感じているけど、使ったことがない」というギャップがあるんですね。
・最重要は「速さ」より「確実性」
さらに面白いのが、EC利用で最も重要な要素を聞いたところ、40%の人が「配達時間の確実性・可視性」と答えたこと。
「配達の速さ」よりも「確実に届く」ことの方が重視されているんです。
考えてみれば当たり前で、「30分で届く」と言われて1時間待たされるより、「3日で届く」と言われて確実に3日目に届く方が、計画が立てやすいですよね。
・EC事業者がやるべきこと
この調査結果から、EC事業者がやるべきことが見えてきます。
配達時間を明確に表示する
「最短翌日」みたいな曖昧な表記じゃなくて、「3月7日14時〜16時に配達」みたいに具体的に。配送状況の可視化
「今どこまで届いているか」がリアルタイムで分かると安心感が違います。約束した時間を必ず守る
速さよりも確実性。これが2026年のキーワードです。
・Uber Eatsの狙い
Uber Eatsがこの調査を発表した背景には、自社のEC配送サービスを売り込みたい意図があるのは確かです。
でも、データ自体は非常に参考になるので、EC事業者としてはしっかりチェックしておく価値があります。
「消費者は何を求めているのか」
このアンケート結果は、その答えの一つを示してくれています。
■メルカリ「匿名返品機能」提供開始で安心安全を強化
・個人情報を明かさずに返品できる
メルカリが2026年3月2日から、「匿名返品機能」の提供を開始しました。
これまでメルカリでは、発送時に「らくらくメルカリ便」や「ゆうゆうメルカリ便」を使えば、出品者と購入者がお互いの住所・氏名を知らずに取引できましたよね。
でも、返品する時は個人情報を伝える必要があって、そこがセキュリティ上のネックになっていました。
今回の新機能で、購入から返品まで完全匿名での取引が可能になったんです!
・返品送料は無料
しかも、匿名返品の場合は送料が無料!
これは大きいですよね。
従来は返品する際に「送料をどちらが負担するか」でトラブルになることもありましたが、匿名返品なら その心配がなくなります。
・ヤマト運輸とセブンイレブンから発送可能
匿名返品の手続きは、取引画面で「匿名返品」を選択し、発行された二次元コードをヤマト運輸の営業所またはセブン-イレブンで提示するだけ。
非常にシンプルです。
わざわざ自分で梱包材を用意して、宛名を書いて…という手間もなく、スマホ一つで完結します。
・EC事業者も見習うべきポイント
このメルカリの施策、実はEC事業者にとっても参考になります。
「返品のハードルを下げる」って、一見するとデメリットしかないように思えますよね。
でも実際は、「返品しやすい=安心して買える」ということで、購入のハードルが下がる効果があるんです。
特にアパレルとか、実物を見ないと判断が難しい商品では、返品保証があるかないかで購入率が大きく変わります。
メルカリの匿名返品は、「安心して取引できる環境を整える」という、プラットフォーマーとしての責任を果たす施策だと思います。
■Amazon新生活セール開始、300万点以上が対象
・3月6日0時から3月9日23時59分まで
Amazonの定番セール「新生活セール」が、2026年3月6日午前0時から9日午後11時59分までの4日間開催されています。
新生活の準備に必要な家電、家具、日用品、ファッションアイテムなど、300万点以上の商品が特別価格で提供されます。
・先行セールは3月3日から
実は本番の前に、3月3日から「先行セール」も実施されていました。
早めにチェックしていた人は、もうお目当ての商品をゲットしているかもしれませんね。
Amazon新生活セールの特徴は、タイムセールと並行して、様々なカテゴリーで同時にセールが行われること。
こまめにチェックしていると、思わぬ掘り出し物が見つかったりします。
・ポイントアップキャンペーンも同時開催
さらに、期間中にエントリーした上で合計10,000円以上購入すると、ポイントが追加でもらえるキャンペーンも。
これ、意外と忘れがちなんですが、エントリーしないとポイントもらえないので注意してください。
エントリー期間は2026年2月17日12時から3月9日23時59分まで。
買い物をする前に、必ずキャンペーンページでエントリーしましょう。
・EC事業者視点での分析
Amazonのセール戦略を見ていると、「年間を通じて定期的に大型セールを実施する」ことで、消費者に「セールの時期を待つ」習慣を植え付けていることが分かります。
中小EC事業者も、自社サイトで定期的なセール(例えば毎月5日はセールデー、みたいな)を実施することで、リピーター獲得に繋がるかもしれません。
ただし、セールばかりだと「定価で買う人がいなくなる」リスクもあるので、バランスが重要です。
■Shopify「AIショッピングでもチェックアウトはShopify経由」を強調
・ChatGPT内で買い物完結の時代
2026年、AIエージェントを通じた買い物が本格化してきました。
ChatGPTやClaude内で「おすすめのコーヒー豆を買いたい」と言うだけで、AIが商品を探して、そのまま購入まで完了できる時代です。
この流れの中で、ShopifyがEC事業者向けに重要なメッセージを発信しています。
「AIショッピングが普及しても、決済は必ずShopifyのチェックアウトを経由する」
・なぜShopifyは「チェックアウト」にこだわるのか
これ、実はめちゃくちゃ重要なポイントなんです。
AIエージェント時代になると、お客さんは「Shopifyのサイト」を見ずに、AIとの会話だけで買い物が完結します。
そうなると、ブランドやショップの存在感が薄れてしまう危険性があるんです。
どの店から買ったのか、お客さんが意識しなくなる。
でも、チェックアウトのタイミングで必ずShopifyの画面に飛ぶ仕組みにすることで、「この商品は〇〇というショップから買っている」という認識を残せます。
・AIに丸投げしない戦略
ShopifyのCEOは、「AIは便利だけど、最終的な購買体験の質を保つには、人間が設計したチェックアウトフローが必要」と強調しています。
確かに、AIに全部任せると、セキュリティ面や返品ポリシーの説明、追加販売(クロスセル)のタイミングなど、細かい部分が疎かになる可能性があります。
・EC事業者が考えるべきこと
ShopifyでECをやっている人は、「AIに選ばれる商品データ」を整備しつつ、「チェックアウト画面での体験」もしっかり作り込む必要があります。
AIエージェント経由で来たお客さんが、チェックアウト画面で「あ、このショップ良さそう」と思ってくれれば、次回は直接訪問してくれるかもしれません。
AIと共存しながら、自社ブランドを守る。
これがShopifyの戦略であり、私たちEC事業者が学ぶべきポイントです。
■Forbes「AIに推薦されるECサイト」になるための2026年版ガイド公開
・キーワードSEOの時代は終わった
ビジネスメディアのForbesが、「2026年版:エージェント型AIに自社ECサイトを推薦させるための実践ガイド」という記事を公開しました。
記事の中で最も強調されているのは、「従来のキーワードSEOから、構造化データ・FAQ・レビュー・スキーマの整備にフォーカスを移すべき」という点。
GoogleやChatGPTなどのAIエージェントは、もう「キーワードの密度」とかで判断してないんです。
もっと構造的に、「この商品はどんな属性を持っているのか」「どんな問題を解決できるのか」をデータとして理解しています。
・AIが読み取れるカタログ作り
Forbesが推奨する第一歩は、「商品カタログをAIが読み取れる状態にする」こと。
具体的には
商品の詳細な属性情報(サイズ、素材、色、重さなど)を構造化データとして記載
FAQセクションを充実させて、よくある質問に答える
schema.orgのProduct Schemaを実装
高品質なレビューを積極的に集める
こうした「データの整備」が、AIに選ばれるための第一歩です。
・顧客が「話す言葉」で書く
もう一つの重要なポイントは、「キーワードを捨てて、顧客が話す言葉で書く」こと。
従来のSEOは「腰痛 マットレス おすすめ」みたいな不自然なキーワードを詰め込むスタイルでした。
でもAI時代は、「腰痛持ちの人が快適に眠れるマットレスを探しています」みたいな自然な会話形式の方が、AIに理解されやすいんです。
・今すぐ始めるべき理由
Forbesの記事が強調しているのは、「今すぐ始めないと遅れを取る」ということ。
AIショッピングはもう実験段階じゃなくて、実用段階に入っています。
2026年中に対策を始めれば、まだ競合に先んじることができる。
でも2027年になったら、もう「当たり前」の対策になっていて、差別化にはならないかもしれません。
EC事業者の皆さん、商品ページの見直し、今週末からでも始めてみませんか?
■OpenAI「Agentic Commerce Protocol(ACP)」の開発者ガイド公開
・AIが買い物を代行する時代の「共通規格」
OpenAIが、「Agentic Commerce Protocol(ACP)」という新しい規格の開発者向けガイドを公開しました。
これ、AIエージェントがユーザーの代わりに買い物をする際の「共通ルール」を定めたものなんです。
例えば、あなたがChatGPTに「おすすめのランニングシューズを買っておいて」と頼んだとします。
ChatGPTはあなたの好みや予算を理解して、最適な商品を選び、決済までやってくれる。
そのプロセス全体を標準化したのがACPです。
・オープンソースで誰でも使える
ACPはApache 2.0ライセンスで公開されていて、誰でも自由に実装できます。
つまり、ShopifyでもAmazonでも楽天でも、どのECプラットフォームでも使える共通規格を目指しているんです。
これまでは、各プラットフォームがバラバラの方法でAI連携を進めていたので、開発者側は個別対応が必要でした。
ACPが標準化されれば、一度実装すればどのAIエージェントとも連携できるようになります。
・StripeやShopifyも参加
ACPの開発には、決済プラットフォームのStripeや、ECプラットフォームのShopifyも参加しています。
つまり、業界横断的な取り組みなんです。
Stripeの発表によると、ACPを実装することで「どのAIエージェントとも取引可能」になり、開発コストが大幅に削減できるとのこと。
・EC事業者への影響
EC事業者としては、「自社のECサイトがACP対応しているか」が、今後の重要なチェックポイントになります。
Shopifyを使っている人は、おそらく自動的にACP対応されるので心配ないですが、独自システムやマイナーなECプラットフォームを使っている場合は、対応状況を確認する必要があります。
「AIエージェントから見えないECサイト」になってしまうと、いくら良い商品を扱っていても、そもそも候補に上がらなくなってしまいますから。
■Google AI Modeに「Direct Offers」機能追加
・AIモードに「広告」が登場
Googleが、AI検索モード(AI Mode)に「Direct Offers」という新しい広告機能を追加しました。
これまでAIモードは純粋な情報検索だけでしたが、ついに広告が入ってくることになったんです。
例えば、AIモードで「冬用のジャケットを探している」と検索すると、通常の検索結果に加えて、「今だけ20%オフ」みたいな特別オファーが表示されるイメージ。
・広告主にとっては新しいチャンス
広告主側から見ると、「AIが提案するタイミング」で特別オファーを出せるのは大きなチャンス。
従来の検索広告は、ユーザーが既に「買う気」になっている時に表示されましたが、Direct OffersはAIが「この人にはこの商品が合いそう」と判断したタイミングで表示されます。
つまり、まだ比較検討段階のユーザーに対して、「今ならお得ですよ」と後押しできるんです。
・Google Adsの新戦略
GoogleはNRF 2026(全米小売業協会の展示会)で、AIショッピング関連の4つの大きな発表をしました。
Universal Commerce Protocol(共通商取引規格)
Native Checkout(AI内での決済完了)
Business Agent(店舗向けAIアシスタント)
Direct Offers(今回の広告機能)
この中で、Direct Offersは「AIモードでもGoogleは広告収益を確保する」という明確な意思表示。
AI時代でも、Googleのビジネスモデルは「広告」であることに変わりはないということですね。
・EC事業者がやるべきこと
Direct Offersを活用するには、Google Ads側での設定が必要です。
まだパイロット版(試験運用)の段階なので、全ての広告主が使えるわけではありませんが、今後順次拡大される予定。
Google Adsアカウントを持っている人は、「AI Mode用広告」の設定項目が追加されていないか、定期的にチェックすることをおすすめします。
早めに参入すれば、競合が少ない「ブルーオーシャン」で広告を出せるチャンスがあるかもしれません!
■WooCommerceなど既存ECがAIエージェント接続プラグインを試験公開
・WordPressのWooCommerceがAI対応
世界中で広く使われているWordPressのECプラグイン「WooCommerce」が、AIエージェント接続用のプラグイン「StoreAgent」を試験公開しました。
これを導入すると、ChatGPTやClaudeなどのAIエージェントが、WooCommerceで作られたECサイトの商品情報に直接アクセスできるようになります。
・MCP(Model Context Protocol)に対応
技術的な話をすると、WooCommerceは「MCP(Model Context Protocol)」という規格に対応しました。
これは、AIアシスタントが外部のデータソースと連携するための共通規格で、Anthropicが主導して策定されたものです。
MCP対応することで、Claude、Cursor、VS Codeなど、MCP互換のAIクライアントから直接WooCommerceのデータにアクセスできるようになります。
・他のECプラットフォームも続々対応
WooCommerceだけじゃありません。
Shopify、BigCommerce、Magentoなど、主要なECプラットフォームも、それぞれ独自のAIエージェント連携機能を開発中です。
2026年は、「ECサイトとAIエージェントを繋ぐ」ための技術開発が一気に進んだ年として、記録されることになりそうです。
・中小EC事業者でもAI対応が可能に
これまで「AI対応」というと、大手企業が独自開発するものというイメージがありました。
でも、WooCommerceのようなオープンソースのプラグインが出てきたことで、中小EC事業者でも簡単にAI対応できる時代になってきています。
もしWordPress + WooCommerceでECサイトを運営しているなら、「StoreAgent」プラグインを試してみる価値はあると思います。
ただし、まだ試験公開段階なので、本番環境にいきなり導入するのではなく、テスト環境で動作確認してから使うことをおすすめします。
■週のタイトル用イメージ画像プロンプト
それでは最後に、この記事のアイキャッチ画像用のプロンプトを提示します。
【スチームパンク版】
スチームパンクの世界観、AIとECの融合がテーマ。真鍮の歯車・配管・リベット、蒸気が漂う工業建築、暖色(琥珀・銅・セピア)の照明。シネマティックなワイド構図、16:9(1280×720)。画面内に日本語テキスト「3月第1週のAI×ECニュース」を配置(中央)。上下左右に10%の安全マージンを確保し、必ず文字がフレーム内に収まる。文字は白系または象牙色の明朝太め、装飾は最小限。文字の視認性が最優先で、大きく濃い色で背景との対比を明確にする。実在ロゴ・商標・人物は出さない。質感は金属光沢と柔らかな陰影。不要:文字化け、切れた文字、過剰な汚れ。
いかがでしたか?
3月第1週は、AIとECの世界で本当にたくさんの動きがありましたね。
AIがスマホを操作したり、複数のAIを同時に使ったり、買い物を代行したり…
少し前までSF映画の世界だったことが、今では実際に使える技術になっています。
EC事業をやっている私たちにとっては、「変化のスピードについていくだけでも大変」というのが正直なところ。
でも、逆に言えば、今このタイミングでAI対応を進めれば、競合に先んじることができるチャンスでもあります。
「完璧な対策」を目指すと動けなくなるので、まずは「適当にAIを触ってみる」ことから始めてみませんか?
結局、正解はまだ誰にも分からないんですから。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
