講義12|クリニック選び――広告や値段だけに惑わされず、安心して相談できる場所を見つけよう
こんしは!
AllA / All Atelier / オールアトリエへようこそ!
今回の生徒は、オール・ドメディア / Owl Dmedia。
講師は、姉魅シスターぺ / Anemi Sisterpeです。

オール・ドメディア「シスターぺ先生! ここまで二重、鼻、輪郭、注射、レーザー、脱毛っていろいろ学んできました。もし実際に相談したくなったら……次はクリニックを探すんですよね?」
姉魅シスターぺ「そうです。そして、ここからのChapter 3は特に大切ですよ。美容医療では、“何を受けるか”だけでなく、どこで相談するかも重要だからです」
オール・ドメディア「検索して一番上に出てきたところとか、口コミが多いところじゃダメですか?」
姉魅シスターぺ「それだけで決めるのはちょっと待って。広告、値段、症例写真、口コミ……どれも参考にはなります。でも、一つだけを見て決めないことが大切です」
今回から、安全に美容医療と向き合うための知識を身につけていきましょう!
今回の講義

今回のテーマは、**「クリニック選び」**です。
美容医療について検索すると、
「今だけ○%OFF!」
「症例数○○件!」
「人気No.1!」
「○円から!」
「理想の顔へ!」
など、魅力的な言葉がたくさん出てきます。
きれいな症例写真を見ると、
「ここなら自分もこうなれそう!」
と思うこともありますよね。
でも、クリニック選びで本当に大切なのは、広告の派手さではありません。
厚生労働省は、美容医療を検討するときに、虚偽・誇大な広告に惑わされず正確な情報を集め、メリットだけでなくリスクも理解したうえで、信頼できる医療機関や自分に合った施術内容を慎重に選ぶよう案内しています。
オール・ドメディア「クリニックを選ぶって、“人気のお店を探す”みたいな感覚とは違うんですね」
姉魅シスターぺ「そうです。自分の身体に関わる医療ですからね。“ここなら安心して質問できるか?”まで見ていきましょう」
今回できるようになること

今回の講義を終えるころには、
クリニックを値段だけで決めなくなる
広告や症例写真をそのまま信じ込まなくなる
医師から十分な説明を受ける大切さがわかる
リスクや副作用について質問できるようになる
「今日決めてください」と急かされても立ち止まれる
複数の選択肢を比べる意識を持てる
自分が納得して相談できるクリニックを見る視点を持てる
ようになることを目指します。
オール・ドメディア「今回は“おすすめクリニックランキング”じゃなくて、“自分で見分ける力”を身につける講義なんですね!」
姉魅シスターぺ「その通り。それなら場所や時代が変わっても使えますからね」
重要ポイント

1.「安いから」だけでクリニックを決めない
美容医療を探していると、最初に目に入りやすいのが料金です。
たとえば、
「二重○千円〜」
と表示されていたら、
「ここ、めっちゃ安い!」
と興味を持つかもしれません。
でも、その金額だけを見てクリニックを決めるのは避けたいところです。
消費者庁は、美容医療のトラブルとして、安い広告を見て来院したものの、その場でより高額な契約を勧められる事例などを注意喚起しています。特に、その場での契約や即日施術を急がないことが重要です。
オール・ドメディア「“入口の値段”だけ見て決めちゃダメなんだ……」
姉魅シスターぺ「そうですね。見るなら、“最終的にいくらになるのか”まで確認しましょう」
確認したいのは、
施術そのものの料金は?
追加費用はある?
薬や麻酔などは含まれる?
今後も通院や追加施術が必要?
というところ。
安さは参考情報の一つ。決定理由の全部にはしない。
これを覚えておきましょう。
2.症例写真は「参考」であって「未来予想図」ではない
美容クリニックのサイトやSNSでは、ビフォーアフター写真を見ることがあります。
とてもきれいな仕上がりを見ると、
「この先生にお願いすれば、私も同じになれる!」
と思いたくなるかもしれません。
オール・ドメディア「前の講義でも症例写真は参考ってやりましたね!」
姉魅シスターぺ「そう。ここでも同じです。人の身体や希望は一人ひとり違いますからね」
症例写真を見るときは、
「こういう例もあるんだな」
くらいの参考材料として考えましょう。
写真だけでは、施術前後の条件、治療の詳しい内容、リスク、その人自身の状態など、すべてを判断することはできません。
また、医療広告にはルールがあります。厚生労働省は医療広告について規制やガイドラインを設けており、美容医療でも広告表現だけに頼らず情報を確認することが重要です。
3.「医師とちゃんと話せるか」を見る
クリニック選びでかなり重要なのが、
医師から十分な説明を受けられるか
です。
2025年の厚生労働省の美容医療に関する通知では、いわゆるカウンセラーだけと相談して治療内容が決まり、それを医師がそのまま実施しているような問題事例も指摘されています。
オール・ドメディア「えっ、契約の説明をしてくれる人と、医療的な判断をする人は同じ役割じゃないんですね」
姉魅シスターぺ「そこ、大事です。治療について医学的に判断したり説明したりする役割まで、全部カウンセラー任せにしないことです」
医師に、
「自分の場合はなぜこの施術なのか」
「ほかの方法はあるのか」
「どんなリスクがあるのか」
を質問できる環境か確認しましょう。
こちらの話をほとんど聞かず、
「これをやれば大丈夫!」
だけで進むなら、一度立ち止まって考えてもいいのです。
4.メリットだけでなく「困る可能性」も説明してくれるか
信頼できるかを見るときは、
良いところだけ説明していないか
にも注目しましょう。
厚生労働省は美容医療を受ける前に、
使用する薬などについて理解できているか、
効果だけでなくリスクや副作用にも納得したか、
ほかの方法や選択肢の説明を受けたか、
を確認するよう案内しています。
オール・ドメディア「“絶対かわいくなります!”だけじゃ足りないんだ」
姉魅シスターぺ「そうですね。むしろ、“こういうことが起こる可能性があります”まで話してくれることが重要です」
自分からも、
「リスクは何ですか?」
「もし問題が起きたら、どう対応しますか?」
と聞いてみましょう。
質問することは失礼ではありません。
自分の身体について知るための、当然の確認です。
5.「ほかの方法」や「受けない選択」も考えられるか
良い相談とは、
「この施術を受ける前提で話を進めること」
だけではありません。
厚生労働省のチェックリストでも、ほかの施術方法や選択肢について説明を受け、自分自身で選択したかを確認するよう求めています。
オール・ドメディア「じゃあ、“この施術しかありません!”ってすぐ言われたら、一回考えてもいいんですね」
姉魅シスターぺ「もちろんです」
選択肢には、
別の施術をする
しばらく様子を見る
別の医師にも相談する
今回は何もしない
というものもあります。
美容医療では、
「受けない」という選択肢もちゃんと残しておく。
これ、とても大事です。
6.「今日だけ安い!」で急いで決めない
オール・ドメディア「でも先生、“今日契約したら20万円安くなります!”って言われたら、ちょっと心が揺れそうです……」
姉魅シスターぺ「だからこそ覚えておきたい言葉があります。“今日決めなくてもいい”です」
消費者庁は、美容医療では「今契約すれば安くなる」といった勧誘に注意し、その場で契約・施術を急がないよう呼びかけています。
厚生労働省も、
「その美容医療は今すぐ必要ですか?」
と、施術前にもう一度確認するよう案内しています。
美容目的の施術なら、いったん帰って考えることができる場面も多くあります。
「家で考えます」
「今日は契約しません」
と言ってOKです。
急かされて決めた答えより、納得して決めた答えを大切にしましょう。
7.「ここなら質問できる」と思えることも大切
最後は少しシンプルですが、とても重要です。
クリニック選びでは、
自分がわからないことを聞ける雰囲気か
を見てみましょう。
オール・ドメディア「先生が怖くて何も聞けなかったら、説明を受けても意味がないですもんね」
姉魅シスターぺ「そうですね。“聞きたいけれど聞けない”状態のまま、大きな決断をする必要はありません」
納得できないことがあるなら、別の医療機関へ相談するという方法もあります。厚生労働省も、納得できない点があればセカンドオピニオンや相談窓口の活用を視野に入れるよう案内しています。
クリニック選びで求めたいのは、
「有名だから安心」ではなく、
「自分が説明を理解し、納得して判断できる環境か」
という視点です。
今回のまとめ

今回は、クリニック選びについて学びました。
今日の重要ポイントは、
① 値段だけで決めない
② 症例写真は参考資料として見る
③ 医師からきちんと説明を受ける
④ メリットだけでなくリスクも確認する
⑤ ほかの施術や「受けない選択」も考える
⑥ 「今日だけ安い」で急いで決めない
⑦ 自分が納得するまで質問できる場所を選ぶ
です。
オール・ドメディア「“一番安いところを探す”じゃなくて、“自分がちゃんと説明を受けて判断できるところを探す”なんですね!」
姉魅シスターぺ「大正解です。クリニック選びも、最後に決める主人公は自分ですよ」
1分ワーク

紙やスマホのメモに、
「クリニックで絶対に確認したい3つ」
と書いてみましょう。
おすすめは、
① 自分にはなぜこの施術なの?
② リスクや副作用は?
③ ほかの選択肢は?
です。
そして最後に、
「納得できなかったら、その場で決めない」
と書いてください。
この一文を覚えておくだけでも、クリニック選びの見方がかなり変わります。
ミニクイズ

Q.美容クリニックを選ぶとき、最も適切なのはどれでしょう?
A.広告で一番安かった場所にその場で決める
B.症例写真が好みなら、説明を聞かず施術する
C.医師から効果・リスク・ほかの選択肢について説明を受け、納得してから考える
……
正解は、
C!
オール・ドメディア「よし! 値段、広告、口コミだけじゃなくて、“ちゃんと説明を受けられるか”を見る!」
姉魅シスターぺ「大正解です。そして納得できなければ、別の日に考えたり、別の医療機関に相談したりしてもいいんですよ」
次回予告

次回、講義13のテーマは、
「カウンセリングの受け方」
です。
オール・ドメディア「クリニックを選んだら、いよいよ相談ですね!」
姉魅シスターぺ「はい。でも、カウンセリングは“先生の話を聞くだけの時間”ではありません。自分の希望を伝え、疑問を質問し、納得できるかを確認する大切な時間です」
次回は、
何を伝えればいい?
何を質問すればいい?
その場で決めなくてもいい?
という疑問を整理していきます。
安全に美容医療を受けるためのChapter 3、ここからさらに大切になっていきますよ!
それでは、次の講義でお会いしましょう!

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