講義15|ダウンタイムとは?――施術後の「回復する時間」まで考えて美容医療を選ぼう
こんしは!
AllA / All Atelier / オールアトリエへようこそ!
今回の生徒は、オール・ドメディア / Owl Dmedia。
講師は、姉魅シスターぺ / Anemi Sisterpeです。

オール・ドメディア「シスターぺ先生! 美容医療を調べていると、“ダウンタイムが短い”“ダウンタイムほぼなし”って言葉をめちゃくちゃ見ます。そもそもダウンタイムって何なんですか?」
姉魅シスターぺ「美容医療を考えるなら、ぜひ知っておきたい言葉ですね。施術そのものだけではなく、施術後に身体が回復していく時間まで考えることが大切なんです」
オール・ドメディア「施術が終わった瞬間に全部完成! ではないんですね」
姉魅シスターぺ「そういうこと。今回は“ダウンタイムが短ければ正義!”ではなく、自分の生活も含めて考えられるようになりましょう」
今回の講義

今回のテーマは、**「ダウンタイムとは?」**です。
美容医療で使われる「ダウンタイム」は、施術後に腫れ、赤み、内出血などが出たり、普段どおりの生活へ戻っていくまでに時間が必要だったりする期間を考えるときに使われる言葉です。
ただし、すべての美容医療に同じダウンタイムがあるわけではありません。
施術の内容や身体の状態などによって、術後の経過は変わります。厚生労働省も、美容医療では患者の希望として「ダウンタイムの少ない処置」を挙げつつ、具体的な治療方法は患者ごとの状況を踏まえた医学的判断によって選択されるものと整理しています。
オール・ドメディア「じゃあ、“この施術なら絶対○日で治る!”みたいに全員同じではないんだ」
姉魅シスターぺ「その通りです。だからネットの体験談だけで自分の予定を決めないことが大切ですよ」
今回は、
ダウンタイムとは何か?
どんな変化が起こり得るのか?
生活予定とどう合わせるのか?
短いほど良いのか?
事前に何を確認すればいいのか?
を順番に整理していきます。
今回できるようになること

今回の講義を終えるころには、
ダウンタイムの意味を説明できる
「施術時間」と「回復までの時間」を分けて考えられる
術後の経過には個人差があると理解できる
学校・仕事・イベントなども含めて予定を考えられる
「ダウンタイムが短い」という広告だけで施術を選ばなくなる
カウンセリングで術後について質問できる
想定外の変化があったときに自己判断だけで済ませない意識を持てる
ことを目指します。
オール・ドメディア「施術前の話なのに、もう施術後の生活まで考えるんですね!」
姉魅シスターぺ「むしろ、受ける前だからこそ考えられるんですよ」
重要ポイント

1.ダウンタイムは「施術が失敗した時間」ではない
まず最初に覚えておきたいことがあります。
施術後に一定の変化が起こること自体が、すぐに「失敗」を意味するわけではありません。
美容医療では施術内容によって、術後の腫れや赤み、痛みなどについて事前説明を受けることがあります。厚生労働省も、施術前に副作用や合併症だけでなく、術中の痛みや苦痛などを含めたリスクについて理解するよう案内しています。
オール・ドメディア「じゃあ、完成までの途中経過もあるってことですね」
姉魅シスターぺ「そうですね。大事なのは、“自分の受ける施術では、どんな経過が想定されているのか”を先に聞いておくことです」
だからカウンセリングでは、
「施術直後はどんな状態になりますか?」
と聞いてみましょう。
2.施術時間が短くても、回復時間まで短いとは限らない
オール・ドメディア「“施術15分!”みたいな広告を見ると、15分で全部終わる感じがします」
姉魅シスターぺ「そこは分けて考えましょう」
施術にかかる時間と、
施術後に身体が落ち着いていく時間は別です。
施術そのものが短時間でも、その後の予定について確認が必要な場合があります。
だから、
「何分で終わりますか?」
だけではなく、
「施術後は普段どおり過ごせますか?」
「仕事や学校への影響は?」
「運動や入浴などで注意することは?」
といったことまで確認しておくと安心です。
美容医療では施術内容ごとにリスクが異なるため、厚生労働省も、受ける施術について十分に説明を聞き理解するよう求めています。
3.ダウンタイムには個人差がある
同じ施術を受けた人のSNSを見て、
「この人は翌日から普通だった!」
という投稿を見つけることがあります。
でも、
他人の経過=自分の経過
とは限りません。
オール・ドメディア「症例写真と同じで、体験談も“参考”なんですね」
姉魅シスターぺ「そうです。“この人がこうだったから、自分も絶対こうなる”とは考えないことですね」
美容医療では、期待したとおりの効果が得られない可能性も含め、効果とリスクを理解したうえで判断することが重要だと厚生労働省は案内しています。
ダウンタイムについても、
「一般的にはどういう経過が想定されますか?」
「自分の場合は何に注意すればいいですか?」
と医師へ確認しましょう。
4.大事な予定から逆算して考えよう
ダウンタイムを知る理由は、怖がるためではありません。
自分の生活と美容医療を両立できるか考えるためです。
たとえば、
学校、
仕事、
旅行、
写真撮影、
結婚式、
大切なイベント
などの予定があるなら、施術のタイミングについても考える必要があります。
オール・ドメディア「大事なイベントの前日に勢いで施術! みたいなのは避けたいですね」
姉魅シスターぺ「そうですね。余裕を持って相談しておくと安心です」
ここでポイントなのは、自分で勝手に「○日前なら絶対大丈夫」と決めないこと。
施術によって経過が異なるため、
「この予定があるのですが、施術時期についてどう考えればいいですか?」
と相談しましょう。
5.「ダウンタイムが短い=自分に一番いい施術」とは限らない
美容医療では、
「切らない」
「短時間」
「ダウンタイムが少ない」
といった言葉が魅力的に見えます。
もちろん、回復期間を重視すること自体は一つの希望です。厚生労働省も、美容医療の治療方針を考える際の患者の希望の例として「ダウンタイムの少ない処置」を挙げています。
でも、
ダウンタイムが一番短いもの=自分に一番合うもの
とは限りません。
オール・ドメディア「前にも“強い施術ほど良いわけじゃない”ってありましたよね。今回は逆に、“軽そうなら何でも良い”でもないんだ」
姉魅シスターぺ「その理解でバッチリです」
自分が重視することを伝えたうえで、
効果、リスク、費用、ほかの選択肢なども含めて考えましょう。厚生労働省も、複数の選択肢がある場合には、それぞれの効果・リスク・費用などを比較して、自分で選択するよう案内しています。
6.SNSの「ダウンタイムゼロ」を、そのまま自分に当てはめない
オール・ドメディア「“ダウンタイムほぼゼロ!”って書いてあったら、やっぱり安心しちゃいます」
姉魅シスターぺ「広告は入口として見てもいいですが、それだけで医療を判断しないようにしましょう」
厚生労働省は、美容医療では虚偽・誇大な広告に惑わされず正確な情報を集め、施術のメリットだけでなくリスクも理解するよう注意を呼びかけています。
だから広告を見たら、
「本当に自分の場合もそうなの?」
という視点を追加してみてください。
ダウンタイムについて気になるなら、カウンセリングの段階で医師に具体的に質問しましょう。
7.「いつもと違う」と感じたら、自己判断だけで終わらせない
施術後について事前に説明を受けていても、
「これは予定されていた経過なのかな?」
と不安になることがあります。
そんなときに、
「ネットには大丈夫って書いてあるから放置しよう」
と自己判断だけで終わらせないことも大切です。
厚生労働省は美容医療で、施術内容やリスクの説明不足だけでなく、アフターケアに対応しないといったトラブルも報告しており、納得できない点があれば医療機関への確認や相談窓口などの活用を案内しています。
オール・ドメディア「施術する前に、“何かあったとき、どこに連絡する?”まで聞いておいたほうがいいですね」
姉魅シスターぺ「その通りです!」
施術後に困ったときの連絡先や対応方法
まで確認しておきましょう。
今回のまとめ

今回は、ダウンタイムとは何かについて学びました。
今日の重要ポイントは、
① ダウンタイムは施術後の回復過程を考えるための大切な視点
② 施術時間と回復までの時間は分けて考える
③ 術後の経過には個人差がある
④ 学校・仕事・イベントなど生活予定まで考える
⑤ ダウンタイムが短ければ必ず自分に一番良いとは限らない
⑥ 広告や他人の体験談だけで判断しない
⑦ 術後に不安があれば自己判断だけで済ませず確認する
です。
オール・ドメディア「ダウンタイムって、“施術後に我慢する期間”くらいに思ってたけど、施術を選ぶ前から考えるものだったんですね!」
姉魅シスターぺ「そうです。美容医療は“施術する瞬間”だけじゃありません。その後の生活まで含めて一つの選択なんですよ」
1分ワーク

スマホのメモや紙に、
「施術後について聞きたい4つ」
と書きましょう。
① 施術直後はどんな状態になる?
② 普段の生活へ戻るまで何に注意する?
③ 学校・仕事・予定への影響は?
④ 困ったときはどこへ連絡する?
最後に、
「他人のダウンタイム=自分のダウンタイムではない」
と書いて完成です!
実際に施術を考えていなくても、広告を見るときのチェックポイントとして使えますよ。
ミニクイズ

Q.ダウンタイムについて最も適切な考え方はどれでしょう?
A.SNSで翌日元気だった人がいれば、自分も必ず同じ
B.ダウンタイムが一番短い施術を必ず選ぶ
C.施術ごとの経過や自分の生活予定、リスクを確認して考える
……
正解は、
C!
オール・ドメディア「よし! “施術が終わったら終了”じゃなくて、その後までセットで考える!」
姉魅シスターぺ「大正解です。そこまで考えられると、美容医療を見る目がかなり育ってきていますよ」
次回予告

次回、講義16のテーマは、
「リスクと副作用」
です。
オール・ドメディア「今回もちょっと出てきましたけど、次はそこを本格的に勉強するんですね」
姉魅シスターぺ「はい。“副作用があるから全部怖い”でも、“めったに起こらないなら無視していい”でもありません。大切なのは、何が起こる可能性があるのかを知って、納得して判断することです」
美容医療の安全を考えるChapter 3も、いよいよ重要なテーマへ。
次回は、リスクと副作用を必要以上に怖がらず、かといって軽く見ないための考え方を学んでいきましょう。
それでは、次の講義でお会いしましょう!

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