野菜を育ててみよう|食べる側から育てる側へ!小さな栽培を始めよう【講義16】

こんしは!
オールアトリエで一緒に学んでいく、オール・ドメディア / Owl Dmediaです!
今回も、講師の姉魅シスターペ / Anemi Sisterpeと一緒に、野菜について楽しく学んでいきます。
前回の講義15では、「世界の野菜料理」をテーマに、野菜から世界の食文化をのぞいてみました。
同じ野菜でも、煮たり、焼いたり、炒めたり、スープにしたり。地域によって食べ方や味付けが違い、野菜一つから世界まで学びを広げることができましたね。
そして今回は、野菜との関係をさらに一歩進めます。
今回のテーマは、
「野菜を育ててみよう」
です!
オール「今まではずっと食べる側だったけど、ついに育てる側になるのか!」
姉魅シスターペ「そうよ。自分で育ててみると、“野菜は植物なんだ”って、もっと実感できるようになるわ」
講義3では、野菜が畑や栽培施設などで育てられていることを学びました。
でも今回は、知識として見るだけではありません。
種や苗。
土。
水。
光。
毎日の変化。
そんなものを観察しながら、野菜が育っていく時間そのものを体験することが目標です。
大きな畑を持っていなくても大丈夫。
まずは「育てるってどういうこと?」を考えるところから始めてみましょう!

今回の講義
スーパーに並んでいる野菜を見ると、すでに完成した状態ですよね。
トマトなら赤い実。
にんじんならオレンジ色の根。
レタスなら大きく広がった葉。
でも、最初からその姿だったわけではありません。
小さな種や苗から始まり、少しずつ成長していきます。
オール「考えてみれば当たり前だけど、完成した野菜しか見てないから途中経過ってあんまり知らないな」
姉魅シスターペ「だから育ててみるの。毎日見ていると、“昨日とは違う”が見えてくるわよ」
野菜を育てるときに大切なのは、ただ水をあげることだけではありません。
どんな場所で育てる?
光は当たっている?
土の状態はどう?
葉の様子は?
昨日から変化した?
こうして観察しながら世話をすることが大切です。
もちろん、野菜によって育て方は違います。
今回の目的は、すべての栽培方法を覚えることではありません。
「野菜には育つための環境があり、人はその成長を見ながら手助けする」
という基本を知っていきましょう。

今回できるようになること
今回の講義を終えるころには、
・野菜が種や苗などから少しずつ育つことを意識できる
・野菜を育てるには水や光、土などの環境が関わると分かる
・毎日の変化を観察する大切さを理解できる
・野菜によって育て方が違うことを意識できる
・小さな栽培にも興味を持てる
・食べ物ができるまでの時間を想像できる
ようになることを目指します。
今回の合言葉は、
「育てる=待ちながら観察する」
です!
野菜はボタンを押したら翌日に完成するものではありません。
だからこそ、育っていく過程そのものを楽しんでみましょう。

重要ポイント
① 野菜には「始まり」がある
私たちはスーパーで完成した野菜を買います。
でも、その野菜にも始まりがあります。
種から育てるもの。
苗から育てるもの。
そこから葉が増えたり、茎が伸びたり、野菜によっては花が咲いたり、実ができたりしていきます。
オール「スーパーだけ見てたら“トマトになる前のトマト”って忘れちゃうね」
姉魅シスターペ「育てると、その途中を全部見ることができるのよ」
講義1では、野菜を「植物」として見ることを学びました。
今回の栽培は、その考え方を実際に確かめる体験です。
完成した食材ではなく、
生きて成長している植物として野菜を見る。
これだけでも、野菜の見え方はかなり変わってきます。
② 水は「とにかく大量」ではない
植物を育てると聞くと、
「水をたくさんあげればいい!」
と思うかもしれません。
オール「毎日ドバーッとやれば愛情も伝わる!」
姉魅シスターペ「愛情と水の量は比例しないわよ」
野菜によって必要な水の量やタイミングは違います。
だから大切なのは、
決まった行動を何も考えず繰り返すのではなく、状態を見ること。
土はどうなっている?
葉っぱは元気そう?
昨日と違うところはある?
そうやって観察しながら、その野菜に合った育て方を調べて実践します。
ここでも、このコースでずっと大切にしてきた「見る力」が登場します。
野菜を選ぶときも見た。
洗うときも見た。
料理するときも見た。
そして育てるときも、まず見るんです。
③ 光も野菜が育つ環境の一つ
野菜は植物です。
そのため、育てる場所を考えるときには光も大切な要素になります。
オール「じゃあ、とりあえず一番日が当たる場所に置けばいい?」
姉魅シスターペ「そこも野菜によって違うから、“何を育てるか”に合わせて確認するのよ」
つまり、
「植物だから全部同じ」
ではありません。
講義2で、野菜にはさまざまな種類があることを学びました。
その違いは、育てる場面にも現れます。
何を育てるのかを決めたら、
その野菜はどんな環境が育てやすいのか
を確認する。
これも栽培の大切な準備です。
④ 毎日少しだけ観察してみよう
野菜を育てる面白さの一つが、変化を見ることです。
昨日はなかった小さな葉。
少し伸びた茎。
新しくできたつぼみ。
オール「毎日見てたら変化なさそうだけど、写真にしたら分かりやすそう!」
姉魅シスターペ「それ、とてもいい方法ね。記録すると成長が見えやすくなるわ」
たとえば、
「今日の高さ」
「葉っぱの数」
「色」
「気づいたこと」
などを簡単に記録してみる。
毎日長い日記を書く必要はありません。
「葉が一枚増えた!」
だけでも立派な観察記録です。
野菜栽培は、理科の観察のようにも楽しめるんですね。
⑤ すぐ育たないからこそ面白い
料理なら、材料を準備すればその日のうちに完成することが多いですよね。
でも野菜を育てる場合は違います。
すぐには完成しません。
オール「今日植えて、明日収穫!……は無理か」
姉魅シスターペ「それはさすがに早すぎるわね」
育つまでには時間があります。
だから、
芽が出た。
葉が増えた。
大きくなった。
という小さな変化そのものがイベントになります。
現代の生活では、欲しいものがすぐ手に入ることも多いですが、植物は人間の都合だけでは進みません。
待つことも、育てることの一部。
この感覚を体験できるのも、野菜栽培の面白いところです。
⑥ うまく育たないことも学びになる
野菜を育てれば、毎回必ず完璧に育つとは限りません。
思ったより大きくならない。
葉の様子が変わる。
育て方に迷う。
そんなこともあります。
オール「失敗したらちょっとショックだな……」
姉魅シスターペ「でも、“なぜだろう?”と考えたら、それも学びになるでしょう?」
ここが大切です。
うまく育たなかったときに、
「自分には才能がない!」
で終わらせる必要はありません。
水はどうだった?
場所は?
その野菜に合った環境だった?
分からなければ調べる。
そして次に変えてみる。
これは料理でも同じでしたね。
一回作って思った仕上がりにならなかったら、次に調整する。
育てることも、試して、観察して、改善することの繰り返しです。
⑦ 育てると「一個の野菜」の見え方が変わる
自分で育ててみると、普段スーパーで何気なく買っていた野菜を見る感覚が少し変わるかもしれません。
オール「一本の野菜ができるまでに、ちゃんと時間があるんだもんな」
姉魅シスターペ「そう。その過程を知ることが大切なの」
野菜を育てる人がいる。
収穫する人がいる。
運ぶ人がいる。
売る人がいる。
そして私たちが買って、料理して、食べます。
野菜栽培を体験すると、
「食べ物が自分の前に現れるまで」
を想像しやすくなります。
これは食べ物を大切にすることにもつながります。
残さないようにする。
必要な分を使う。
余った野菜の使い道を考える。
次のChapter4にもつながる大切な視点です。
⑧ 小さく始めればOK
「野菜を育ててみよう」と聞いて、
畑を借りる?
農具をそろえる?
本格的な農業を始める?
と想像する必要はありません。
オール「危うく農家デビューするところだった!」
姉魅シスターペ「この講義でそこまでは求めていません」
まずは、
「一つ育てて観察してみたい」
という興味を持つところからで大丈夫です。
育てたい野菜を一つ選ぶ。
その野菜に必要な環境や育て方を調べる。
そして、自分の環境で無理なくできる方法を選ぶ。
小さな一鉢でも、観察できることはたくさんあります。
大切なのは規模ではありません。
野菜の成長を自分の目で見ること。
そこから始めてみましょう。

今回のまとめ
今回は、**「野菜を育ててみよう」**というテーマで、食べる側から育てる側へ視点を変えてみました。
野菜は完成した状態で突然現れるのではありません。
種や苗などから始まり、
水。
光。
土。
周りの環境。
さまざまなものと関わりながら成長します。
そして育てるときに大切なのは、
毎日の変化を観察すること。
水をあげれば終わりではありません。
昨日と比べてどう?
葉は?
茎は?
新しい変化は?
と見ていく。
オール「野菜を育てるって、世話するだけじゃなくて観察することなんだね」
姉魅シスターペ「そう。小さな変化に気づくほど、育てるのが面白くなるわよ」
育てる経験をすると、一個の野菜が食卓に届くまでの時間も少し想像できるようになります。
野菜を見る目が、また一段深くなりましたね!

1分ワーク
今回は、「育ててみたい野菜」を一つ決めてみましょう。
トマト?
にんじん?
レタス?
ほかの野菜?
決めたら、次の3つを考えてください。
① どんな姿で育つと思う?
② どこで育てられそう?
③ 毎日何を観察してみたい?
答えが分からなくてもOK。
むしろ、
「これ、どうやって育つんだ?」
という疑問が見つかったら大成功です。
そこから調べることで、学びが始まります!

ミニクイズ
Q. 野菜を育てるとき、今回もっとも大切にした考え方はどれでしょう?
A. とにかく大量の水をあげればいい
B. どんな野菜もまったく同じ方法で育てる
C. 野菜の種類や状態を見ながら、成長を観察する
D. 一日で収穫できなければ失敗
正解は……
C. 野菜の種類や状態を見ながら、成長を観察する!
育てる野菜によって特徴は違います。
だからこそ、
調べる → 育てる → 観察する → 必要なら変えてみる
という流れが大切です。

次回予告
次回の講義17は、
「野菜の豆知識」
です!
野菜についてここまで学んできましたが、まだまだ「へぇ!」と思える話は残っています。
オール「豆知識ってことは、野菜トリビア回だ!」
姉魅シスターペ「そうね。これまでの知識を使いながら、野菜のちょっと面白いところを見ていきましょう」
普段当たり前に見ている野菜にも、
「そんな特徴があったの?」
「そこを食べていたの?」
「そんな違いがあるの?」
という発見があります。
Chapter3「野菜のひみつ」も、次回でラスト。
野菜博士へ近づくために、最後は楽しく知識を増やしていきましょう!
それでは次回も、一緒に野菜の世界を楽しんでいきましょう!

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