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140字小説「水たまり」 #シロクマ文芸部

水たまりに映った月が歌う。
その声に誘われるように水たまりを覗き込む虚ろな目をした男が一人。
そこに映っているのは感情を露わにする己の姿。
怒り、嫉妬、闘争心……隠してきた己の激しさに魅了された瞬間、月が男を飲み込んだ。

翌朝目覚めた男の瞳には昨夜の月が宿り、静かに光を放っていた。

***

先週に続いてシロクマ文芸部に参加。
今週のお題は「水たまり」でした。


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