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わずか9日間の夏休み。ハイライトで振り返る:part1

あのときは当たり前だと思ってた夏の休みとじいじとばあば


お盆休みが終わった。振り返れば1日1日に違うイベントがあり、思い出があった。

私は今、2度訪れない輝かしいあの9日間を、この夏をいとおしく感じる。ゆえに、そのハイライトをここに記録したい。



1日目:いとことの共闘

初日はあまり話したことのなかったいとことスプラトゥーンで遊んだ。私といとこは年齢が10歳以上も離れているのでこれまでほとんど交流がなかった。正直な話、そのいとこが小学生なのか、中学生なのか、高校生なのかも曖昧であった。

そんな折、7月に母方の祖父に線香を上げるために帰省したときに話す機会があったので、ついでにラインも交換した。話していくうちにスプラトゥーンという共通項を見出した我々はついに一緒にやってみることにしたのだった。

私はスプラトゥーンのような対戦型ゲームは苦手だ。戦う術をまともに持たないのでいつもやられている。そんな私でもいとこのサポートを借りることで普段なら手も足も出ない格上にいとも簡単に勝ててしまう。ゲームを終えるころには、この10歳以上も離れた年下のいとこが頼もしく思えてきた。私の電車の模型でいたずらをしていたやんちゃな幼いころを知るだけに余計に…。守られる側に回った瞬間を私は存外心地よく感じたのだった。


2日目:事実だけのある土地

2日目は友人らと焼津に行った。焼津と言えば鰹であり、私はその鰹の中でも珍しいほほ肉を食べた。おいしかった。

だが、実のところ私の興味は焼津の鰹ではなかった。だから珍しいものを食べても感想が簡素なのだ。私が関心を持っていたのは焼津という地名であった。

かつてヤマトタケルが東征の旅に出かけた際、地元の有力者の火計によって襲われる場面があった。それを逆に火によって返り討ちにした。その地こそが焼津であり、焼津の地名はこの故事に由来すると考えられている。

私はその歴史を確かめたくて焼津に行ったのだが、そのような歴史を思わせるものとは全然出会えず、鰹などの水産物ばかりであったのは少し残念であった。焼津の故事は文字通りの名残としてしか残らなかったようだ。結果として私は歴史の消失を感じるために鰹を食べに出かけたようなものである。


3日目:貴重な平日

3日目は月曜日であり、平日だった。しかし休日でもある。平日が休みになることなどめったにない機会だと思い、銀行の窓口に直ちに向かった。この機を逃せばいつに行けるかわからない。焦る気持ちで窓口まで急ぎ、諸々の手続きを着々とこなした。

その後、昼ごはんとして私はお好み焼き屋に出かけ、馬鹿でかいデラックスを平らげた。そのため、私はお腹が正岡子規の頭のごとくまん丸に膨れ、歩くのも息も絶え絶えの状態になってしまった。

「帰ったらこの苦しみを俳句や短歌にしてやりたいぞー」と意気込んでいたものの、帰宅後にも続く満腹の窮屈さと突如として現れた食後の眠気によって、ソファに座った私はそのまま昼寝へと誘われたのだった。


ここまででさえ十分な冒険であるが、まだまだ序の口である。私の冒険は依然として半分も過ぎていない。
次回へ続く…


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