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世田谷のさくら

4月上旬。
窓の隙間からさらっとした空気が流れ込む。
春の訪れを感じる香りがして、1年前の風景の記憶が鮮明に蘇ってきた。
昨年は雨ですぐに桜が散ってしまったな、、
そんなネガティブな感情も思い出してしまうくらい、匂いには敏感だ。

部屋いっぱいに春の空気を入れたくて、大きな窓を全開にした。
7畳1ROOMなのに大きな窓が2つもある部屋は一気に新鮮な空気で循環された。
空気より先に入ってきた光が部屋のほこりを目立たせる。
気持ちのいい空気に包まれた自分は、いつもはめんどくさがる部屋全体の拭き掃除をした。

ここは東京の世田谷区。
環七通りを通るトラックの音が小さく聞こえるくらいの比較的静かな場所で、駒沢公園も近いので都内でも意外と自然の豊かな地域だ。
昨日の深夜に食べた、せたが屋ひるがお本店の大盛ラーメンがまだお腹にいるため、散歩でゆっくりと消化されることを願って、外に出た。

この地域で好きな場所がある。
家から歩いて行ける距離の少し散歩するのに最適で、この季節に美しいさくらが咲く。
ここを管理している優しいおばあちゃんは、いつも挨拶を交わしてくれる。
常にきれいに清掃された神社の雰囲気が好きで、私のお気に入りの散歩コースだ。

ここは
野沢稲荷神社

この季節にしか見れない風景がある。
さくらが風で舞い神社全体に散りばめられた花びら。
きれいに清掃された場所に散ったさくらは、地面でも輝きを放っている。
それは、人の手入れと自然が作り出した美しい風景を感じることができる素敵な場所だった。

また来年ここの風景を訪れたい。

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