進むべき道を探る
書いていない1ヵ月の間にいろいろなことがあった。
まず社会人芸大生になった。通信制の芸大で、仕事と両立させながら勉強をしている。課題は自宅制作し郵送で評価をもらい、スクーリングもある。
履修登録、スクーリングのスケジュールなどをAIに相談しながら組んでいき、2年次以降の予定も考えながら前期の登録を行ったら、かなりいい感じに進められている。このままいくと前期は計画通り、後期には少し想定した量よりも多めに履修してもいけるだろうという感じだ。
もはや生涯目標である四大卒を目指しながら、美術の教職免許も取るつもりで、たっぷりと単位習得の日々が待っている。
そして学生をするかたわらで、ミラパブという教育団体のメンターとなり、
4月からメンター授業として都内の高校で授業をすることになった。
また5月にも授業予定で絶賛カリキュラムを組んでいるところだ。
ポスター表現やクライアントワークなど実践も入れながらデザインについて授業を行っている。フォトグラファーの長い経験での構図や色彩など、いろいろな角度から授業を作った。「先生」をするのは好きでとても楽しく感じる。
それから、いざ大学に入学してみると数年間閉じこめておいてあったであろう知識を習得したい欲求が溢れ出し、大学院の進学も考え始めている。受験対策もすでに考えていて、これから実践をつんでいかないといけないなと試行錯誤している。
共感覚アーティストとしての活動は長くなり、私は聞かれることへの回答や自分の方向性についての基盤を整えていった。そして、それらは言語化できるようになり、今は何を聞かれても自信を持って答えを言えるようになった。不明なことは専門家の先生に質問する関わりを持てるようにもなった。
だけど、芸術大学での「美術教育」の学びはまだまだこれからで、私はそこに今共感覚アーティストとしての活動の軸を入れていこうとしている。そうなってくるとまた1から整えていかなければならない。だけど地続きでもあるから、手掛かりがまったくないわけではない。
やみくもに投げかけられる尖った質問を、頭を抱えて考えながら答えていたあの頃と今はもう、違う。それでもいままた、そのような場に飛び込んでいこうとしている。
だけど、今私は自分を試したいのだ。大学受験を選択せずに専門学校を選んだ私には、大学はまだまだ知らない世界だ。通信の大学は志望理由を書くだけで受験をした実感はないままだ。
そんななかで、自分の実力を、活動してきた意義を、追求してきたことを、いつしか言った「自分の活動に根拠がほしい」を実現したい。
そんなわけでこのたったひと月の間に自分の今後を揺るがす大きな出来事が一気に押し寄せていた。少し疲れもするが、充実した新学期がスタートしている。体調も万全で、仕事も順調だ。
横目で桜を眺めながら駆け抜けていった4月は、なかなかいい1ヵ月になった。
これから、進むべき道へ一気に登って行こう。
長く回り道したわたしの人生は、ここからが本当のスタートなのかもしれない。
山口葵
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