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毎月「これってどう仕訳するんだっけ」と悩んでいる人へ

毎月、月末が近づくとあの感覚がやってきます。

「あ、そろそろ経理やらなきゃ」

でも他の仕事が積み重なっているから、後回し。
気づけば月末の3〜4日を経理に追われて消耗します。

そのうえ「この支出ってどう仕訳するんだっけ」と毎回同じところで悩み、
ミスが出たら修正して、
「来月こそちゃんとやろう」と誓って、
また同じことを繰り返す。

この話、あなたにも心当たりはないでしょうか。

実はこのパターン、珍しくありません。
起業家や個人事業主のほとんどが、多かれ少なかれ経験しています。
経理が苦手な人が多いのではなく、苦手にさせる構造が放置されているだけなのです。

経理が得意な人と苦手な人の差は、知識量ではない

会計事務所でたくさんのクライアントを見てきた経験を持つ人の話で、こんな気づきがあります。

経理がスムーズに回っている人は、複雑な仕訳を得意にしているわけではありませんでした。
むしろ「判断をいかに減らすか」という設計に力を入れていたのです。

「このパターンはいつも同じ仕訳だから、迷わない」
「このタイミングで毎月やると決めてるから、慌てない」
「テンプレートに落とし込んであるから、考えなくていい」

一方でバタバタしている人は、毎月「新規一番」状態で経理に向き合っています。
判断基準が決まっていないから、毎回同じことで悩む。
記録が日々ではなく月末にまとまるから、量と判断が一気に押し寄せる。
ミスが出るのも、時間がかかるのも、構造的に必然なのです。

つまり、差は複雑さではなく、設計の有無です。

「仕組み化」って、ツールを入れることじゃない

「仕組み化」と聞くと、freeeやマネーフォワードを導入することだと思う方が多いです。
でもそれは手段のひとつに過ぎず、ツールだけ入れても何も変わらない、というのが現実です。

仕組み化の本質は、「判断を減らす設計」にあります。

毎月、同じ判断を繰り返さなくていい状態を作ること。
頭を使わなくても手が動く状態。それを実現する要素は、シンプルに3つです。

まず「習慣化」。いつ経理をやるかを決めます。

「月末にやる」ではなく、「毎月5日、15日、月末の3回」のようにカレンダーに落とし込む。
タイミングが決まると、優先順位が自動で上がります。

次に「ルール化」。何をどう判定するかを決めます。
「この交通費は旅費交通費」
「この備品は10万円以下だから経費」
という基準を、一度だけちゃんと作っておく。
そうすれば、来月以降は迷いがゼロになります。
判断を「前払い」する仕組みです。

そして「テンプレート化」
毎月やることを型にします。
売上記録のフォーマット、月末チェックのリスト、
これらを使い回せる形で保存しておくだけで、「どうやるか」という迷いが消えます。

この3つが揃うと、経理は「考えずに終わる業務」に変わります。

やることを減らすのではなく、「考えること」を減らす

ここで強調しておきたいのは、経理の作業量を減らすのではなく、
経理にかける「思考量」を減らすことがゴールだということです。

「どの勘定科目か」「いつ計上するか」「この処理は合ってるか」という判断が毎月発生するから、経理は消耗します。
逆に言えば、その判断を事前に設計しておけば、あとは淡々と手を動かすだけで終わります。

実際、最初の設計に1〜2時間かけるだけで、その後の毎月の負担が劇的に変わります。
3か月もすれば「あ、経理ってこんなに軽かったっけ」と感じられるようになる方が多いです。

しかも、経理に充てる頭の容量が減るということは、その分を営業や事業成長に使えるということでもあります。
時間の短縮というより、時間の再配分。
これが小規模事業主にとって、最も現実的な打ち手のひとつだと思っています。

「毎月バタバタするのが普通」ではありません

月末の経理が憂鬱なのは、あなたの能力の問題でも、経理が難しいからでもありません。
ただ、設計がされていないだけです。

設計さえできれば、経理は「思考停止で回る業務」になります。
それは決して大げさな話ではなく、習慣化・ルール化・テンプレート化という3つのシンプルな工夫で実現できることです。

「仕組みを作る」というと難しく聞こえるかもしれませんが、要は「自分のやり方を一度だけ決める」ということ。
それをやったかどうかが、毎月バタバタし続ける人と、サクッと終わらせている人の唯一の差です。

もし
「具体的にどう設計すればいいか」
「判断基準シートやテンプレートの実物を見たい」
と思ったなら、それを丸ごと解説した記事と実践用のExcelテンプレートセットを用意しています。

読んで終わりではなく、そのまま自分の経理に落とし込める設計にしてあるので、気になった方はのぞいてみてください。

まずは今月の経理から、少しだけ「設計」を意識してみること。
それだけで、来月の月末はきっと違って見えるはずです。


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