カランダガン参戦!海外勢20年ぶりの勝利なるか
はじめに
こんにちは。海外競馬ファンのあれすです。
今回は11月30日に東京競馬場で行われる、GⅠ ジャパンカップ(芝2400m)に出走する海外馬Calandagan(カランダガン)についての紹介と警告記事となります。
欧州年度代表馬、来日
皆さんのご存知のことと思いますが、今回のジャパンカップには1頭の海外馬が出走します。
その名はカランダガン(セン4)。グラファール厩舎の管理馬で、既にGⅠを3勝しています。
圧倒的な戦績から、2025年のカルティエ賞年度代表馬に輝いています。
戦績
未勝利戦(芝1600m) 🥉
条件戦(AW1900m)🥇
L フランソワマテ賞(芝2100m)🥈
GⅢ ノアイユ賞(芝2100m)🥇
GⅢ オカール賞(芝2200m)🥇
GⅡ キングエドワード7世S(芝2390m) 🥇
GⅠ 英インターナショナルS 🥈
GⅠ 英チャンピオンS 🥈
GⅠ ドバイシーマクラシック 🥈
GⅠ コロネーションカップ 🥈
GⅠ サンクルー大賞 🥇
GⅠ KGⅥ&QES 🥇
GⅠ 英チャンピオンS 🥇
13戦7勝(7-5-1-0)と連対率90%以上、馬券内率に至っては100%。
元から強かった馬ですが、今年に入り更なる成長を遂げ、直近GⅠを3連勝中と控えめに言ってジャパンカップに来るのが信じられないレベルの馬です。
海外馬は…
海外馬と聞いて、真っ先に出てくるのが近年の海外馬の成績です。
最後にジャパンカップを海外馬が制したのは2005年(勝ち馬アルカセット)、最後に馬券内に入った馬という括りでも2006年(該当馬ウィジャボード)と、ここ18年間で海外馬の馬券内はないということです。
※ここ18年で60頭の海外馬がジャパンカップに出走した
ただぁ!
カランダガンを他の馬と同列に扱ってもらっては困ります。
彼は欧州年度代表馬であり、世界最強馬。彼ならそんなデータを破壊してくれる…はず
カランダガンについて深掘り
カランダガンの能力をここにまとめます
能力 S
道悪実績 A+
高速馬場適性 A
坂適正 S
瞬発力 S+
スタート C
脚質 B
自分でも過剰に評価したかなぁ…と思うぐらい、これでもかと評価しました。
スタートがいい馬ではないので、前目を取れる馬ではないですが、最後に強烈な末脚で他馬を出し抜く走りが特徴です。
坂適正はSですが、府中の坂は欧州競馬に比べたら子供みたいなものなので気にしなくて良いですね。
ただ、直線の長い東京競馬場は彼にマッチする可能性が高いと思っています。
過去のレースを紐解く
今年、カランダガンが出走した5Rを回顧していきます。
5走前 ドバイシーマクラシック
カランダガンは緑と赤の勝負服。2番枠からスッと控えて後方待機。
シンエンペラーとドゥレッツァがペースを作る流れだったが、早めにLebel's Romanceが動いていき先頭を奪う。
その結果前の馬には厳しい展開となったか。
道中カランダガンはダノンデサイルを見るような感じ。
最後の直線で早めに抜け出したダノンデサイルをカランダガンが猛追、結果的には道中の位置取りの差でダノンデサイルに後塵を拝したが、上り3F32秒台と欧州馬の瞬発力能力の高さを見せてくれた。
正直、ジャパンカップでカランダガンが負けるならばこうなるだろう。
先ほども言ったが、決して前を取れる馬ではないので脚は使うが先頭までは届かないと言った結果になる可能性は否定できない…
ただ、日本馬も好走しやすいドバイの馬場に適応できているのはカランダガンが日本の馬場も問題にしない可能性を示しており、このレース結果はカランダガンの評価を高める要素もある
4走前 コロネーションカップ
やはりカランダガンは後方からの競馬。
終盤から徐々に位置を上げていき、直線では外の進路を取る。
早めに前の馬を捕まえたJan Brueghel に迫ろうとするが、Jan Brueghelの勝負根性に敗れて半馬身差の2着に終わった
ただこのレースでは3着以下を7馬身突き放しており、3着馬のジアヴェロットはセプテンバーSでカルパナという馬を倒しており、その後は馬場的に合わないと思われていた凱旋門賞で4着と欧州でも5本の指に入る12F戦線の強豪で、カルパナは凱旋門賞こそ7着だが、後で紹介するキングジョージ6世&クイーンエリザベスSで2着に入り、英チャンピオンフィリーズ&メアズSでオークシャーオークス2着馬のエストレンジやジャンロマネ賞の勝ち馬キジサナらに完勝している。
メンバーレベルの高い中でしっかりと高いパフォーマンスを見せたカランダガンはやはり強いと言えるだろう。
3走前 サンクルー大賞
5頭立てだが、全馬がGⅠ馬という豪華メンバー。
一昨年の香港ヴァーズの覇者Junkoがペースを握る。
日本の競馬ファンにもお馴染みGoliathが2番手、3番手に今年の凱旋門賞で1番人気だったAventure、カランダガンは後方2番手,最後方から2023年にジャパンカップに出走したIrrsineといった隊形。
最後の直線でカランダガンは外に進路を取り、Aventureと併せ馬で前を捕まえ、先頭に立ってからは他馬を突き放す貫禄の走りでGⅠ初制覇!
メンバーレベルが非常に高かったと言われると少し迷うが、しっかりと勝たなければいけないレースを勝ちきったのは評価。
2走前 キングジョージⅥ&QエリザベスS
5頭立てだが全頭がGⅠ馬で、非常に豪華メンバーが揃った1戦。
カランダガンは道中最後方から、オブライエン厩舎Jan Brueghelと同厩舎のハーツクライ産駒Continuous がペースを握る。
5頭全く一団で、カランダガンは最後方からだったが先頭までは4馬身ほど。
3コーナーあたりからペースが上り、直線でカランダガンは外に進路を取り早めに抜け出した牝馬カルパナを捉えてGⅠを連勝!
2着馬カルパナは先ほども言った通り、3着馬Lebel's RomanceはGⅠを9勝している化け物、4着馬Jan Brueghelは今回が初の連対を外したレース。
5着馬Continuousはセントレジャーを勝ち、コロネーションカップで4着など。
この豪華メンバーを相手にしっかり勝ちきったのはこの馬の強さを表している。
前走 英チャンピオンS
ジャパンカップへの叩きとして、クロワデュノールも出走したプランスドランジュ賞を回避しこちらへスライド。
昨年2着の雪辱を果たすべくリベンジも兼ねた1戦だった。
しかし久しぶりの10F戦といったところや、欧州の10F路線の最強格の馬2頭が出走を表明した為にカランダガンはGⅠ連勝中の身でありながら2番人気だった。
カランダガンは案の定後ろから、今回は馬群の中に入っていくが追走力の問題か後方2番手から。前には人気の一角Delacroix、そんなカランダガンをマークするように1番人気Ombudsmanは最後方から。
オブライエン厩舎のペースメーカーMount Kilimanjaroとゴスデン厩舎のペースメーカーDevil's Adcovateが互いに譲り合わない展開で他馬を引き離して逃げる展開。
4コーナーから進出を開始し、最後の直線では外に進路を取る。
Ombudsmanと併せ馬の形で前に迫る。
直線半ばでカランダガンが抜け出すと、Ombudsman以下を引き離していく。
ベストでは無い10Fでも圧倒的な強さを見せつけGⅠを3連勝!
2000mと2400mで欧州トップに
欧州競馬はとにかく、2F(400m)ごとのレベルが違う。
2階級制覇というのが、日本よりも断然難しいのだ。
それを前提にカランダガンの、この勝利を見れば、この馬を評価しないなんてことはできないだろう!
2着Ombudsmanは欧州10F路線のトップ。英インターナショナルSでDelacroixやダノンデサイルを打ち破っている。
英インターナショナルSのレーティング128ポンドは世界2位のレーティングが。
そう、なんと1位は英チャンピオンSを勝利したカランダガンで130ポンドなのだ。
最強馬を打ち破り自身が最強馬になった。カランダガンとはそんな馬なのだ。
また、4着だったDelacroixはエクリプスSでそのOmbudsmanを打ち破っている。
少なくとも2025年の欧州10F路線はこの2頭が最強格であったのは言うまでもない。
そんな中、ベストは間違いなく12F戦のカランダガンがその2頭を打ち破ったということ、これがどれだけ凄いことか。
買うべきなの?
皆さんが知りたいのは結局そこだろう。
結論
「仮に単勝が5倍だったとしてもこの馬の能力を考えたら人気しなさすぎで、むしろ単勝が1番妙味ある」
一方で
「強いのは間違いないが、2分22秒,23秒台が出る府中の超がつく高速馬場に適応できるかは走ってみないと分からない」
とも言える。
私はカランダガンが単勝5倍以上で買えるのはこのレースが最後だと思っているので妙味があると判断したが、府中をこなせるかわからない馬が一桁オッズは過剰人気と判断知る人の意見もわかる。
私が仮に成人しているならばカランダガンの単勝1点でジャパンカップは楽しもうと思っているが、日本馬から買いたい!という人はマスカレードボールかダノンデサイルから買えばよいのではないだろうか。
最後に
1つこのレースに対して思うのは、サンライズアースも存在がカランダガンを後押ししてくれそうといったところ。
彼(サンライズアース)が早めに前目の馬を捕らえに行けば3Fの日本馬が得意な瞬発力勝負ではなく、外国馬が比較的得意な4,5Fの持久力勝負に持ち込める可能性がある。
カランダガンは3Fの瞬発力勝負でも十分に対応ができると考えているが、サンライズアースの存在は欧州馬が苦手とする超ドスローからの瞬発力勝負の可能性を減らしてくれるはず…
まぁこればっかりは、レースが始まれないとわからないですね
次回予告
次回は香港国際競走についてのnoteとなる…はずです。
日中関係が悪化し、 香港でも少しその影響が出ているそうで中国政府がなんか言い出したら日本馬による香港遠征ができなくなるという可能性も0ではないのでね…
本当にそうならないことを祈るばかりです…
