【Day 59】「問い合わせ=見込み客」という錯覚。誰にでも応える姿勢が、専門家としての市場価値を消滅させる
おはようございます。問い合わせの数に一喜一憂し、無差別にリソースを投下する無策を捨てる、アーリーです。
ari_days100プロジェクトseason2、【Phase3:営業準備】の【Day 59】をお届けします。
開業初期の起業家は、「売上が欲しい」「実績が欲しい」という欠乏感から、問い合わせが来た相手をすべて見込み客だと錯覚します。
しかし、それは事業の輪郭を曖昧にする致命的な思い込みです。
問い合わせの段階では、その相手は単なる「候補」に過ぎません。
■ 「誰でもいい」という思考が招く専門性の喪失

「誰でもいいから契約したい」という姿勢は、一見すると柔軟で謙虚に見えるかもしれません。
しかし、長期的にはあなたの市場価値を確実に引き下げます。
介護事業所の労務に絞ると決めたはずが、目先の報酬に引かれて他業種の案件や、専門外の行政手続きまで手当たり次第に引き受ける。
その結果、あなたのポートフォリオは支離滅裂になり、市場からは「何でも相談できそうだが、結局何が得意なのか分からない人」というレッテルを貼られます。
市場は、高度に研ぎ澄まされた「専門性」に対してのみ正当な報酬を支払います。「何でも屋」に高い対価を支払う理由はないのです。
■ 「良質な見込み客」を見誤る重大な機会損失

ターゲットを絞らず、無差別に営業をかけることは、専門家としての地位を自ら放棄する行為です。
あなたの最大の武器である「現場のリアルな理解」が活きない顧客に時間を割けば、提案は必然的に「通り一遍の一般論」に成り下がります。
一般論しか語れない専門家は、すぐに他社と比較され、価格競争の泥沼へと引きずり込まれます。
何より恐ろしいのは、情報収集や無料相談だけが目的の層に時間を奪われることで、本来ならあなたを高く評価してくれたはずの「優良顧客」と出会う機会を喪失することです。
多忙を極めているのに利益は残らず、専門領域の知見も蓄積されない。
これが、選別なき営業が迎える残酷な結末です。
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