【創作ファンタジー】拝啓 壁の向こうの隣人へ
拝啓 壁の向こうの隣人へ
いきなり私と離されたうえ、四人の魔法使いに囲まれていることに、さぞ驚いていることでしょう。
魔防ガラス越しにも、あなたの戸惑いが感じられます。
私もあなたが古代の魔物だったことに、心底驚いています。
さて、
あなたの本体は、セントリューの湖にいらっしゃるそうですね。
あそこがドラゴンの棲家であることを、あなたはご存知だったでしょうか?
あなたの本体が、もう三日、そこから動いていないことを私たちは知っています。
あのドラゴンの炎は魔法の炎です。
魔法使いの補助なしで倒すことは無理でしょう。
もしかして、もしかしてですが、単身で乗り込みましたか?
あなたの本体に伝えてください。
首を洗って待っていろ。
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