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あの時の違和感は、ちゃんと違和感だった|夫婦観察ログ#27

6月6日は、くせつよパパと付き合い始めた日。

だから今日は、少しだけ夫婦観察ログを残しておこうと思う。

最近はもう忙しすぎる。

自分のこと。
子どもたちのこと。
仕事のこと。

正直、くせつよパパについて深く考える余裕もなくて、

「まぁ、またか」

と流していることが増えた。

でも、付き合った記念日が来ると、ふと昔を思い出す。


そういえば彼は、付き合う前からくせつよだった。

今でも忘れない出来事がある。

当時私は仕事でパソコン関係のことで困っていて、IT系の仕事をしていた彼が教えてくれるという話になった。

「家でやろう」

と言われていたけれど、付き合ってもいない男性の家に行くことには抵抗があった。

しかも予定直前になって、私は都合が悪くなりキャンセルした。

すると彼は怒った。

「こっちは教えるために準備してたのに」
「参考書も読み直したのに」
「ドタキャンはないやろ」
「お前はお花畑のお嬢様気取りか」

そんなようなことを言われた。

私は心の中で、

「いや、あなたは何者ですか?」

と思った。

もちろんドタキャンしたことは申し訳なかった。

でも、付き合ってもいない相手にそこまで怒られる筋合いはない。

家じゃなくてもできる話だし、そもそも私は家に行くこと自体のハードルが高かった。

そして何より、

“怒る”

という反応に違和感があった。


結局、そういったことを説明して
彼から謝った。

でも振り返ると、この頃からすでに彼らしさは全開だった。

彼は昔から変わらない。

良くも悪くも、

「俺は俺」

の人。

気取らない。
飾らない。

でも同時に、

「自分はこう思う」
「自分はこのスタイルだ」

も結構はっきり言う。

嫌われることを恐れない。

今で言うと『嫌われる勇気』を地で行くタイプなのかもしれない。

当時は、

「やべぇ人だな」

と思いながらも、

どこか魅力的にも見えていた。


私が彼と付き合った理由は、

気を遣わなくてよかったからだ。

彼が気を遣わない人だから、

私も無理に気を遣わなくてよかった。

一緒にいて楽だった。

それは確かだった。


でも今思う。

結婚生活に必要なのは、

気を遣わないことだけではない。

むしろ、

気遣うこと

なんじゃないかと思う。

優しさ。
配慮。
協調性。

相手がしてくれたことに気づく。

「ありがとう」と言う。

相手が今どんな状態なのかを少し想像する。

そういう小さな積み重ねが、人の心を救う。


今日の朝もそうだった。

長男がお椀をひっくり返した。

次男は椅子の上で得意のイナバウアーをしながら大泣き。

私は片付けながら、
次男をなだめながら、
朝のバタバタを必死で回していた。

そのすぐ隣で、

くせつよパパは1メートルほど離れた場所に座り、

もしゃもしゃもしゃもしゃ。

静かにご飯を食べていた。

ずっと。

見ながら。


いや、

何者なん。

って思うよね。

本当に。

自分の空間を守る能力、高すぎる。


こういうことが積み重なると、

一緒にいる側は削られる。

少しずつ。

本当に少しずつ。


そして思った。

あの時の違和感。

付き合う前に感じた違和感。

あれは間違っていなかったんだな、と。

私は気づいていた。

ただ、その頃は結婚への焦りもあった。

勢いもあった。

そして何より、

この人との未来より、

この人との間に生まれた子どもたちとの未来を想像できなかった。


だから結婚したことは後悔していない。

子どもたちに出会えたことがわたしの人生にとって宝だから。

だから、むしろ感謝している。

でも、

「この人とずっと一緒にいたいか」

という問いには、

今の私は迷いなく首をかしげる。


付き合ってから約5年。

スピード婚だった私たち。

振り返って思うのは、

違和感は案外、正しかった。

そして、

魅力と欠点は同じ場所にある。

気を遣わない魅力は、

気遣えない欠点にもなる。

自由な人は、

協調性に欠けることもある。

だから結婚って、

好きかどうかだけじゃなくて、

一緒に暮らせるかどうかなんだなと思う。

そんなことを考えた、付き合った記念日の翌日の夫婦観察ログでした。

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