最近読んで価値観が360度変わった神本4選
はじめに
こんにちは、エイクスです。今回は、私の価値観を根本的に変えてしまった本を5つ紹介したいと思います。基本的に私は普段から本をたくさん読んでいます。本を読むことで、今まで知らなかった価値観や考え方を知ることができるからです。そこで、今回は私の価値観を変えた5本の本を紹介していきたいと思います。
1.ホモ・デウス(Homo Deus)
この本はガチで面白いです。
『ホモデウス』は、我々人類がどのように発展と繁栄を遂げたかという歴史的事実に基づき、未来を鋭く考察する一冊です。著者ユヴァル・ノア・ハラリ氏は、ホモ・サピエンスが歩んできた軌跡を丹念に紐解くとともに、急速に発展するAIやバイオテクノロジーがもたらす社会変革に焦点を当て、技術が人間の認知や行動にどのような影響を与えるのかを多角的な視点から論じています。私が一番印象的だったのは、我々の意思決定が所詮生化学的なものでしかなく操作可能であるということです。実際多くのテック企業がビックデータを用いて我々の思考を読み操作しているわけです。それで、結局はどうなるのかというと一部の階級が「ホモデウス」となることになるというわけです。なぜならば、データ教が主流になり、我々の倫理的価値判断が変化するというわけです。我々は倫理的に何をすべきかを考えるとき、AIが解析した情報をもとに判断するようになる。そして、データを資産として持つ資産家はホモデウスとなるわけです。むろん、貧乏人にその権利はありません。そこで、新たな階級社会が形成されるというわけです。
読み進めるには確かに集中力と体力を要しますが、その分、読み終えた後に得られる達成感と知的充足感は計り知れません。急速なテクノロジーの進歩が、未来において我々をいわゆる「ホモデウス(神)」へと変貌させる可能性を示唆する問いは、本書の核心部分を形成し、人類が今後どうなっていくのかを考えるうえで重要な知見を提供してくれます。
2.イノベーションの経済学「繁栄のパラドクス」に学ぶ巨大市場の創り方
この本は、技術革新(イノベーション)が社会全体に与える影響について考察した本になります。この本の冒頭で、なぜ、発展途上国に投資をしても発展しないのかというと問いから始まっています。日本や韓国は急速な発展を遂げたのにも関わらず、なぜアフリカや南米では経済成長が停滞してしまうのだろうかという素朴な疑問から論が展開されています。皆さんもご存じの通り、日本はODAに多額の資金を発展途上国に投入しています。
しかし、十分な効果が見られないことが多々ありますよね。これは、著者の言うプッシュ型の経済政策だからです。市場創造型イノベーションを伴うプル型の経済政策が必須です。アントレプレナーの育成と彼らが生み出す革新的なプロダクトやサービスが社会全体を変えていくということが指摘されています。例えば、アメリカの経済発展はヘンリー・フォードによる安価な自動車の発明に象徴されています。車はもともと高価なプロダクトであり、だれもが買えるものではなかったのです。しかし、彼が革新的な生産方式を発明したおかげで、多くの人が車を手に入れることができたわけです。
つまり、無消費を消費に変えたことで、市場を創造することができました。そして、このモータタライゼーションの進行により、アメリカ各地では様々な商業施設や工場などが建てられることとなりました。これにより、アメリカはインフラが整備され、各地でより多くの消費・生産が促されたわけです。つまり、市場創造型イノベーションは社会全体に影響を与えるということなのです。インフラストラクチャーなどの投資が先なのではなく、まず革新的な商品やサービスがあってこその発展というわけですね✨
3.土と内臓ー微生物が作る世界
この本の内容を一言で表すと微生物ガチすごいよということです。それで、この本の面白いところが、最後腸と植物の根が微生物を通じてつながるということです。植物と微生物、そして腸と微生物の関係はとても密接な関係性です。相互的に作用しあうことによって、お互いwinwinな関係になるのです。植物も人間も微生物なしでは、健康を保つことができないわけです。本著では、農薬を使った栽培が持続可能ではなく生産性が低いということを指摘しています。しっかりとした有機農法を実践することで農薬なしでも植物は育つということなのです。なぜならば、土壌が健康だとそれだけ微生物が育ち植物と相互に作用しあって病原体や害虫を寄せ付けないようにするためです。さらに微生物は分解作用により植物に栄養を与え、植物も微生物に栄養与えるという関係性があるといいます。詳しい原理は忘れてしまいましたが、植物にとって有害な病原体を寄せ付けないために微生物によって可能となっているようです。
この植物と微生物の関係は、人間の腸と微生物の関係に類似しているわけです。本著では、腸の微生物を育てることによってBMI・高血圧など生活習慣病の改善役立つとされています。なぜならば、微生物が有機物を分解することで生成される栄養素が役立ち、また悪い細菌を抑制するからです。また、微生物と免疫の関係も指摘されています。細菌と免疫細胞がいわば同盟関係にあることによって病原菌の侵入を阻止するわけです。このように、微生物は植物・人間の健康を維持するために非常に役に立っているということなんですね。根・腸・微生物の関係が見事に描かれた本です✨。
4.もうひとつの脳 ニューロンを支配する影の主役「グリア細胞」
脳は神経系です。神経系を構成する細胞は、グリア細胞と神経細胞です。神経細胞は皆さんもよくご存じかなと思います。この本は、もう一つの脳つまりグリア細胞に焦点をあてた内容になっています。グリア細胞は脇役で、神経細胞の支持役あるいは、単なる隙間を埋めてているだけの細胞だと思われていました。しかし、数々の研究によってグリア細胞は神経細胞に匹敵するほど神経系の機能を発揮するうえで重要な役割を果たしていることが分かったというのです。グリア細胞が神経伝達においてどのような機能を果たすのかや、精神疾患とグリア細胞の関係性について論じられます。特にアストロサイトは、血液脳関門(BBB)の構成などで非常に重要な役割を果たしており、記憶にも関与していることが示されています。本著は、神経細胞中心で語られてきた脳を、グリア細胞という視点で再解釈している点が大変興味深いです。この本を読んでいると、科学であっても切り口が違うだけでこれほど見え方が変わってくるんだと理解することができました。
おわりに
いかがでしょうか。今回は、私自身が特に魅了された洋書を5冊ご紹介いたします。これらの書籍は、ただ単に知識を得るためのものではなく、普段の固定された視点を揺さぶり、私たちの考え方や感性に新たな刺激を与える貴重なきっかけとなる一冊です。
これらの本は、それぞれが独自の観点や異なる文化背景に基づいて執筆されており、日本の伝統的な価値観や常識から一歩踏み出し、世界各地で培われた多様な発想が余すところなく表現されています。たとえば、歴史、哲学、科学技術、経済など、普段私たちが親しむテーマであっても、異国の知識人が描く視点は、驚くほど新鮮で斬新な考察をもたらし、日常の理解を大きく拡げる力を持っています。
もちろん、日本人作家による名作もその魅力は計り知れませんが、時には外国の知識人が紡ぎ出す言葉に触れることで、我々の価値観は豊かに彩られ、これまで見落としていた視点や可能性が明るみに出るものです。洋書特有の洗練された言語表現と、国境を超えた普遍的なテーマは、現代社会が急速にグローバル化する中で、私たちの内面に新たなインスピレーションをもたらしてくれるでしょう👍。
