R.I.P 佐藤シンイチロウさん
the pillowsのドラマー、佐藤シンイチロウ死去。
28日の午後にTwitterでその一文を見て、思わずマンガみたいな大声を上げてしまった。俺がこの世で最も敬愛しているロックバンドのメンバーが亡くなったのだから、それくらいは許してくれ。
そりゃあ信じたくなかった。あまりに早すぎる。
昨年のpillows解散以来、ほとんど音沙汰を聞かなかったけれど、まさか闘病していたとは知らなかった。どうやらさわおさんとPeeちゃんにとっても寝耳に水というか、急な話だったらしい。
とりあえず、彼のガン闘病とthe pillows解散を結びつけて憶測を飛ばすのは控えた方が良いと思う。二〇周年を越えたあたりからpillowsのメンバー間で不和があり、それらを何とか立て直そうとしてきたけど結果的に解散へ至ってしまった――という経緯は、書籍や各種情報まで追ってきたファンからすれば既に周知とはいえ、そうでない人達も多いだろう。まぁ、こんな利いたふうな口をきいてる俺だって、さわおさん達が何年もどれだけ苦悩していたかホントの所を推し量ることなんて到底できるはずもないのだけれど。
閑話休題。
どっしりしたドラムのイメージ、ライブで見せるパワフルなパフォーマンスに違わず、彼はpillowsに無くてはならない支柱だったんだろうと思う。
「俺のことが嫌いでも、俺のドラムは嫌いじゃないって言うなら諦めきれない」そんなことを言って初期pillows解散の危機を取りなしたのは彼だし、だからこそ俺も彼らという最強のロックバンドに出会えた。
ライブMCの、いつもちょっととぼけた調子で笑いを取る姿は見てて微笑ましかった。少し困惑したさわおさんがツッコミを入れたりする様も、激しいロックナンバーの合間で安心する光景だった。
いままで小説とか、ブログとか書いたりしてきたけど。
大好きなモノ・コトについて上手く言語化できないことがこれほど悔しいと思ったことは、そうそう無い。
去年のpillows解散の時も何か書きたいと思った。でも俺よりよっぽど長くバスターズやってるであろう、音楽に造詣も深そうな先輩方の秀逸な語りや想いの強さに圧倒されて、結局、俺ごときが何を言えるんだと、言語化できそうにないと諦めてしまった。
さわおさんも、供養というものがあるとすれば、それは聴くことだと言っていた。
……だけど聴くのは当然として、やっぱり言葉にしたいし、それが何にも出来ない俺なりの感謝の形だと思ったので、こうしてしたためておきます。
青春時代にBUMPによる『ハイブリッドレインボウ』のカバーを聴いてハマってから20年以上、pillowsの音楽に、貴方のドラムに、生きるための勇気を貰い続けてきました。
あらためて御冥福をお祈りします。
そちらではお酒も美味しいものも摂り放題かもしれないけど、ほどほどにしてくださいね。
どうか安らかに。
