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子どもが生まれてから、自分の顔を見る時間が減った

子どもが生まれてから、
鏡を見る時間がずいぶん減りました。

正確に言うと、鏡は見ているんです。

歯を磨きながら。
髪を結びながら。
出かける直前に、抱っこ紐をつけながら。

でも、

「自分のために、自分の顔を見る時間」

が減ったんだと思います。

朝起きて、最初に見るのは自分の顔じゃなくなった

子どもが生まれる前は、

朝起きて、顔を洗って、
スキンケアをして、メイクをする。

当たり前のように、
自分の支度をする時間がありました。

でも子どもが生まれると、
朝起きた瞬間から自分以外のことで一日が始まります。

おむつを替えて、
着替えさせて、
ごはんを用意して。

食べたと思ったらこぼして、
着替えたと思ったらまた汚れて。

「あ、私まだ顔洗ってなかった」

なんてことも普通にあります。

出かける時間が迫ってきて、

子どもの荷物はある。
着替えもある。
飲み物もある。

よし、準備できた。

……と思って鏡を見たら、

「あ、眉毛描いてない」

そこで初めて自分の顔に気づく。

子どもが生まれてから、
そんな朝が増えました。

美容に興味がなくなったわけじゃない

不思議なのは、

別に美容がどうでもよくなったわけではないんです。

できるなら、
ちゃんとスキンケアもしたい。

メイクもしたい。

服だって選びたい。

鏡を見て、

「今日いい感じ」

と思えたら、やっぱりちょっと嬉しい。

ただ、優先順位が変わりました。

限られた時間の中で、

子どものこと、
家のこと、
仕事のこと。

ひとつずつやっていると、
自分のことが自然と最後になっていく。

「自分のことなんだから、あとでいいか」

そうやって後回しにしているうちに、
一日が終わってしまう。

母親になって初めて、

自分のために使っていた時間って、意外とたくさんあったんだな

と気づきました。

すっぴんでいることより、「余裕がない自分」が嫌だった

私は、すっぴんでいること自体が
嫌だったわけではありません。

家の中なら全然平気です。

でも、

急に外に出ることになったとき。

子どもと写真を撮ったとき。

ふと鏡に映った自分を見たとき。

「疲れてるなあ」

と思うことが増えました。

たぶん、
顔そのものが嫌だったわけじゃない。

そこに映っている、

自分のことまで手が回っていない感じ

が少し寂しかったんだと思います。

アートメイクをして、「眉を描かなくていい朝」を知った

私自身、美容外科で働いていた頃に
アートメイクを受けました。

もちろん、
アートメイクをしたからといって
何もしなくていいわけではありません。

メイクをする日もあるし、
眉を少し足すこともあります。

それでも、

朝、鏡を見たときに
ある程度眉の形がある。

これが私にとっては、
思っていた以上にラクでした。

「眉毛描かなきゃ」

という小さなタスクが、
ひとつ減る。

たった数分かもしれません。

でも子どもが生まれてからは、

その数分が結構大きい。

自分で経験して、
アートメイクって「きれいになるため」だけのものじゃないんだな、
と思うようになりました。

登山のときも、同じことを感じる

私は登山や体を動かすことが好きです。

山に登れば当然汗をかきます。

以前なら、

「眉、消えてないかな」

と気になることがありました。

せっかく景色がきれいで写真を撮っても、

あとから写真を見て
眉のことが気になったり。

でもアートメイクをしてからは、
そこを気にすることが減りました。

育児と登山。

全然違うように見えますが、
私の中では少し似ています。

どちらも、

眉のことを考えている場合じゃない時間。

子どもと過ごしているときも、
山の景色を楽しんでいるときも、

できれば、その時間に集中していたいんです。

「ちゃんと美容をする」だけが、自分を大切にすることじゃない

母親になってから、

自分を大切にすると聞くと、

ゆっくり美容院に行くとか、
丁寧にスキンケアをするとか、
ひとりでカフェに行くとか。

そんな時間を想像することがありました。

もちろん、それも素敵です。

でも現実には、
毎日そんな時間をつくれるわけではありません。

だから私は、

頑張って自分の時間を増やすだけじゃなく、
毎日の「やらなきゃ」を少し減らすことも、
自分をラクにする方法なんじゃないか

と思うようになりました。

私にとって、
そのひとつがアートメイクでした。

母親になっても、自分の顔は自分のもの

子どもが生まれて、
生活は大きく変わりました。

自分より大切だと思える存在ができて、

自分のことが後回しになるのも、
ある意味では自然なことなのかもしれません。

でも、

母親になったからといって、
自分がいなくなるわけではない。

鏡を見る時間が減っても、

たまに鏡を見たときに、

「まあ、今日もいい感じ」

と思えたら、それで十分な日もあります。

毎日完璧にメイクをするためではなくて。

忙しい朝に、
少し余裕をつくるため。

子どもとの写真を、
眉を気にせず残すため。

好きなことをするときに、
見た目のことを少し忘れるため。

そんな美容があってもいい。

子どもが生まれてから、
私はそう思うようになりました。

美しさを、もっとラクに。

この言葉には、
そんな私自身の経験も込めています。

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