見出し画像

夏至前後に起き上がれないほどの眠気に襲われる理由。スピリチュアルの前に知りたい身体の話、その後のデトックス

こんにちは、hakimaです。
今年の夏至(6月21日)の日、世間はワールドカップの日本対チュニジア戦で大いに盛り上がっていましたね。ネットを開けば「夏至のワーク」といった言葉もたくさん溢れていて、私も充実した夕方を過ごすはずでした。
ですが現実の私は、その6/21から丸3日間、泥のように眠り続け、ほぼ寝たきり状態になってしまったのです。
「夏至のデトックス」「スピリチュアルな転換期だから」。
そんな言葉も目にしましたが、当時の私はあまりの動けなさに「周りはあんなに充実しているのに、なぜ自分だけ……」と、激しい自己嫌悪に陥りそうになっていました。
そこで、もっと現実的な「身体の仕組み」や「心のメカニズム」が知りたくなり、少し起き上がれるようになってから詳しく調べてみたのです。今回は、同じように「何もできない……」と自分を責めてしまっている人に届いてほしいという願いを込めて、この眠気とだるさの正体を紐解いていきます。


「動ける人」と「寝込む人」を分ける身体の4つの違い

同じように強烈な気圧変化や季節の変わり目を迎えているのに、いつも通りサクサク動ける人と、私のように起き上がれなくなる人がいます。
心理学や医療の領域では、これを「個人の怠け」ではなく、「ストレス脆弱性(外部の刺激に対するもともとの抵抗力の差)」や体質の違いとして捉えます。

主に、以下の4つの要素が関係しています。

1. 自律神経の「センサーの敏感さ」と「復元力
動けない人は、環境の変化を察知するセンサーが非常に優秀で敏感です。真面目な身体が外の激しい変化(気圧や気温)に対応しようとフル稼働しすぎた結果、エラーを起こして「強制シャットダウン(強烈な眠気)」を引き起こします。

2. 体内の「水分代謝」の良し悪し
梅雨時の湿気(東洋医学でいう「湿邪」)を汗や尿として外に逃がす力が弱いと、体の中に水分が溜まり、体が重だるく、頭の芯が重くなってしまいます。

3. 「脳の疲労度」と「潜在的な寝不足」の貯蓄量
日頃から仕事や家事、マルチタスクで脳の疲労(睡眠負債)が限界まで溜まっていると、夏至の気候ストレスが引き金となり、堤防が決壊するように動けなくなります。

4. 筋肉量(特に下半身)による血流ポンプの強さ
ふくらはぎの筋肉が弱いと、低気圧で下がった血液を脳へ押し戻す「ポンプ機能」が弱まり、脳が酸欠状態(眠気)になります。

特に「低血圧」の人にとって、6月の気候は天敵

私は88/55程度の本態性低血圧なのですが、低血圧の傾向がある人にとって、梅雨から夏至にかけての時期は、身体のシステム上、最も過酷なタイミングです。
低気圧が来ると、人間の血管は「じわーっと広がる(拡張する)」という反応を起こします。ホースが太くなると水圧が下がるのと同じで、もともと低い血圧が、さらにガクンと下がってしまうのです。
血圧が下がりすぎると、脳への血流が滞ります。脳はエネルギーを節約しようとして活動レベルを極限まで落とすため、「意識が引っ張られるような猛烈な眠気」に襲われます。
さらに3日も寝込んでいると、身体は完全にリラックスモードの「副交感神経」のブレーキを全力で踏みっぱなしの状態になります。こうなると、気合や根性だけで起き上がるのは、物理的に不可能なのです。

心の二次災害を防ぐ/精神保健福祉の視点


精神保健福祉の視点において大切なのは、「動けない自分を責める二次災害を防ぐ」ことです。
周囲がワールドカップや夏至のイベントで盛り上がっている中、自分だけが寝込んでいると、心理学でいう「社会的比較」が働き、「みんなはできているのに、私はダメだ」という認知の歪み(ネガティブな思い込み)が生まれやすくなります。
しかし、精神保健福祉の世界では、心身の不調を「その人の心が弱いから」とは考えません。「過酷な環境(梅雨・低気圧・社会的な忙しさ)に、身体が一生懸命適応しようとした結果の防衛反応」として捉えます。
つまり、3日間寝込んだのは、私の心が弱いからでも、怠けているからでもありません。
私の心と身体が、限界を迎える前に「これ以上動いたら壊れてしまうから、強制的に休ませよう」と、命を守るために働いてくれた「正しい防衛システム」なのです。

休んだら動けた!そしてやってきたダイナミックなデトックス

こうして3日間しっかり休んだ後。果たして、私は動けました!
アルバイトの締め日も近く、すべきことをきちんとこなして無事に帰宅。入浴し、寝室で本を読みながらゴロゴロしていた、その時です……。
突然、やってきました。お腹の急降下です(※世代がバレますね……!)。
しばらく、本当にしばらくトイレに篭ることになりました。不思議なことに、同じ夕食を摂った子どもたちは何事もなくスヤスヤと眠っています。
ようやく落ち着いたのは、およそ50分後。悪寒と汗だくで眠気も吹き飛び、激しい疲労感とともに命からがら寝室に戻りました。
身体の仕組みをまとめ始めた矢先に訪れた、この強烈な「仕上げ」。ほぼ脱水になるほどの猛烈な下痢。
でも、この急展開のなかで、アメリカの著名なヒーラーであるルイーズ・ヘイ(Louise Hay)のスピリチュアルメッセージを思い出し、私は深く腑に落ちたのです。


ルイーズ・ヘイの著書において、下痢という症状は、以下のような感情の表れ(あるいはその解放)であるとされています。

恐れ(Fear)
拒絶(Rejection)
逃避(Running away)


何かに対する強い恐れや不安があり、それを自分の内側に留めておくことができず、消化・吸収しないまま「早く外へ追い出したい、逃げ出したい」という心の動きが、腸の急激な排泄として現れるというものです。
この3日間に私が経験した流れを合わせて考えると、これは「これまでの古いエネルギーや、焦り、自己嫌悪の感情を、体が物理的に『全自動で投げ捨ててくれた』プロセス」だったのだと解釈しました。
夏至という大きな転換期、そして「周りは動けているのに」という心理的な葛藤(恐れや拒絶)を、私の優秀な身体が、文字通りすべてを水に流してクリアにしようとしてくれたのかな、と感じました。

3日間寝込み、最後はお腹からすべてを出し切った私の身体は、今、完全に「空っぽ」で、深い疲労の中にいます。
ルイーズ・ヘイは、下痢のためのアファメーション(心の処方箋)として、こんな言葉を遺しています。

「私の消化、吸収、排泄は完全に整っています。私は人生と完全に調和しており、平和です」
(My intake, assimilation, and elimination are in perfect order. I am at peace with life.)

「貴重な時間を無駄にしてしまった」「何をしてたんだろう」と、焦る必要はどこにもありません。
私たちは、寝込んでいるときも、トイレに篭っているときも、決して「何もしていない」のではないのです。これまでの不要なものをすべて手放し、身体をクリアに再生するという、人生の最も重要な大仕事をしていたのです。
もし今、季節の変わり目のエネルギーに圧倒されて動けない方がいたら、どうか自分を責めないでください。あなたの心と身体が起こしたその「強制終了」も「デトックス」も、すべてはあなたがこれから軽やかに生きていくための、完璧な人生の調和の一部です。
焦らず、空っぽになった器に、ゆっくりと温かいエネルギーを満たしていきましょう。

いいなと思ったら応援しよう!