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感情を遠ざけたときに前に出るもの|消そうとした動きが別の形で現れるとき

気づいたときには、抑えようとしたものが前に出ている

やり取りの途中で、
一瞬言葉を選ぶ間が生まれます。

そのとき頭の中では、
「感情を出さないようにしよう」
という意識が先に立っています。

ところが次の発言で、
声が少し強くなっていたり、
言い方が必要以上に硬くなっていることに、
後から気づく。

逆に、急に返事が短くなったり、
会話から距離を取るような態度になることもあります。

その場で意図して選んだという感覚はなく、
抑えようとした意識とは別のところから、
反応だけが先に出てしまったように感じられる瞬間です。


感情を遠ざけようとしたときの動き

今回は、感情をなくそうとしたときに、
かえって反応が強まる場面を取り上げます。

何かを直す話ではありません。

そういう動きが、
どのような条件で起きやすいのかを、
一緒に整理してみます。


言葉にしにくい違和感が残る瞬間

こんな場面に出くわしたことはありませんか。

落ち着こうとしたはずなのに、
後から大きく揺れてしまった。

冷静でいようと決めた直後に、
普段より強い反応が出た。

その場では理由が見つからず、
時間が経ってから違和感だけが残ります。


感情ではなく、距離の取り方を見る

ここでは、感情をどう扱うかではなく、

感情を遠ざけようとする動きが、
どの位置から起きているのかを見ていきます。

解決を目指すのではなく、
起きている構造を静かに言葉にするところまでに留めます。


評価が関わる場面で、繰り返し起きやすい動き

これは特別な状況に限った話ではありません。

人前に立つとき、
評価が関わるとき、
関係性が動くとき。

少しでも失敗したくない場面では、
起きやすい動きです。

意識しなくても、
同じ流れが何度も再現されることがあります。


ひとつだけ、立ち位置を確かめる問い

読みながら、
ひとつだけ問いを預けておいてください。

「感情を抑えようとしたとき、
私はどこからそれを見ていたのだろうか」

答えを出す必要はありません。

浮かんでこなくても問題ありません。


いつもの反応を思い出してみる

こういう状況のとき、
普段はどうしているでしょうか。

距離を取る、
考えないようにする、
切り替えようとする。

正しいかどうかを判断せず、
思い浮かべるだけで十分です。


少しだけ、位置の話を足します

ここで、見方を一つ足します。

感情は、勝手に暴れる存在ではありません。

多くの場合、何かを守る役割として立ち上がります。

感情をなくそうとする動きもまた、
守ろうとする反応の一つです。

その二つが、同じ場所から同時に起きると、
内部で押し合いが生じやすくなります。


別の分野でも、似た構図が語られています

似た構図は、他の領域でも語られています。

抑え込まれたものほど、
形を変えて現れやすいという話です。

力を加えた方向とは別のところに、
反動が出るという見方もあります。

これは善悪の話ではなく、
動きの性質として語られてきました。


私自身が立ち止まった場面

私自身も、
感情を出さないようにしていた時期がありました。

落ち着いているつもりでも、
後から強い疲れや違和感が残りました。

当時は、それがなぜ起きているのか、
言葉にできませんでした。

今振り返ると、感情そのものより、距離の取り方に無理があったように感じます。


抑えているつもりでも、実際は別の力が動いています

私たちは、つい感情を消そうとしていると思いがちです。
けれど実際には、別の反応が前に出ているだけの場合もあります。
感情が消えたのではなく、見えない位置に押し出されただけ、という状態です。


ここまで気づけたら、それで十分です

何かを変えようとしなくて大丈夫です。
「なくそうとしたときに、何が前に出ていたか」に気づけたなら、
ここではそれで十分です。


読後に残っている感覚を確かめる

ここまで読んで、どんな感覚が残っているでしょうか。
はっきりしなくても問題ありません。
言葉にならない違和感のままでも大丈夫です。


この先は、扱い方が変わる領域です

この先は、扱い方が変わる領域です。

ここから先は、反応をどう扱うかという
もう一段静かなレイヤーの話になります。

ここでは、その線だけを引いておきます。

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答えを急がず、問いを一つ残して終わります

感情をなくそうとしたとき、
その場で前に立っていたのは、どんな位置だったのでしょうか。
答えは書きません。
この問いだけを、余韻として残します。


おわりに:感情を消そうとしたときの動きを整理しました

今回は、感情をなくそうとするときに起きやすい動きを整理しました。
何かを解決する回ではありません。

今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
また、次回の記事でお会いしましょう。


【補足】
本記事は、日常の自己観察や判断の手前で起きていることを、
静かに言葉にした記録です。
医療・心理療法・診断を目的としたものではありません。
読みながら強い苦しさを感じた場合は、
信頼できる専門家のサポートをご検討ください。

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