「光をツナグ」
光の失われた
場所から叫ぶ
私の声は届かない
声の限り
叫んでも 叫んでも
誰の耳にも
届くことのない
その声を
君だけが
あの日
受け止めてくれた
どんなに私が
温もりを求めていたのかを
君は
気づいていない
どれほど私が
救われたのかを
だけど
君がいなくなるまで
気がつかなかった
同じように 君も
光の失われた場所から
叫んでいたことを
その声を
聴くことのできなかった私は
深い海の底
闇の中から聴こえる
無音の響き
それは
私と同じ苦しみを
生きる人達の声
悲しみの果てで
声を奪われた人達の
声に
私はなりたい。
「空」
‘’ 届かないと思っていた声が、誰かに届く‘
「52キロヘルツのクジラたち 」町田そのこ
最近読んだ本の中で、1番心に残った本です。
この小説をモチーフに、自分のストーリーも織り交ぜながら書きました。
人は誰かに痛みを受け入れてもらえた時、生きる力が湧いてくるんだと思います。
