【今月の投資レポート】7万円割れの株式市場と当社の運用成果〜揺らぐ債券と無国籍通貨への資金流入〜 (2026.8.27)
1. 8月の金融相場まとめ
① 国内株式市場(日経平均・TOPIX)
6月の最高値(72,000円台)通過後、7月に続き8月も日経平均株価は7万円の大台を下回る水準(6万円台)での推移が定着しました。
7万円の大台回復に向けた上値は重く、指数牽引型(ハイテク・AI関連)の伸び悩みと、バリュー株・高配当株への資金循環が混在する揉み合いの展開となっています。
② 国内金利(10年物長期国債利回り)
日銀の金融正常化スタンスを背景に「金利ある世界」への移行が進むものの、長期金利は3.0%の大台手前で一旦上昇が足踏みしています。
3%手前での推移が続く中、無リスク資産(個人向け国債・短期債)の利回り魅力と、企業業績・住宅ローン等への影響を見極める静観ムードが漂っています。
③ 為替(ドル/円)
7月以降の為替介入等によって一時的に円高・ドル安方向へ押し戻される場面があったものの、その効果は一時的にとどまりました。
8月に入り、日米の根強い金利差や構造的な貿易・投資需給を背景に、再びドル買い・円売りが優勢化。再び「1ドル=160円」の大台をうかがう円安基調へ回帰しつつあります。
2. 当社の運用状況と市場の構造変化
① バリュー株への資金シフトと当社の運用成果
まず株式運用の状況についてご報告いたします。
日経平均株価がなかなか上昇してこない重い相場環境ではありますが、当社の株式運用ポートフォリオは、おかげさまで堅調な上昇基調を維持しております。
日経平均などの主要インデックスが大きく下落する局面においても、当社のポートフォリオは下落が軽微にとどまるか、むしろ逆行高となる場面も多く見られました。歩みは着実ですが、確実に投資資産額を増やすことができています。
この背景には、明らかに「AI・半導体関連の成長株から、割安なバリュー銘柄へ」と市場の資金シフト(セクターローテーション)が起きているという事実が存在していると感じています。
世間では「AIバブルの崩壊」を懸念する声も囁かれ始めていますが、そうしたバブル崩壊による資産減少を危惧した投資家たちが、より安全性の高い資産へ資金を逃避させようと動いた結果が、現在のバリュー株買いにつながっているのではないでしょうか。
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