アトリエナルセの模様替え。
先日、ひさしぶりにアトリエの模様替えを決行した。
引越し好き、模様替え好きなわたしは、ときどき無性にやりたくなる。
そしてそれは決まって、あたらしい企画がはじまる直前である。
テスト前に、きゅうに整理整頓をしだす。という行為にとてもよく似ている。というか、たぶん、おなじなのである。
目の前のやらなくてはいけないことから、逃げたい。ということなのだろうけども、わたしの中ではまずはずっと気になっていたことを片付けないと頭の中がまっさらにならないから、あたらしいことなんて考えられねえ。という解釈になっている。
そして、模様替えをしているときにドーパミンがドバー!と、気持ちよくでている感じがする。

つきあわされるスタッフは、たまったもんじゃないのだけど、アトリエの模様替えとなるとみんなにつきあってもらうしかないのである。
ただ、今回の模様替えはこれからくる暑い夏にむけての対策でもあって、写真の本棚がじゃまをして本棚の向こうにある窓側の社長のデスクが、めちゃ暑くなる。(そして冬は寒くなる)ということの解決策としても、必要不可欠なのである。

社長(わたしの夫でもある)は、夏になるとおもむろに着ていたTシャツを脱ぎ、タンクトップ姿になる。そして、冷房が効いている側にいるわたしたちにむかって、「暑いわ〜暑いわ〜」と悲痛ともいえる叫びで、みんなにやや罪悪感を抱かせるのである。「も、申し訳ないねえ〜・・」
扇風機を本棚の向こう側にいくようにしてみたりするのだけども、あまり効果はない。
というのも、唯一の冷房の下は納品されてきた商品のラックがずらりとならび、風の流れを止めているのである。
せっかくあるおおきなベランダには、商品にふさがれて出ることができないし、自然光もはいらない。
とはいえ、商品はずっとそこにあるわけではなく、常に流動していくのだけども、つぎからつぎへとあたらしい商品が納品され、検品作業が行われるため、大体いつも冷房の下は商品ラックがあるのである。

服にあふれたアトリエの写真を撮っていなかったのだけど、唯一あったのがこの写真。
失敗したサンプルを着て、「どじょうすくいミタイダヨ〜」と踊る、スタッフさおちゃんをうつした写真である。笑
左にあるラックが、壁側の窓までぎっしりあるのである。
せっかく、建築家の吉永さんにかっこいいリノベをしてもらったのに、よい感じでレイアウトできていないことがずっと気になっていたのだ。
かっこいいアトリエじゃないと、いいデザインなんてできないじゃないか〜〜〜(はんぶん言い訳)
インテリアを考えるのとか、大好きなのにどうしたらいいかわからないので、インテリアだって適当な感じになってくるのである。

壁側にあった、パタンナーのなべさんの席を移動してもいいかい?と聞いたら、ぜんぜんいいよ!とのこと。
なべさんも服に埋もれるようにして仕事をしていた。

窓がでてきたぞ〜
冷房の下も、ちゃんと風がとおるように。
窓の手前に検品と出荷をする台を持ってきた。

本棚は間仕切りではなく、壁付けに。
壁側には左から、社長、なべさん、さとちゃんのデスクがならぶ。
本棚の前にある机は、デザイナーのわたしのデスク。
「だれが社長なん?」と言われそうな配置である。
ただ、本棚の資料をよく使うわたしにはこの配置がベストなのである。ゆるしておくれ。

ミシンやその手前のデスクは、パタンナーのなべさんの作業机。ここでトワルを切ったり縫ったり、納品前の商品の最終検品もこの机で。
今までほったらかしにしてきた、本棚をもっとうまいこと使いたい。
仕切りがもっとあれば!
早速ホームセンターへ行き、仕切りの板をサイズにあわせてカットしてもらった。

ちょっと間仕切りが増えている。ちょっと。
釘が足りなかったのである。ほんとうならば、右の段も間仕切りを入れる予定なのである。
そして、小さい引き出しをもっとかっこいいものに変えたい!変えたいのだ!
ふと、ファッションブランドなのに、こんなにかっこつけてない写真ばかり載せてだいじょうぶなのか、と不安がよぎる。
今回は、ビフォーである。そのうち、アフターがあるんである。
もっとかっこよくなるんである!(力がこもる)

模様替えのあいまの休憩タイム。
近くのタキベイクさんで、レモンケーキを買ってきた。後半戦にむけて、力を蓄える。でも大体もうおわっている。
わたしたちは、ことあるごとに理由をつけて休憩タイムをしっかり、とる。
休憩しすぎて、ぜんぜん仕事をしていない日だってある。

配置がすべて終わったころに、やってくる我が社長。
いろいろとこまかい社長がいると、進まなそうなので大体アトリエの模様替えは社長が不在のときに、執り行われる。
勝手にデスクの位置が変わっていて、びっくりされるが、冷房がちゃんとくる〜〜!とうれしそう。まあよかった。
でも、もしわたしだったら、勝手に模様替えされたら、キレるかもしれない。
そう考えると、こまかいわりに、寛容なところもあるひとである。
たぶん、わたしとの長年のつきあいで何度となく勝手にされた経験値から、寛容にならざるをえなくなったのだろうな。と思う。
おもえば、新婚時代も夫が留守の間にわたしがひとりで模様替えをして、帰宅した夫を、驚かせたことがあった。
よかれと思ってやったことだけど、もともとは夫の部屋だったところに新婚生活をはじめたので、夫の趣味でまとめれられていた部屋を勝手に変えたので、もしわたしだったらキレていると思う。
いろいろと、むかつくこともある夫だけれども、夫だからうまくいっていることは多々あるんだろうな。・・・・・・いや、わたしだからうまくいっているということも、多々あるのである。
夫婦は、でことぼこである。

さて、模様替えのつづきである。
わたしたち企画チームが撮影で不在のときに、新しく購入したラックを、出荷チームが組み立ている様子を、LINEで中継してきたときのこと。


ピロリン🎵 「例のラック、組み立てたよ〜」

ピロリン🎵「はいらへん。」
ピロリン🎵「どうしたってはいらへん」

このラックを注文したのは、わたしである。
ちゃんと測った。はいるはずのサイズを買った。
ただ、入れるときのことを考えてはいなかった。
こういうことは、実は何度もあって、以前に宅配ボックスを買ってドアの横においたらドアがあかない。とか、家のドアの幅を測るのを忘れて、家具がとおらない。とか。
もう覚えていないけど、今まで何度となくおなじような失敗をしているので、測るときは5回くらい測るんだけど、またもやこういうミスが発生する。
今回も、注文したときから不安だったのである。
結局、出荷チームのみなさんでまだ解体をし、設置する場所で組み立てもらったら、

なんと、シンデレラフィット!!拍手!!!ありがとう〜〜ありがとう〜〜〜
めちゃくちゃ大変だったそうである。ミアネヨ。
こちらは、複数台のプリンターなどが設置されるスペースである。
めでたしめでたし!
そんなわけで、絶賛アトリエをすてきにしようね企画が、進行中である。
ただ、このラックの高さにあう引き出しがみつからないのである!
棚の高さは変えることができるのだけど、出荷チームからは、「もういやや!ぜったいいやや!!」と拒否されている。高さは、25cmである。
25cmぴったりの引き出しをみつけたのだけど、わたしが買うとなるとおそらく、また入らないのではないか・・と怖くてまだ買えないでいる。23cmくらいの高さのイケてる引き出しを探している。
でも、25cmの引き出しを買って試したくてたまらないわたしがいる。
そして「やめて〜〜」と、スタッフが言う。

と、そんなことをしていたら、デザインの仕事がどんどん遅れているのである。そして、あっというまに、わたしのデスクまわりは散らかっている。
デザイン期間中は、いろんな資料をひっぱりだしてくるので、しょうがないのであるけれど、なかなかおしゃれですてきな仕事場にならないのである。
デザインの仕事が落ちついたら、高さが23cmの引き出しをさがすのだ。
