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リーダーらしく見えることとうまく行動することは違うらしい

割引あり

企業の不祥事や政治的スキャンダルが報道されるたびに,「なぜあのような人物がリーダーになれたのか」という議論が起こります。

近年では,「カリスマ的だけれど冷淡」「自信家だが他者を利用する」といった特徴を持つリーダーに注目が集まる傾向があります。



Dark Triad

このような研究の文脈でも,「ダークトライアド(Dark Triad)」という概念が一般にも知られるようになってきました。ダークトライアドとは,ナルシシズム(誇大感と自己顕示),マキャベリアニズム(策略と他者操作),サイコパシー(冷淡さと衝動性)の3つの特性を指します。

これらの特徴を持つ人は,魅力的で影響力がある一方,他者を傷つけたり,組織に悪影響を与えたりする可能性があると考えられてきました。

すぐれたリーダー

リーダーシップ研究では,昔から「どのような性格の人が優れたリーダーになるのか」が重要なテーマでした。近年では,「性格だけですべてが決まるわけではなく,状況との相互作用が重要である」という考え方が広がっています。

しかしその一方で,ダークトライアド研究では,「危険な性格特性を持つ人がリーダーシップに大きな影響を与える」という見方が依然として強く残っています。特に,競争的で不確実性の高い状況では,「大胆さ」「支配性」「リスクを恐れない態度」が有利に働く可能性があるため,ダークトライアド特性はリーダーシップに役立つのではないかと考えられてきました。

しかし,これまでの研究結果は一貫していなかったとも指摘されています。そこで,ダークトライアド特性が,Big Fiveパーソナリティ特性や一般知能を考慮したうえでも,リーダーシップ・パフォーマンスを予測するかどうかを検討する研究が行われています。

こちらの論文を見てみましょう(No significant incremental predictive utility of dark triad traits for leadership performance: Evidence from a high-fidelity simulation)。

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