ケアマネは「お客を連れてくる人」なのだろうか
今週は、少しだけ疲れる一週間だった。
私は併設のサービス事業所のある居宅でケアマネジャーとして仕事をしている。
部署は私ひとり。
一方で、併設している事業所は人数も多い。
その構造の中で、時々感じることがある。
「ケアマネは、併設事業所のお客さんを連れてくる部署」
そう思われている節があることだ。
もちろん、ケアマネの仕事がサービス利用のきっかけになるのは事実だ。
ケアプランを作成し、必要なサービスを調整する。
その結果、併設事業所のサービスを利用する方もいる。
だから、事業所として
「利用につながれば嬉しい」
という気持ちは理解できる。
ただ、それは ケアマネの役割のすべてではない。
この1〜2ヶ月で、新規の利用者さんを何人か担当することになった。
片手を超えるくらいの人数だ。
ただ、その方々が必ずしも並設事業所のサービスを使うわけではない。
利用者さんには生活があり、
家族の事情があり、
距離や相性もある。
当然、他の事業所の方が合うこともある。
ケアマネとしては、
それを無視するわけにはいかない。
そんな中で、ある言葉を聞いた。
「自分たちのサービスのお客さんを連れてこないなら、営業に行きたくない」
正直、少し寂しい気持ちになった。
私の仕事は、
誰かの事業所の利用者を集めることではない。
利用者さんにとって必要なサービスを考え、
その人に合う場所を探すことだ。
結果として併設事業所を利用することもあれば、
そうでないこともある。
それが本来の形だと思っている。
介護保険制度では、
利用者にはサービス事業所を選ぶ自由がある。
ケアマネはその選択を支える立場だ。
特定の事業所だけを勧めることは、
制度の考え方とは少し違う。
だからこそ、
利用者さんの生活を中心に考えたいと思っている。
とはいえ、
仕事をしているのは人間だ。
帰り道、少し複雑な気持ちになった。
「自分のやり方は間違っているのだろうか」
そんなことも、少しだけ考えた。
ただ、こうして文章に書きながら思う。
今週は確かに大変だった。
でも、利用者さんとの関わりの中では、
確かな仕事もできていた。
それは自分でも分かっている。
今週はこれで終わり。
また来週、
同じように利用者さんと向き合っていこうと思う。
少しだけ、自分のやり方を見つめ直しながら。
そして、変えるべきところがあれば変えながら。
それでも、
大事な軸だけは変えずに。
来週もまた、
関わる人のそばで仕事をしていこうと思う。
はじめに/固定記事
#ケアマネジャー
#居宅介護支援
#介護現場
#介護のリアル
#医療と福祉
#ケアマネの仕事
#現場の声
#働くということ
#仕事の悩み
#ケアマネのジレンマ
#note毎日更新
