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ケアマネは「調整役」なのだろうか― ケアマネのジレンマ③ ―

ケアマネの仕事について話すと、

よくこう言われることがあります。


「ケアマネは調整役ですよね」


確かに、その通りだと思います。

医療、介護、福祉、家族。

いろいろな立場の人が関わる中で、

関係をつないでいく役割があります。


ただ、現場にいると、

少しだけ違う感覚を持つこともあります。


多職種の間にいる仕事


利用者の生活には、

多くの職種が関わっています。


医師

看護師

介護士

リハビリ職

薬剤師

相談員


それぞれの職種には、

専門があります。


だからこそ、

意見が違うこともあります。


その間に立つことが、

ケアマネの仕事だと言われます。


調整するという言葉


「調整」という言葉は、

とても便利な言葉です。


会議の中でも、

よく使われます。


「ケアマネさん、調整お願いします」


その言葉を聞くたびに、

少しだけ考えることがあります。


調整とは、

何をすることなのでしょうか。


本当に調整なのだろうか


現場では、

意見がぶつかることがあります。


医療の判断

介護の現実

家族の希望


それぞれに理由があります。


その中で、

誰かの意見をそのまま通すことは

簡単ではありません。


だからこそ、

ケアマネが間に立つのだと思います。


ただ、それは

単なる「調整」なのでしょうか。


ケアマネの立ち位置


ケアマネは、

医療の専門職でもあり、

介護の専門職でもあります。


そして、

制度の中で

利用者の生活を考える役割でもあります。


その立場にいると、

調整という言葉だけでは

説明できない場面もあります。


誰のための調整か


ケアマネが考えることは、

一つしかありません。


利用者の生活が、

どうすれば続いていくか。


その視点で考えると、

時には調整ではなく、

立場をはっきりさせる必要もあります。


それでも、

その役割は

調整役と呼ばれることが多いのだと思います。


ケアマネのジレンマ


ケアマネは、

多職種の間にいます。


だからこそ、

どこに立つのかを

考える場面があります。


調整という言葉の中には、

そうした迷いも

含まれているのかもしれません。


ケアマネのジレンマシリーズ

① ケアマネは「お客を連れてくる人」なのだろうか

② ケアマネは「断れない仕事」なのだろうか

③ ケアマネは「調整役」なのだろうか(この記事)

④ ケアマネは「責任者」なのだろうか(次回)


医療と福祉の現場で感じたことを、

これからも少しずつ書いていこうと思います。

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