食後の眠気・甘いもの依存は 脾 のSOS?薬に頼らず整える健脾の食事と習慣【管理栄養士監修】
🌿 9月20日まで全文無料で読めます
【忙しい人のための今すぐ出来る対策3つ】
① 一口30回よく噛む
② 冷たいもの・脂っこいもの・甘すぎるものを控える
③ 温かい食事とお腹の保温で脾を温める。
食後の強い眠気・だるさ・甘いものへの依存は
中医学で消化吸収を担う脾(ひ)の疲れが原因のことが多いです。
管理栄養士が中医学の視点から
スーパーで買える食材だけでできる「健脾」の食事と習慣を解説します。
🌿 根本から変わりたい方へ
単品でご購入いただくよりも
この記事を含む全記事をセットにした
買い切りマガジンが内容も価格もおすすめです。
もしあなたが、こんな風に感じているなら。
食後、どうしようもない眠気とだるさに襲われる。
そんなに食べていないはずなのに、体がむくみやすい。
甘いものが、どうしてもやめられない。
口角炎や口内炎が、頻繁にできる。
思い悩みやすく、考えが堂々巡りしてしまう。
それは、あなたの意志が弱いからではありません。
あなたの体の中にある、
脾(ひ)が、
過労でダウン寸前のSOSサインかもしれません。
そんなあなたにまず試してほしい、
最も効果的で
お金もかからない回復法があります。
それは… 「一口30回、よく噛んで食べること」
「え、そんなこと?」 そう思うかもしれません。
でも、この記事を最後まで読めば、
その理由と、 明日からできる
「疲れ知らずの体を作る」食事法
がわかるはずです。
あなたの「食後のだるさ・甘いもの依存」
を変える最初の扉を開きましょう✈️
あなたの不調の正体がわかる
5分体質セルフチェック【後編】では
「脾(ひ)」のことを
【真面目なエネルギー製造工場の工場長】と紹介しました。
食後の眠気・甘いもの依存の正体は 脾 の疲れ
西洋医学の脾臓は免疫系の臓器ですが
中医学の 脾 は
消化吸収システム全体を指す
もっと広い役割を持っています。
【中医学における「脾」の3つの仕事】

エネルギー生産(運化)
食べ物を消化し、気(エネルギー)と
血(栄養)を作り出す「工場」の役割。
ここが弱ると、食欲不振やだるさ、下痢が起きます。血の管理(統血)
血液が漏れないようにガードレールを作る役割。
ここが弱ると、青あざや不正出血が起きやすくなります。筋肉への配給(肌肉・四肢を主る)
作った栄養を手足に届ける役割。
ここが弱ると、手足に力が入らず、痩せてしまいます。
なぜ「脾」は疲れてしまうの?
食べ過ぎや悩みすぎで
「脾」が疲れ果てると
工場がストップしてエネルギー不足(ガス欠)になり
材料(食べ物)が処理しきれずに
ヘドロ(湿)となって溜まり
全身が重だるく、むくんでしまうのです🫠
ちなみに「脾の疲れ」にもタイプがあります。
ガス欠寸前タイプ(脾気虚)
工場エンジン冷え冷えタイプ(脾陽虚)
ジメジメ水浸しタイプ(寒湿困脾)
ジメジメ・イライラ暴食タイプ(脾胃湿熱)
あなたがどのタイプかの見分け方と対策は
この記事の後半で詳しく解説します。
まず、覚えておいてほしい一番大切なこと。
それは「工場(胃腸)の負担を減らし、温めてあげる」こと。
これが、脾タイプさん養生の最大のポイントです。
ここから先は
明日からスーパーで買える食材だけで
あなたの疲れた胃腸を元気に
エネルギーを満タンにするための
具体的な食べ方リスト と ご自愛習慣
をお渡しします。
甘いものが止まらない時に、「お菓子の代わり」に食べてほしいもの
コンビニでも買える!「胃腸を元気にする」おやつリスト
逆に胃腸を痛めつける「NG習慣」とは?(早食い・冷え)
あなたの毎日を「パワフル」で「軽やか」に変える
健脾の処方箋を、ここから受け取ってくださいね🌿
よくある質問
Q. 食後に眠くなるのは病気ですか?
多くは食べ過ぎ・早食い・冷たいものによる脾 の疲れが原因ですが、
毎回耐えられないほどの眠気が続く場合は、
血糖値の問題(機能性低血糖など)が隠れていることもあります。
気になる場合は医療機関で相談を。
この記事では、食べ方でできるセルフケアを紹介します。
Q. 甘いものがやめられないのは意志が弱いからですか?
いいえ。中医学では、脾が弱ってエネルギー不足になると
体が手っ取り早いエネルギー源=甘みを求めると考えます。
意志ではなく「脾を元気にすること」が根本対策です。
記事の後半で「甘いもの依存を解決する3ステップ」を紹介しています。
Q. 脾を元気にする食べ物は何ですか?
基本はお米・イモ類・きのこ・豆類など、
自然な甘みのある温かい食材です。
逆に冷たいもの・脂っこいもの・甘すぎるものは脾を疲れさせます。
具体的な食材リストと食べ方は有料部分で解説しています。
Q. どのくらいで体が変わりますか?
体質改善は日々の積み重ね。
「一口30回」だけでも食後の眠気の変化を感じる方は多いですが
体質レベルの変化は数週間〜数ヶ月かけてじっくり進みます。
Q. 自分のタイプがわかりません
五臓チェックの記事、またはアプリで診断できます。
まずはそちらからどうぞ
⚠️ こんな方には向いていないかもしれません
「今週中に、甘いものをスパッとやめたい」という即効性を求めている方
気合いや根性で頑張るのが好きで、食べ方を変えたくない方
逆に
食後の眠気から、そろそろ卒業したい
体質から、少しずつ整えていきたい
そう思ってくださるあなたには、
この記事は一生モノのガイドブックになるはずです🌿
あなたの「脾」はどのタイプ? 4つの不調パターンと対策
「脾の疲れ」という根っこはひとつ。
でも、その疲れ方にも、いくつかのパターンがあります。
ここでは、特に女性に多く見られる
代表的な4つの「脾の不調」タイプをご紹介します。
あなたは、どのタイプに一番近いか、チェックしてみてくださいね。
① ガス欠寸前タイプ(脾気虚)

エネルギー(気)を作り出す
生産力が低下している最も基本的な「脾」の不調。
気虚・血虚・陰虚の根本原因は
ここに隠れていることが多いです。
📉 主なサイン
【食後】 どうしようもない眠気、胃がパンパンに張る
【お腹】 食欲がない、軟便・下痢(泥のような便)
【全身】 無気力、疲れが取れない、痩せていく、顔色が黄色い
※さらに悪化すると、
内臓下垂(胃下垂・子宮脱・脱肛などの臓器脱など)
出血傾向(青あざ・不正出血・経血の量が多い*)
に繋がることもあります。
*経血量のセルフチェック
「量が多い」と言われても、人と比べる機会はないし、
分かりにくいですよね💦
専門的には、1周期の経血量が140ml以上の状態を
「月経過多」と呼びますが、毎回量を測るわけにもいきません。
そこで、産婦人科の現場でもよく使われる、実践的な目安をご紹介します。
もし、あなたが
✅ 昼用ナプキンが1時間もたず、漏れそうになる
✅ 日中から、夜用ナプキンが手放せない
✅ 経血に、親指より大きなレバー状の塊が頻繁に混じる
のいずれかに当てはまるなら、それは「脾」が、血液をコントロールするのに苦労しているサインかもしれません。
(自分のいつもくる生理の状況と比較するのも有効です)
また、月経過多の背景には、子宮筋腫などの病気が隠れている可能性もあります。無理せず、一度婦人科で相談してみるのも、大切な自分へのいたわりです🎀
②工場エンジン冷え冷えタイプ(脾陽虚)

「脾気虚」がさらに進行した状態。
エネルギー不足に加え、体を温める機能も停止💦
お腹が芯から冷え切っています。
🥶 主なサイン
【冷え・痛み】 お腹が冷えてシクシク痛む(温めると楽になる)
【お腹】 水っぽい下痢、温かい飲食物を好む
【その他】 よだれが多い、顔色が青白い(+脾気虚の症状)
③ジメジメ水浸しタイプ(寒湿困脾)

「冷え」と「湿気」によって
脾(ひ)が水浸しになり、機能停止に陥っている状態。
梅雨の時期や、冷たいもの(アイス・刺身)を
食べ過ぎた後に起こりやすい
【水滞】とも深く関わるタイプです。
☔️ 主なサイン
【全身】 体が重だるい、むくみ、雨の日に不調になる
【お腹】 食欲がない、吐き気・胃もたれ
【女性】 おりものが水っぽく、量が多い
④ジメジメ・イライラ暴食タイプ(脾胃湿熱)

脂っこいもの・お酒・甘いものの摂りすぎや
夏の湿気によって、体の中に
「湿気」と「熱」がこもっている状態。
脾(ひ)がサウナのようになってしまい、ダウンしています。
🥵 主なサイン
【口・顔】 口の中がネバネバして苦い、ニキビ・吹き出物が出る
【お腹】 食欲はないのに口寂しい、吐き気
【排泄】 便がベタつく(スッキリ出ない)、尿の色が濃い
【全身・女性】 体が重だるい、おりものが黄色く臭いがある
💡食欲がない、体が重だるい、なのに冷たいものばかり欲しくなる…
日本の夏バテの典型的な症状たちは、まさにこの「脾胃湿熱」と同じ!!
さて、あなた 脾(ひ)のいまの状態が
少し見えてきたでしょうか?
これらは、くっきりと分かれるものではなく、
複合していることがほとんどです。
「じゃあ、私は一体どこから手をつければいいの?」
もし、そうやって迷ってしまった時は
難しく考えずに、一つの質問を自分に投げかけてください。
「今、私が一番解決したい、一番つらい困りごとは、なんだろう?」
大切なのは、完璧な正解を探すことじゃない。
あなたのカラダ・ココロの声に耳を澄ませ
「これだ」と思う対策を、あなたが決めること。
それが、あなただけの「養生の旅」の始まり。です!
もし、どの悩みも同じくらい大きく感じて、
本当にどこから手をつけていいか分からない…と
途方に暮れてしまったなら。
まずは、【タイプ1:脾気虚】のケアからスタートです!
食べたものをエネルギーにかえる力をもつ
「脾」をしっかり立て直すこと。
あなたの心と体を
根本から変える一番の近道になるかもしれません。
【食事改善】管理栄養士が教える「胃腸を元気にする(健脾)」食材リスト
脾 をケアする食事のポイントは、
「脾を元気にする&エネルギー(気)を作る食材をしっかり補給」
「工場を温め、元気に稼働させる」
「巡りを邪魔する余分なもの(湿)を取り除く」
この3つが基本となります。
まずは、どのタイプの脾の不調にも共通する
最も基本となるアプローチ
「健脾補気(けんぴほき)」
これは、
健脾(けんぴ): エネルギー工場「脾(ひ)」を元気にする
補気(ほき): エネルギーである「気」を補給すること。
という、2つの意味が合わさった言葉です。
ここをしっかりに意識しましょう📝

【基本】お米・イモ・きのこ:エネルギーの源をチャージ
穀類: 白米、もち米、玄米、あわ、とうもろこし、麹甘酒*
→ お米は、気を補う基本の食材です。イモ類: 山芋、さつまいも、じゃがいも、かぼちゃ
→ 自然な甘みは、脾が喜ぶ最高のエネルギー源です。きのこ類:しいたけ、しめじ、舞茸、エリンギなど
→迷ったら、まずは「しいたけ」を!
きのこの中でも補気(ほき)の力が強いのがしいたけ。
特に、干ししいたけは、
太陽のエネルギー(陽気)をたっぷりと浴びており
そのパワーはさらに凝縮されています。
栄養学的にも、干すことで骨の成長に
欠かせないビタミンDや旨み成分(グアニル酸)が
増加することがわかっています。
戻し汁ごと煮物やスープにすれば、
その栄養とパワーを余すことなくいただくことができますよ🤤

気虚さんの記事では
ダイエットで何かと減らされがちな
お米についても詳しく解説しています。
【豆類】良質なタンパク質で、土台を作る
大豆製品(豆腐、納豆、厚揚げ)、ひよこ豆、いんげん豆
→ 良質な植物性タンパク質で、気を作る材料になります。
迷ったら、まずはお豆腐。
消化への負担が少なく、脾が弱っている時ほど頼りになる存在です。
冷奴より、湯豆腐や卵とじなど温かい状態でとるのがおすすめ。
*脾が弱っている時、納豆はひきわりがおすすめです😊
【肉・魚】メインのおかずで、気血をダブルチャージ
鶏肉、白身魚(たら・鯛など)
→ パワフルに気と血を補ってくれます。
脾が弱っている場合は、
脂質の少ないもの(鶏むね・ささみ、白身魚)を。
唐揚げより蒸し鶏、
フライより煮魚やホイル焼きにすると
消化の負担がぐっと減ります。
【木の実・果実】脾が喜ぶ、ホッとする甘みと香り
なつめ、蓮の実、ぎんなん、くり、柑橘類
→ 少量でも気を補いながら、心までホッとゆるめてくれる食材たち。
なつめは薬膳の定番。
そのままおやつにしても、スープやお茶に入れてもOK。
コンビニなら甘栗が手軽な補気のおやつになります。
食事がとれないときの考え方と対処法
「食べなきゃ」と思うのに、食欲がない。
吐き気がする。
胃が受けつけない。
疲れすぎて、固形物を食べる気力もない。
そんなときに、無理をして
ちゃんとした食事を摂ろうとしなくても大丈夫。
大切なのは、
今の自分が受け入れられるものを
少しずつ入れてあげることです。
食べられない時の対処法について
少し触れておきますね😊

食べられない日の「お守り」に、麹甘酒
米と米麹からつくられる麹甘酒は、アルコール0%。
お米のでんぷんが麹の働きによって分解され
ブドウ糖などの形になっているため
固形のごはんが難しいときにも取り入れやすい食品です。
エネルギー源になるブドウ糖のほか
ビタミンB群やアミノ酸なども含まれています。
「今日は何も食べたくない……」
そんな日の、もうひとつのエネルギー補給
として覚えておくと便利です。
温かい麹甘酒を、少しずつゆっくり飲む。
それだけでもいい。
「ちゃんと食べられなかった」と自分を責めるより
今の自分にできる方法で補給する。
それも立派な養生です。
吐き気があるときは「飲めるもの」から
吐き気があるときは
食事そのものがつらいこともありますよね。
そんなときは無理に
ごはんやおかずを食べようとせず
まずは水分と少しのエネルギーをとれるものから。
オレンジジュースやグレープフルーツジュースなどの
酸味のある飲み物や
しょうがを使ったジンジャーエール、生姜湯などは
吐き気があるときでも口にしやすい人がいます。
薬膳的にしょうがは、吐き気の軽減に役立つ食材と言われています。
もちろん、酸味や炭酸がかえって
気持ち悪くなる人もいるので
「自分が飲みやすいか」を基準に選んでいきましょう🌿
冷たいものしか受けつけないときは、
そこまで温かいものに
こだわらなくても大丈夫です。
まずは、入るものを入れる。
つるんとしたものなら食べられる?
「飲み物だけではちょっと足りない。でも、普通の食事は無理。」
そんなときには
フルーツゼリー
わらび餅
プリン
など、つるんとして口に
入れやすいものも選んでみましょう。
もちろん、これらだけで
必要な栄養をすべて補えるわけではありません。
でも、何も食べられない状態から、
一口でも食べられるようになることに意味があります。
まずは食べられるものから。
食欲が戻ってきたら、
少しずつ栄養のあるものを
足していけばOKです。
少し食べられそうなら、やわらかいものを
もう少し食べられそうなら、
パンがゆやおかゆ+卵
ポタージュスープ、参鶏湯などもおすすめ。
やわらかく煮込んだものは、固いものより食べやすく
スープなら水分も一緒にとることができます。
パンがゆは、食パンを小さくちぎって
牛乳や豆乳でやわらかく煮るだけ。
卵やチーズを加えれば
栄養もプラスできます。
(私はココア、シナモンシュガーを入れたり
少しはちみつで甘みを足す甘いタイプが好きです)
「ごはんは無理だけど、パンなら食べられる」
「噛むのはしんどいけど、スープならいけそう」
そんなときに使えるがんばらないための選択肢です。
食べられない日は、「完璧な食事」を目指さない
体調が悪いときまで、
「栄養バランスを整えなきゃ」
「ちゃんと3食食べなきゃ」
「冷たいものは絶対ダメ」
と頑張りすぎなくて大丈夫。
もちろん、体調が戻ってきたら、温かい食事や消化のよいものを少しずつ。
でも、今は何も入らない。
そんなときは
自分の体が受け入れられるものを少し。
それも脾をいたわる養生のひとつです。🌿
💡青あざ・不正出血が気になる「脾不統血」さんへのプラスワン食材
もしあなたが「脾気虚」の症状に加えて
✅ ぶつけていないのに、よく青あざができる
✅ 鼻血や歯茎からの出血が多い
✅ 生理がダラダラ続く、または不正出血がある
といった出血傾向に悩んでいるなら、
基本の食材に加えて
血を補う補血(ほけつ)
血を留めるのを助ける止血(しけつ)
の働きを持つ食材を意識的にプラスしてみましょう。
・落花生の渋皮
とても強い止血作用を持つとされる食材。
薄皮を剥かずにそのまま食べるのがポイントです。
・よもぎ
体を温めながら止血する、女性の味方。
よもぎ蒸しパンやよもぎ茶でも手軽に取り入れられます。
・人参・トマト・白きくらげ
人参は血を補い(補血)
トマトと白きくらげは、出血で失われた
体のうるおい(陰)を補給してくれます。
・フルーツ類(イチジク、パイナップル、りんご、ぶどう、ライチ、さくらんぼ)
脾胃の働き(消化)を助ける食材たち。
特にライチやさくらんぼは血を補う力が強く
ぶどうは気・血の両方を補ってくれます。
⚠️これらの食材は、あくまで食事でのサポートです。
不正出血や長引く出血が気になる場合は、
まず婦人科などの医療機関を受診することを第一に考えてくださいね。
【プラスαの養生】あなたのタイプに合わせた、追加のアプローチ
基本の養生に加えて
あなたが最も気になる症状に合わせて
以下の食材も意識してみましょう。
🥶もし、冷えが強い ② 脾陽虚タイプなら…
内側から体を温める食材をプラス。
陽を補う食材(補陽):シナモン、ニラ、えび、くるみ
体を温める食材:山椒、胡椒、生姜、ねぎ、らっきょう、にんにく
🫠もし、体が重だるい③寒湿困脾 ④脾胃湿熱タイプなら…
水はけを良くし、湿気を追い出す食材をプラス。
余分な湿(老廃物、むくみ)を追い出すことが最優先ですが
冷えているか熱を持っているかで対策が分かれます。
☔️🥶③ ジメジメ冷えタイプ(寒湿)
脾陽虚タイプ向けの温める食材
(生姜、ネギ、シナモンなど)が、
冷たい湿気を乾かすのを助けてくれます。
よもぎやバジルもおすすめ。
☔️🤯④ ジメジメ・イライラ暴食タイプ(湿熱)
体にこもった熱と湿気を同時に追い出す
清熱・利水系の食材が助けになります。
ハトムギ、冬瓜、きゅうり、ゴーヤ、アスパラ
緑豆もやし、しじみ、あさり、緑茶など。
胃腸を疲れさせる「NG食材」3選(冷え・脂・意外な食材)
シリーズを全部読んでくださっている方には
もう耳に🐙がたくさんついてるレベルで
お伝えしていますが。。おさらいです💦
脾(ひ)が弱っている人は特に注意してほしいのです。
✅冷たいもの・生もの
例えば・・
氷たっぷり入った冷たい飲み物、アイス、生野菜サラダ、冷蔵庫で冷やしたフルーツ、お刺身
なぜ?
エネルギー工場である脾は
温かい環境(乾燥しているとなお👍)で元気に働けます。
冷たいものは、工場のエンジンを直接冷やし、
その働きを低下させてしまいます。
✅脂っこいもの・甘すぎるもの
例えば・・
揚げ物、チーズたっぷりのメニュー(クリームパスタなども)、背脂たっぷりの豚骨ラーメン、生クリーム、砂糖たっぷりのお菓子
なぜ?
これらは消化に時間がかかる上に
体の中に「湿(しつ)」という
脾の働きを邪魔するヘドロのようなものを生み出します。
✅良かれと思って食べている、要注意な食材
健康的だと思われている食材の中にも、
実は「脾」が弱っている時には、
少し注意が必要なものがあります。
お餅
非常に粘り気が強く、消化に時間がかかるのが特徴。
「脾」が疲れている時に食べ過ぎると、
かえって胃もたれや、お腹の張りの原因に
なってしまうことがあります。
胃腸がお疲れ気味の時は、量を控えるのが⭕️ヨーグルトなどの乳製品
栄養価は高いですが、中医学では、
摂りすぎると体の中にドロドロした「湿」を
生み出しやすいと考えられています。
特に、冷たいまま食べるのは、脾を冷やして
消化力を下げてしまうので注意が必要です。
食べる少し前に冷蔵庫から出して常温に戻すなどもいいですよ🎀納豆*
⚠️納豆の食べ方をチェック!
「待って!納豆は大豆だし、発酵食品だから、脾に良いんじゃないの?」
そうです、納豆は脾を元気にする食材です。
問題は食べ方にあります。
納豆をあまり噛まずに、ご飯と一緒に流し込むように食べていませんか?
どんなに体に良いものでも、よく噛まずに胃腸に送り込んでしまえば
それは脾にとって、ただの「重労働」。
もし、納豆を食べた後にお腹が張るなら、それは納豆が悪いのではなく
あなたの「食べ方」が、脾を疲れさせているかもしれません。
食べ過ぎ・飲み過ぎ、そして「早食い」
なぜ?
工場の処理能力を超える量を食べる=食べ過ぎです。
⚠️飲み過ぎ(お酒だけではなくジュースも)
そして、それと同じくらい「脾」に負担をかけているのが
「早食い(よく噛まないこと)」です。
本来、口の中で咀嚼(そしゃく)によって
細かくされるべきだった作業を
すべて胃腸(脾)に丸投げしている状態です💥
これは、ニンジンなどの根菜を包丁で切らずに
丸ごとミキサーにかけるようなもの。
これでは、ミキサーの刃は空回り、モーターは悲鳴を上げ
粉砕の効率は低下してしまいますよね・・
一口につき・30回・よく噛んでたべる。
まずはそこを目指して、
ゆっくり味わう習慣を取り戻すことが
脾をいたわるとっても大事な第一歩です。
「甘いものが止まらない!」を解決する3ステップ
【脾のチェックリスト】で
「甘いものが無性に食べたくなる」に
そうなんだよな・・とチェックを入れたあなたへ。
まず、大前提として。
脾を元気にするためには、
「一口30回、よく噛むこと」
は本当に大事です。
よく噛むと、お米の自然な甘み(=脾が喜ぶ甘み)を
しっかりと感じられるようになり
過剰な甘いものへの欲求が、自然と落ち着いていきます。
それでも「どうしても、甘いものが食べたい!」
という衝動が襲ってきた時のための
3つのステップをお伝えします📝

Step 1:まず、一杯の「白湯」を飲む
その「食べたい!」は、本当に食欲ですか?
私たちは、体の「喉の渇き」を、
脳が「お腹が空いた」と勘違いしてしまうことがよくあります。
甘いものに手を伸ばす前に、
まず、温かい白湯やお好きな茶を、ゆっくりと一杯、飲んでみてください。
それだけで、偽物の食欲が、すーっと消えていくかもしれません。
栄養補給もしたいなら
安神効果のあるホットミルク、ココアや甘酒もおすすめです😊
Step 2:それでも食べたければ、「ホクホク系」を選ぶ
白湯を飲んでも、まだ心が「甘いもの」を求めている。
それは、あなたの「脾」が「エネルギーが足りないよー!」と
叫んでいるサインです。
そんな時は「ホクホク系」を選びましょう。
おすすめ:焼き芋(干し芋)、蒸したかぼちゃやじゃがいも、甘栗など。
これらの「自然で、優しい甘さ」は
あなたの脾を元気にする味です。
血糖値を乱高下させたり、体を冷やしたりすることもありません。
Step 3:食べるなら、「心から」味わう
そして、最後のステップ。
もし、どうしてもケーキが食べたいなら。チョコレートが食べたいなら。
「ああ、また食べちゃった…」
そんな罪悪感と共に食べることをやめてください⚠️
そのネガティブな感情(思い悩み)こそが
あなたの脾を、最も傷つけています。
(過剰な思い悩む感情は、脾を傷つけます)
「これは、今日一日頑張った、私への最高のご褒美!」
そう心に決めて、最高に美味しいお茶を淹れて、
一口一口、その甘さを、心から味わい尽くす。
そのように、感謝と喜びと共に食べたものは
不思議とあなたの力を与えてくれます🎀
【習慣】クヨクヨ悩みを断ち切る! 脾を軽くする3つのルール
ここまで、【食事編】として
気をしっかり補充、消化能力を正常にする
脾を養うための
具体的な食べ方・避けたいものに
ついてお話ししてきました。
次にお話しするのは、
脾を疲れさせる原因を取り除くための
日々の習慣についてです。

中医学では、「思(し)」
つまり「思い悩む、考えすぎる」感情は、
「脾」と深く繋がっていると考えられています。
終わったことをいつまでもクヨクヨしたり、
まだ来ない未来を心配したり…。
その「思考のオーバーワーク」は
食べ過ぎと同じくらい
「脾」を直接的に疲れさせてしまいます。
これからお伝えする3つの簡単な習慣で、
頭の中のグルグル思考を少しだけお休みさせて
あなたの繊細な「脾(ひ)」さんを
軽くしてあげましょう。

①食後は、何があっても「5分間の思考停止タイム」
食後は「脾」が消化吸収のために
一生懸命働いている時間です。
このタイミングで
スマホを見ながら仕事のメールを返信したり
今日の失敗を思い出してクヨクヨしたりするのは
一生懸命働いている「脾」の邪魔をするようなもの。
食事を終えたら、5分だけ小休止。
お皿をすぐに片付けず、スマホも見ず、
テレビも消して、ただボーッと、窓の外でも眺めてみてください。
(心の時にお伝えした瞑想と併用しても👍)
この「何もしない、考えない時間」こそが、
脾の働きを助け、食後の眠気やだるさを防いでくれますよ。
②お腹が冷えたら、「いたわりカイロ」/冬場ははらまき愛用!
「脾は冷えを嫌う」という大原則。
食事だけでなく、物理的にお腹を温めてあげることも
脾を元気にする、シンプルかつ効果的な方法。
夏場のクーラーが効いた部屋や、体が冷える雨の日。
なんだかお腹が冷たいな、と感じたら、
おへその下あたりに
カイロや温かいタオルを当ててあげてください。
そのじんわりとした温かさが、
エネルギー工場の働きを助け、不安な気持ちも
優しく溶かしてくれますよ。
お腹をすっぽり包む下着・肌着&腹巻きは冬の定番です⛄️
(下着は年中です)
③悩み始めたら、「思考停止スイッチ」を押す
考えがぐるぐるまわり始め
「もうダメだ…」と落ち込みそうになったら
その思考を強制的にストップさせるための
あなただけの「スイッチ」を用意しておきましょう🔘
私の場合は、この4つが定番です。

✅ 歩く
難しいことは考えず、外に出て、5分だけ歩いてみる。
歩くという動きは、脳の血流を良くして
ネガティブな思考のループをバツン!と断ち切りましょう。
【なぜ、歩くとスッキリするのか?🚶♀️】
歩き始めると、脳内では
「セロトニン」という神経伝達物質の分泌が活性化します。
セロトニンは、オキシトシンと同じく
“幸せホルモン”とも呼ばれ、
私たちの精神を安定させ、不安感を和らげ、
幸福感を高めてくれる働きがあります。
【なぜ、歩くとスッキリするのか?🚶♀️】
歩き始めると、脳内では
「セロトニン」という神経伝達物質の分泌が活性化します。
セロトニンは、オキシトシンと同じく
“幸せホルモン”とも呼ばれ、
私たちの精神を安定させ、不安感を和らげ、
幸福感を高めてくれる働きがあります。
歩くことは、脳を「悩みモード」から「運動モード」へと
強制的に切り替えてくれるストレス解消法。
5分だけでも、効果は十分にあります🌿
もし、外に出るのが難しい時は
その場で足踏みをしたり、階段を一段だけ上り下りしたりするだけでも
同じような効果が期待できます。
(私が歯磨き中にするかかとあげも、これに入るなと今気づきました)
大切なのは、「同じ動きを、一定のリズムで繰り返す」こと。
その一定のリズムが、あなたの脳を
複雑な悩みから解放してくれるかもしれませんよ。
✅ とにかく書き出す
ノートとペンを用意して、頭の中にあるモヤモヤを、
ただひたすら書き出す。
誰に見せるわけでもないので、汚い言葉でも、支離滅裂でもOK。
書き切ったら丸めてポイっと捨てるのもスッキリしますが
一度ノートを閉じて、数日後に見返してみるのもおすすめです。
「え、私、こんなことで悩んでたん?」と、
過去の自分を、客観的に、そしてネタ的に
思い返すきっかけになります💡
✅ やったことのない、細かい作業に没頭する
最近、私が始めたのが「編み物」です。
下手すぎて、少しでも考え事をすると、
すぐに編み目を飛ばしてしまう。
だから、強制的に、かぎ針と糸だけに
集中せざるを得ない(笑)
(上手な人は考えながら編めるのかも)
あえて不慣れなことに挑戦することで、
悩む暇を脳に与えない。
これも、立派な思考停止スイッチです。
料理したり、掃除したりもおすすめです🧡
✅ 「他人と自分を比べない(気にしない)」と心に決めること。
友達や同僚の話を聞いたり
SNSを開けば
キラキラした誰かの日常が目に飛び込んでくる。
でも、その人と自分を比べて
落ち込む必要なんてどこにもない。
あなたが比べるべき相手は、過去の自分だけ。
「昨日より、ほんの少しだけ、自分に優しくなれたかな?」
その小さな問いかけこそが
あなたの脾とあなた自身を
本当に元気にしてくれますよ🍀
おわりに:すべての基本は、あなたの「お腹」にある
ここまで
【真面目なエネルギー製造工場の工場長】
脾(ひ)を元気にするための
具体的な食事法や暮らし方のヒントについて
お話ししてきました。
「気虚さん」「血虚さん」「気滞さん」
「瘀血さん」「水滞さん」「陰虚さん」
これまでのシリーズで語ってきた
多くの不調の根っこには
この脾(ひ)の疲れが潜んでいることが、
本当に、本当に多いのです。
つまり、「脾」を元気にすることは
・疲れやすい体質を改善する
・うるおい不足のカサカサ肌を取り戻す
・ジメジメとした体の重だるさを解消する
すべてのケアの土台となる、
最も重要で、最も基本的な第一歩。
「いつも、美味しいご飯をエネルギーに変えてくれて、ありがとう」
そんな風に、自分のお腹に
そっと手を当てて、感謝を伝えてみる。
まずは、そんな小さないたわりから
始めてみませんか?
この記事が
あなたを脾の不調から解放する
きっかけになることを願っています🎀
完璧じゃなくていい。
できない日があったって、いい。
まずは
一口30回、よく噛んで食べることから!
自分にやさしく、胃腸にやさしく✨
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温かいお守りになりますように。
参考文献
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理想のあなたをつくる養生の旅
これまでの有料記事(約7,000円分)が読み放題! 「なんとなく不調」の正体を知り、 自分に合ったケアを見つけるための読むお守りです。
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