Ayaka Cinema #21|誰にも見せない、あやか。
※これは「もしも、あやかに誰にも見せない夜があったら?」を描いたフィクションです。
昼間の私は、
膝より短いスカートを、ほとんど穿かない。
露出するより、隠した方が美しい。
大人の女性には、
大人の女性なりのエレガンスがある。
ずっと、そう思ってきた。
たぶんこれからも、
それは変わらない。
でも——。
ふと思ってしまった。
夜のあやかまで、
同じだと思った?
うふふ。🩷
もし、誰にも見せない私がいたら。
夜。
少しだけ濃いメイクをして、
いつもより少し短いスカートを穿く。
黒いパンスト。
黒いヒール。
鏡の前に立ってみる。
「……誰よ、この女。」
なんて思いながら、
ちょっと嬉しい。
そしてコートを羽織って、
夜の街へ出る。
行き先は——
秘密。
本当は、強い女じゃないのかもしれない。
#20で、
「凛としていたい。でも、本当は甘えたい。」
と書いた。
あれを書いてから、
もう少し自分のことを考えてみた。
私はたぶん、
普段は自分で決めたい人。
自分の人生も、
自分の仕事も、
自分の服も。
誰かに決められるのは、
あまり好きじゃない。
……はずなのに。
妄想の中では、
信頼できる誰かの前でだけ、
主導権を預けてみたい。
そんな私もいるらしい。
これを書いているだけで、
ちょっと恥ずかしい。
うふふ。
「あやかって、意外と甘えん坊なんだね」
そんなことを言われたら、
たぶん私は、
「違うわよ」
って言う。
でも、
顔には全部出てしまうと思う。
そして、
「本当は、こういうの好きなんでしょう?」
なんて見透かされたら——。
……
ここから先は、
Ayaka Cinemaでも秘密にしておきます。🩷
妄想だから、会える私。
もちろん、
これは私が実際に体験した話ではない。
全部、あやかの妄想です。
でも最近、
Ayaka Cinemaって、
それでいいんじゃないかと思っている。
CAになった私。
パリを歩く私。
ホテルで一人過ごす私。
そして、
誰にも見せない夜を持っている私。
現実では選ばなかった人生を、
映画の中でなら、
少しだけ生きることができる。
すると不思議なことに、
「そんな自分もいるのかもしれない」
と思えてくる。
🎬 Ayaka Cinema #21
昼のあやかも、私。
エレガントなあやかも、私。
パンストが好きすぎて、
「もう女装中毒者よ🩷」
なんて笑っているのも私。
そして——
誰にも見せない、
少し大胆なあやかも。
もしかしたら、
私なのかもしれない。
だから今夜は、
いつもより少しだけ大胆な私に、
会いに行ってみようかしら。
行き先?
それは、
秘密。
……うふふ。🩷
