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【検証】VR睡眠は本当に体に悪いのか?【VRChat】

ちゃろー☆
あやせです。
個人的な話ですが、VR睡眠をした日数が300日を超えました。

今はV睡の頻度は少しずつ減らしていますが、この一年間V睡は私にとって当たり前の日常でした。
しかしこんな生活を続けていると、フレンドや友人から決まってこう言われます。

「V睡って体に悪いのでは?」

確かに、そうかもしれません。ですが、実際のところどうなのでしょうか?単なる体感やイメージではなく、客観的なデータで検証してみたくなりました。
そこで、私が普段から身につけているスマートウォッチの睡眠記録を使い、「VR睡眠をしていた月」と「していなかった月」で、体にどんな違いが現れたのかを比較・分析してみることにしました。

【注意事項】
私は睡眠に関する専門的な知識を持っているわけではありません。また、これはあくまで個人の生活データに基づく分析であり、全てのケースに当てはまる科学的な実験結果でないことをご理解ください。

それでも、データが示したのは、巷で言われている「VR睡眠=悪」という単純な話ではない、少し意外な事実でした。それでは、私の睡眠に起きた変化をご覧ください。



▶比較する実験データ

それでは、今回の分析の元となる睡眠データについてご紹介します。
比較するのは、私の生活における以下の2つの期間です。

  • 【VR睡眠月】:ほぼ毎日、VRヘッドセットを装着したまま就寝した1ヶ月

  • 【通常睡眠月】:VR睡眠を一切せず、普通にベッドで就寝した1ヶ月

日々の睡眠は、その日の体調や食事、ストレスなど様々な要因で細かく変動します。
そこで今回は、そうした一時的なブレの影響を少なくし、より「生活習慣」としての影響を浮き彫りにするため、それぞれの月の睡眠データを平均した数値で比較することにしました。

計測方法については、市販スマートウォッチであるHUAWEI Watch GT5 41mmを使用して測定しています。
HUAWEIの睡眠測定であるHUAWEI TruSleepはスマートウォッチの中でも特に高い評価を受けているため、かなり高い精度が期待できます。


それでは実際のデータを御覧ください。


(※データは筆者が使用するスマートウォッチアプリの月間レポートより抜粋)

いかがでしょうか。
睡眠時間や寝る時間が大きく異なっているのは予想通りかもしれませんが、注目すべきはそこだけではありません。睡眠の深さの割合(浅い・深い・レム)が全く同じ、という少し奇妙な結果が出ています。

一体このデータは何を意味しているのか。ここからは、この数字の裏側を紐解いていきたいと思います。


▶睡眠データ分析:V睡は本当に悪いのか?

さて、ここからは先ほど提示したデータを基に、私の体に何が起きていたのかを具体的に分析していきます。
変化が大きかった「時間」に関する項目、そして変化がなかった「質」に関する項目に分けて見ていきましょう。

1.最大の違いは睡眠の「量」

まず、最も顕著な差が現れたのが睡眠の「時間」に関するデータです。

  • 平均夜間睡眠: 5時間37分(VR月) vs 6時間22分(通常月) → 45分の減少

  • 平均入眠時間: 02:02(VR月) vs 01:14(通常月) → 48分の遅延

VR睡眠をしていた月は、していなかった月と比べて夜間の睡眠時間が45分も短くなっていました。推奨される睡眠時間(6時間以上)を大きく下回っています。

その原因は明らかで、寝床に入る時間(平均入眠時間)が約50分も遅くなっているためです。
起きる時間はほとんど変わらないのに、寝る時間だけが後ろ倒しになる。これは典型的な「睡眠負債」の蓄積パターンです。

では、なぜこれほど就寝が遅くなるのでしょうか。これは多くのVRChatterが同意してくださると思いますが、

  1. コンテンツの没入感: フレンドとの会話やワールド探索が楽しく、時間を忘れてしまう。

  2. ブルーライトの影響: 目と至近距離にあるディスプレイの光が、脳を覚醒させ「まだ昼だ」と錯覚させてしまう。

  3. 時間感覚の歪み: 現実世界から隔離されるため、時計を見て「もうこんな時間か!」と驚くことが多い。

  4.  会話を止められない:ついつい遅い時間まで話し込んでしまい、結果的に寝る時間が遅くなる。

これらの要因が複合的に絡み合い、結果として貴重な睡眠時間を日々削り取っていたのだと考えられます。

2.睡眠の「質」はほぼ変わらない

睡眠時間がこれだけ短くなれば、当然「眠りの質」も悪化していると思いきれませんか?
しかし、データは全く逆の、非常に興味深い事実を示していました。

  • 睡眠段階の割合(深い/浅い/レム): 両月でほぼ完全に一致

  • 深い睡眠の持続性: 72点(VR月) vs 73点(通常月) → ほぼ変化なし

驚くべきことに、睡眠の質を左右する深い睡眠やレム睡眠の割合は、2つの月で全く同じでした。

これは、私たちの体に備わっている「睡眠の恒常性(ホメオスタシス)」のおかげかもしれません。
これは、体が常に一定の状態を保とうとする働きのことです。つまり、睡眠時間が短くなるという負荷に対して、体は眠りの密度を高め、生命維持に不可欠な深い睡眠などを優先的に確保しようと抵抗した結果、割合としては維持された、という可能性があります(素人仮説です)。

このことから、VRが睡眠に与える最大の影響は「睡眠のサイクルを直接破壊すること」ではなく、「睡眠に至るまでの規律を乱すこと」にあると言えそうです。

3.その他の興味深い発見

時間と質以外にも、見過ごせない変化がいくつかありました。

平均仮眠時間の増加

  • 平均仮眠時間:1時間13分(VR月) vs 51分(通常月) → 約43%の増加

夜に足りない睡眠を、体は日中に補おうとします。仮眠時間が長くなっているのは、夜間睡眠の不足からくる日中の強い眠気のサインと見て間違いないでしょう。日中のパフォーマンスにも影響が出ていた可能性があります。

血中酸素濃度の低下

  • 血中酸素:最低値 83%(VR月) vs 最低値 93%(通常月)

少し気になるのがこの数値です。
VR睡眠月の最低値が低いのは、もしかしたらヘッドセットを装着したままの不自然な寝姿勢や、機器による圧迫が、無意識のうちに呼吸に影響を与えていた可能性を示唆しています。
断定はできませんが、注意すべき兆候です。

睡眠の規則性の向上(?)

  • 睡眠の規則性:76点(VR月) vs 71点(通常月)

皮肉なことに、「睡眠の規則性」はVR睡眠月の方が高いスコアでした。
これは、「毎日決まって夜更かしをする」という不健康なリズムが定着した結果だと思われます。
スコアの数字だけを見て安心するのは危険だという好例ですね。

次のセクションでは、これらの分析結果から導き出される「結論」と、VRと上手に付き合っていくための「対策」を考えていきましょう。


▶結論:V睡は体に悪いのか?

さて、全てのデータを分析してきましたが、最初の問いに戻りましょう。 「VR睡眠は、本当に体に悪いのか?」

私の睡眠データが示した結論は、「使い方を誤れば、間違いなく悪い。しかし、その原因は多くの人が想像するものとは少し違う」というものです。

悪化するのは質ではなく量

今回の分析で、VR睡眠が睡眠の「質」(深い睡眠の割合など)を直接的に悪化させるわけではない、という意外な可能性が見えてきました。
私たちの体は、短くなった睡眠時間の中でも必死に質を保とうと抵抗してくれていたのです。

問題の本質は単純です。
VRCは私たちの時間感覚を麻痺させ、就寝時間を遅らせ、絶対的な睡眠時間を削り取ってしまう。
この「生活習慣の乱れ」と、それによって引き起こされる慢性的な「睡眠不足」こそが、VR睡眠が体に悪影響を及ぼす最大の原因だったのです。

つまり、戦うべき相手はVRそのものではなく、「もうちょっとだけ…」と時間を忘れてしまう私たち自身の心なのかもしれません。


▶対策:健康なV睡をするために

では、VR睡眠を続けながらも健康を損なわないようにするために、私たちは何をするべきなのでしょうか。
今回の分析を通して様々な可能性が見えてきたので、今日から実践できる対策を考えてみました。

1.寝る時間を事前に決めておく

「もう寝るね」と言えるVRChatterが一番偉いです!!!!!!!!

とはいえ、フレンドとの雑談の楽しさに意志の力だけで打ち勝つのは至難の業です。
なので、事前に寝る時間を決めておき、その時間になったら「もう寝るからまた明日ね~」と言って寝るようにしましょう。

もう一度いいます。

「もう寝るね」と言えるVRChatterが一番偉いです!!!!!!!!

2.就寝前の「クールダウンタイム」を設ける

ベッドに入る最低でも1時間前にはVRの電源をオフにし、脳をリラックスさせる「クールダウンタイム」を設けましょう。

これは、VRが発するブルーライトの影響を軽減するための対策です。

VRヘッドセットから放たれる強い光は、脳を興奮・覚醒させてしまいます。クールダウンタイムに読書をしたり、静かな音楽を聴いたり、軽いストレッチをしたりすることで、脳を「活動モード」から「睡眠モード」へとスムーズに切り替えることができます。

(まぁそんなことができたら苦労してないので、あくまで提案です)

3.「寝落ち」に注意する

もしVR中に強い眠気を感じたら、「面倒くさい」と思っても、一度VRヘッドセットやトラッカーを全て身体から外すことを徹底しましょう。

分析データで少し気になった「血中酸素飽和度の低下」は、機器を装着したままの不自然な寝姿勢が原因かもしれません。また、寝返りが妨げられることで、体に負担がかかる可能性もあります。
安全で快適な睡眠のためには、身体を物理的に解放してあげることが大切です。


▶まとめ:ちゃんと寝よう

分析結果をまとめてみると

  • 睡眠の質は変わらない

  • だが、VRCの楽しさ故に夜ふかしをしてしまう

  • 結果として睡眠の量が絶対的に不足する

ということがわかりました。
意外にもシンプルな結果でしたね(笑)。

逆に言えば、V睡によって睡眠の質が下がるのはそこまで顕著ではないということもわかりました。

つまり「夜更かししないVRChatterが一番偉い」ということですね!

VRCがもたらす楽しいコミュニケーションは、私たちの人生を間違いなく豊かにしてくれます。しかし、その強烈な没入感は、時として健康の土台である睡眠時間を静かに蝕んでいく諸刃の剣にもなり得ます。

重要なのは、VRを敵視することではなく、その特性を理解した上で、私たちが賢く付き合っていくことなのだと思います。


最後まで読んでくれてありがとう!

以上、あやせがお送りしました。

容量用法を守って、楽しいVR睡眠を!

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