見出し画像

「少なくても、できる」を考える社会へ

──人口減少時代に向き合う、子育て支援の現場から


20年後、30年後のことは正直わからない。
でも、「今すでに人口が減っている」ということは、はっきりしている。


子どもも、働く人も、地域の担い手も少なくなるこれからの社会で、
これまでと同じやり方では、きっと立ち行かなくなる場面が増える。

じゃあどうするか。
私が今考えているのは、「少ない人数でもできること」にちゃんと目を向けること。


「効率的に」っていうと、
なんだか冷たくて人間味のない感じがするかもしれない。
でも私は、”希望を残すための工夫”だと思っている。


たとえば、少人数でまわす支援の形を考える。
地域の中で、複数の役割を柔軟に持ち合う仕組みをつくる。
「このやり方いいかも」と思ったら、迷わず試してみる。

たぶん今は、
思いついたことを「やってみなきゃいけない段階」に来ている。


人口が減ることを嘆いている時間は、もうないかもしれない。
でも、悲観だけしていたら、未来はもっと閉じてしまう。

「少ない中で、どうしたらできるか」を考えられる人たちが、
 少しずつつながって、知恵と経験を共有していくこと。

それが、これからの希望になる。


昔は「人手が足りなければ、雇えばいい」「予算があれば回せばいい」っていう考え方が通じた。
でもこれからは、そうはいかない。

むしろ、人が減っても、安心して子どもを産み育てられる社会にするには?
そこに知恵を絞るフェーズに入っていると思う。


私たちの団体では、現場の中で「この仕組み、もしかしていけるかも」と思ったら、
小さく検証して、実感を持って、“こうやったらできる”という希望として、行政にも提案していく。

すぐには通らないことも多いけれど、
悪意なく、受け取れる形で出していくことが、遠回りのようで近道なんじゃないか。
そう信じてやってきた。


私たちがやっている子育て支援は、
目の前の家族を支えることでもあり、
未来の社会を守ることでもある。

人口が減っても、社会は止まらない。
だから、「できることを探して、少しでもやってみる」。
その一歩が、未来に向けた静かな革命だと思う。


いいなと思ったら応援しよう!